「私達って砂時計みたいね。ひっくり返すとまた同じ時間の繰り返し、いつものように逢って、体を重ねて、愛が砂の中に埋れていくわ。」シティホテルの7階で、女は、タバコを吸いながら、全裸で外を見ながら呟く様に言った。
「それってどういう意味だい?」
「この関係に終わりはあるのかしら。私は旦那とは愛がなく結婚したの。別れることはすぐにでも出来るわ。あなたはどうなの?」
「そんな事言ったって、この前も話し合っただろう。この関係がお互いが素直でいられて、束縛もなくていい感じだって。」
「それは分かっているけど、体だけを求めるのって可笑しいと思わない。人間の欲求ってもっと別の所にあると思うの。」
「それは、幸せな家庭を築くって事かい?」
「それとはまた別の問題で、私には夫がいて、あなたには美しい妻がいて、私のような愛人さえもいる。そんな事が時々虚しくなるというか。どうしようもなく切なくて悲しくなってしまう時があるの。」
「分からないでもないけど、それじゃ僕とずっといるかい?」
「もし、あなたと一緒になるとするじゃない。また別の男が現れて私の心をボロ雑巾のようにしていく様な気がして怖いのよ。だから、結局このままの方がいいような気がするの。」女が吸っていたタバコの吸殻が落ちた。男が後ろから女を抱き寄せる。戻れない愛の砂時計を彷徨いながら、ガラス越しに見える車のテールランプが輝いて見えた。
☆人気blogランキングへ☆
「それってどういう意味だい?」
「この関係に終わりはあるのかしら。私は旦那とは愛がなく結婚したの。別れることはすぐにでも出来るわ。あなたはどうなの?」
「そんな事言ったって、この前も話し合っただろう。この関係がお互いが素直でいられて、束縛もなくていい感じだって。」
「それは分かっているけど、体だけを求めるのって可笑しいと思わない。人間の欲求ってもっと別の所にあると思うの。」
「それは、幸せな家庭を築くって事かい?」
「それとはまた別の問題で、私には夫がいて、あなたには美しい妻がいて、私のような愛人さえもいる。そんな事が時々虚しくなるというか。どうしようもなく切なくて悲しくなってしまう時があるの。」
「分からないでもないけど、それじゃ僕とずっといるかい?」
「もし、あなたと一緒になるとするじゃない。また別の男が現れて私の心をボロ雑巾のようにしていく様な気がして怖いのよ。だから、結局このままの方がいいような気がするの。」女が吸っていたタバコの吸殻が落ちた。男が後ろから女を抱き寄せる。戻れない愛の砂時計を彷徨いながら、ガラス越しに見える車のテールランプが輝いて見えた。
kiboooさんの言葉、スキです♪♪
次の更新を心待ちにしてますっ
最近なかなかパソコンがないのと物語がマンネリ化にならないようにと悪戦苦闘しています。
また書きますのでよろしくです。m(__)m
情景が目に浮かんで、なにかいいですね。
あた、遊びにきます。
人生が物語だと思って書いていますが、読む人もそんな風に感じてもらえたらブログも喜ぶでしょう。
ririさんもブログされてるみたいで、早速見に行きました。
不倫って難しいですよね。
大好きで、結婚したはずなのに違う人を好きになってしまう。
まるで、壊れたブレーキの様に心が先に行ってしまう。
どうする事も出来ないのでしょうね。それに子供がいたら尚更悩むでしょう。
私は、子供がいたら、不倫はしないほうがいいと思っています。
子供の事を思ってですね。
高校の先生をしていた時があって、大体ぐれてる子供は、親を見ると分かるような感じです。
やはり再婚とか、不倫とかしている親が多かったみたいですね。
子供は、親が思っている以上にすぐにわかるんですよね。
何かが違うって。
だけど、本人達からすれば、そんな子供とかどうでもよくて、好きな人の事ばかり想うから、やはり難しいですね。
きっと誰にもどうなることかわからないと思います。
自分の心に向き合って、自分の人生が死ぬときによかったと思えて、誰かが不幸にならないように、人に物語を語れるような人生だったらいいのではないかと最近よく思うようになりました。
長々とすみません。話す人がいなくて、久しぶりにコメント来て、うれしかったので返事しました(笑)
また読みに来てくださいね。
コメントじゃんじゃんまっていまーす。