“八百萬神共議而<ヤオヨロズノカミ トモニハカッテ>”
高天原全員の神様で、あの乱暴者の「速須佐之男命」の数々の悪行を“波良比<ハラヒ>、即ち、お祓いをしてその罪を払わせるか話し合ったのです。
あのイザナギが阿波岐原で行った“禊袚<ミソギハライ>”の「お祓い」と同じように、この八百萬の神々が行った共議も「お祓い」なのですが、この場合は「解除」という字を使って、<ハラヒ>とよましております。スサノヲが犯した罪も穢れですから、それを
”負千位置戸<チクラ オキドヲ オホセテ>”
です。
この「千位<チクラ>」ですが、「位」を、書紀では「座」と書いております。スサノヲが犯した数々の悪行ですが、それらを総てお祓いによって清めなければなりまっせんが、そのスサノヲの穢れた罪をお祓いをする物が、此の度は、極めて多っかったので、それを「千」という言葉で書き示したのです。そして、それを置く処が「置戸」なのです。それを作るようにスワノヲに命令します。自分が犯した罪を祓いによって清めてもらうのですから「置戸」はよほど立派なものだったのではないでしょうかね。どのような形で、何によって作られたのかは分かりませんが???
なお、此の千もの置戸に置いた物にはどんなものがあったのかは詳し記述はありませんが、身に着けているものを始め、手に持っていた物など、総て、清められたのだと思います。それでも、まだ、その外にも、スサノヲの髪の毛も切りとり、手足の指の爪までも抜かして、この置戸に供えて「お祓い」をします。この仕組みが「神代社会」の裁判制度だったのです。その長官が
”天児屋明<アマノコヤネノミコト>”
です。すると、総理大臣は、当然、
”思金神<オモイカネノカミ>”
ですよね。
それはそうとして、この神様、何処となく、今の安倍総理に似ている所はなかったのでしょうかね???総て自分の思いどうりに行くように考え、それとはなしに、他の人をして忖度させて実行に移させている点が類似しているのではないでしょうかね???
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