「安寧」と簡単に書いてはいますが、これは「漢様の御諡<ミナ>」です。正式には
“師木津日子玉手見命<シビツヒコ タマデミノミコト>”
ですが、この天皇の御陵は「古事記」によりますと、
“畝火山之美富登”
にあり。と書かれております。
この「美富登<ミホト>」について、今日もまた少々の脱線ですが、書いてみます。
ここにも見られますが、古事記に登場するこの「富登」ですが、これは何を意味されているかと思われますか?????
この字が、最初に、古事記に登場するのは、先に上げた「ジンム」の妃選びの段です。重複しますが、もう一度、その「富登<ホト>」を覗いてみます。
“然更求為大后之美人時”
<シカレドモ サラニ オホキザキ トセム オトメヲ マギタマフトキ>
と、例のジンムの后選びの役目をしたのが天孫降臨の時に付き添ってきた「大久米命」です。その后選びでは、当時の社会で、誰でもそこら辺りにいる美人であれば国人であっても誰でもよかったと云う訳にはいきません。一番大切なことは「家柄」、あの高天原の血筋を引く女性でなくては駄目だったのです。そのような女性がこの葦原の水穂の国にいないかと彼「大久米命」は捜していました。そのお眼鏡にかなった女性が
“多多良伊須気余理比売<タタイスキラヨリヒメ>”
です。この人はいかなる女性か。亦明日にでも・・・・・
“師木津日子玉手見命<シビツヒコ タマデミノミコト>”
ですが、この天皇の御陵は「古事記」によりますと、
“畝火山之美富登”
にあり。と書かれております。
この「美富登<ミホト>」について、今日もまた少々の脱線ですが、書いてみます。
ここにも見られますが、古事記に登場するこの「富登」ですが、これは何を意味されているかと思われますか?????
この字が、最初に、古事記に登場するのは、先に上げた「ジンム」の妃選びの段です。重複しますが、もう一度、その「富登<ホト>」を覗いてみます。
“然更求為大后之美人時”
<シカレドモ サラニ オホキザキ トセム オトメヲ マギタマフトキ>
と、例のジンムの后選びの役目をしたのが天孫降臨の時に付き添ってきた「大久米命」です。その后選びでは、当時の社会で、誰でもそこら辺りにいる美人であれば国人であっても誰でもよかったと云う訳にはいきません。一番大切なことは「家柄」、あの高天原の血筋を引く女性でなくては駄目だったのです。そのような女性がこの葦原の水穂の国にいないかと彼「大久米命」は捜していました。そのお眼鏡にかなった女性が
“多多良伊須気余理比売<タタイスキラヨリヒメ>”
です。この人はいかなる女性か。亦明日にでも・・・・・