純は、朝は高校の非常勤講師をしている。大学の頃に国語の教員免許を取っていたからだ。近くにある高校に一日2、3時間の授業を受け持っている。子供が好きだという事と、教師に憧れを抱いていた事が関係があるのかもしれない。
夜になると実家がBARを開いている事もあり店を手伝っていた。
夜の7時から開くBARは、長いカウンターがあり、店内では静かなジャズが流れていた。親父がジャズが好きなので、流しているようだ。
自分の人生は教師がいいのか。BARのマスターがいいのか。悩んでいる時によりこが、学校のバッグを持って店のドアを開けた。
今日は、入学式で早くに帰ったはずなのに制服姿という事は、今まで遊んでいたのだろう。
「先生。来ちゃった。」ベロを出して惚けていた。鉄平というバンドをしている大学生と付き合っていて、学校で準が相談に乗ってやった時からチョクチョク親の目を盗んで準の店に来るようになった。
ミニスカートでブレザーの赤いリボンが目に付いた。制服姿のよりこは、夜の街には似合わなかった。
「来ちゃったはないだろう。その姿はまずいよ。仮にも俺先生だからな。」
「だって、先生に会いたかったんだもん。」
「酒飲ませる訳にはいかないし困ったな。しょうがない。部屋で上がってまってろよ。親父と交代してくる。」
「分かった。」いかにも学校帰りの姿で、階段を上がって行った。一階がBARで奥が父親と母親の寝床で、二階が純の部屋だった。
よりこの家は金持ちだ。父親が建築関係の社長だと言っていた。ただ酔っ払うと手のつけようがないほど暴力をふるうと言っていた。
金持ちと子供の教育は、うまくいかないのだろうか。
眠たそうな親父と交代をして、二階の自分の部屋へと上がった。
部屋に入ると真っ暗で、電気が点いていなかった。電気のスイッチを探すが中々見つからない。
「よりこ。いたずらはやめろよ。」その時手に何かがあたった。それが人の肌だと分かるのに時間はかからなかった。
よりこが、後ろから抱きついた。
「先生の事大好きなんだ。眠る時先生の事考えるんだよ。何してるのかなとか。今日抱かれに来たんだ。」暗かったが感覚でよりこが裸だと気がついた。柔らかい胸が純の背中にあたった。
「馬鹿だな。鉄平と付き合ってるんじゃないのか。」
「鉄平なんていいよ。私の事分かってくれるの先生だけだもん。」
「よりこ。俺も好きだけど、こういう事はよくないんだ。仮にも先生だし、俺今好きな人がいるんだ。前話さなかったかな。」
「そんな事はどうでもいいんだ。私先生だけだもん。」よりこは、後ろから前に来て、純が着ている服を脱がそうとした。
「やめろよ。」二人は倒れてよりこが馬乗りになった。純は立ち上がり、よりこの体を抱えてベッドに寝かせた。
「私じゃ駄目なの?」
ベッドでよりこが立った。急いでいたのかルーズソックスだけ履いて、後は身にまとってなく全裸だった。
隣の家のライトアップしている桜の木が見えた。五分咲きだろうか。窓から差し込む光で、桜色の乳房と黒い陰毛がうっすらと見えた。まるで妖精だった。
細身のよりこは、ルーズソックスを綺麗に履きこなしていて、裸にルーズソックスというエロチシズムを感じていた。
その辺のサラリーマンが喜びそうな格好だろうと不適切な考えが浮かんでいた。
「服を着ろよ。まだ寒いだろう。そんな事しなくても、いつでも相談に乗ってやるからさ。」
「だけど、男の人って女の人とやりたいんでしょ。」妖艶な目で準にまた近づいて来た。
「それとこれとは別だ。」純は理性を保ち、散らばっているブラジャーをよりこに着せた。
「なぁんだ。つまんないの。」と言ってよりこはブラジャーを着け、パンツを履き、それから制服を着た。
純は何がなんだか分からないまま、気持ちを落ち着かせる為にシャワーを浴びに行った。下半身が目を覚ましていたが、冷たい水で覚ました。
純がシャワーを浴びて部屋に戻ると、よりこは窓の所でタバコを吸っていた。
「タバコも吸うのか。」と言って取り上げた。
「だって、先生は大人の女性が好きなんでしょ。私も大人になる。」純は、精一杯大人になろうとするよりこがいたたまれなくて抱きしめた。
「二十歳になったらいくらでも部屋にいていい。それまでは親の所にいて心配をかけるなよ。」
「先生。私の事ずっと待っててくれる?」顔と顔を寄せ合っていた。
「あぁ、いくらでも待ってるさ。それまでは、おとなしくしてろよな。」
「わかった。絶対約束だよ。」よりこは涙を流しながら頷いた。鉄平とうまくいっていないのだろう。ウサギみたいに寂しがり屋だから、誰かが傍にいてやらないと駄目なのだ。
そのうちチャラ男がよって来て、よりこを抱く姿を想像しただけでも虫唾が走った。チャラ男よりは純の方がいいだろうと思って、よりこの涙を壊さないように手でふき取った。
よりこはうれしそうな顔をすると、純の唇に軽いキスをした。
「これだけで今日は簡便しとく。」唇を離すと、モナリザのような微笑をして、バッグを持って、階段を下りて行った。
下の階では、親父の冗談でお客さんが笑っているのが聞こえて来た。
隣の桜は何も言わず美しく咲いている。後何回この桜を見たらよりこが大人になるのだろうかと思いながら、窓から手を振った。
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夜になると実家がBARを開いている事もあり店を手伝っていた。
夜の7時から開くBARは、長いカウンターがあり、店内では静かなジャズが流れていた。親父がジャズが好きなので、流しているようだ。
自分の人生は教師がいいのか。BARのマスターがいいのか。悩んでいる時によりこが、学校のバッグを持って店のドアを開けた。
今日は、入学式で早くに帰ったはずなのに制服姿という事は、今まで遊んでいたのだろう。
「先生。来ちゃった。」ベロを出して惚けていた。鉄平というバンドをしている大学生と付き合っていて、学校で準が相談に乗ってやった時からチョクチョク親の目を盗んで準の店に来るようになった。
ミニスカートでブレザーの赤いリボンが目に付いた。制服姿のよりこは、夜の街には似合わなかった。
「来ちゃったはないだろう。その姿はまずいよ。仮にも俺先生だからな。」
「だって、先生に会いたかったんだもん。」
「酒飲ませる訳にはいかないし困ったな。しょうがない。部屋で上がってまってろよ。親父と交代してくる。」
「分かった。」いかにも学校帰りの姿で、階段を上がって行った。一階がBARで奥が父親と母親の寝床で、二階が純の部屋だった。
よりこの家は金持ちだ。父親が建築関係の社長だと言っていた。ただ酔っ払うと手のつけようがないほど暴力をふるうと言っていた。
金持ちと子供の教育は、うまくいかないのだろうか。
眠たそうな親父と交代をして、二階の自分の部屋へと上がった。
部屋に入ると真っ暗で、電気が点いていなかった。電気のスイッチを探すが中々見つからない。
「よりこ。いたずらはやめろよ。」その時手に何かがあたった。それが人の肌だと分かるのに時間はかからなかった。
よりこが、後ろから抱きついた。
「先生の事大好きなんだ。眠る時先生の事考えるんだよ。何してるのかなとか。今日抱かれに来たんだ。」暗かったが感覚でよりこが裸だと気がついた。柔らかい胸が純の背中にあたった。
「馬鹿だな。鉄平と付き合ってるんじゃないのか。」
「鉄平なんていいよ。私の事分かってくれるの先生だけだもん。」
「よりこ。俺も好きだけど、こういう事はよくないんだ。仮にも先生だし、俺今好きな人がいるんだ。前話さなかったかな。」
「そんな事はどうでもいいんだ。私先生だけだもん。」よりこは、後ろから前に来て、純が着ている服を脱がそうとした。
「やめろよ。」二人は倒れてよりこが馬乗りになった。純は立ち上がり、よりこの体を抱えてベッドに寝かせた。
「私じゃ駄目なの?」
ベッドでよりこが立った。急いでいたのかルーズソックスだけ履いて、後は身にまとってなく全裸だった。
隣の家のライトアップしている桜の木が見えた。五分咲きだろうか。窓から差し込む光で、桜色の乳房と黒い陰毛がうっすらと見えた。まるで妖精だった。
細身のよりこは、ルーズソックスを綺麗に履きこなしていて、裸にルーズソックスというエロチシズムを感じていた。
その辺のサラリーマンが喜びそうな格好だろうと不適切な考えが浮かんでいた。
「服を着ろよ。まだ寒いだろう。そんな事しなくても、いつでも相談に乗ってやるからさ。」
「だけど、男の人って女の人とやりたいんでしょ。」妖艶な目で準にまた近づいて来た。
「それとこれとは別だ。」純は理性を保ち、散らばっているブラジャーをよりこに着せた。
「なぁんだ。つまんないの。」と言ってよりこはブラジャーを着け、パンツを履き、それから制服を着た。
純は何がなんだか分からないまま、気持ちを落ち着かせる為にシャワーを浴びに行った。下半身が目を覚ましていたが、冷たい水で覚ました。
純がシャワーを浴びて部屋に戻ると、よりこは窓の所でタバコを吸っていた。
「タバコも吸うのか。」と言って取り上げた。
「だって、先生は大人の女性が好きなんでしょ。私も大人になる。」純は、精一杯大人になろうとするよりこがいたたまれなくて抱きしめた。
「二十歳になったらいくらでも部屋にいていい。それまでは親の所にいて心配をかけるなよ。」
「先生。私の事ずっと待っててくれる?」顔と顔を寄せ合っていた。
「あぁ、いくらでも待ってるさ。それまでは、おとなしくしてろよな。」
「わかった。絶対約束だよ。」よりこは涙を流しながら頷いた。鉄平とうまくいっていないのだろう。ウサギみたいに寂しがり屋だから、誰かが傍にいてやらないと駄目なのだ。
そのうちチャラ男がよって来て、よりこを抱く姿を想像しただけでも虫唾が走った。チャラ男よりは純の方がいいだろうと思って、よりこの涙を壊さないように手でふき取った。
よりこはうれしそうな顔をすると、純の唇に軽いキスをした。
「これだけで今日は簡便しとく。」唇を離すと、モナリザのような微笑をして、バッグを持って、階段を下りて行った。
下の階では、親父の冗談でお客さんが笑っているのが聞こえて来た。
隣の桜は何も言わず美しく咲いている。後何回この桜を見たらよりこが大人になるのだろうかと思いながら、窓から手を振った。
どんなにこっちが想っていても
どうにもならないことがある。
おそらく世界中の何よりも動かし難く、
何の力も及ばないのが人の心かと。
でもよりこは、純の心を動かしたのかな。
・・・うらやましい。
「待つ」「約束」・・・確実であってほしいと願ったり・・・
春桜・・・対話しようかな、せめて君と・・・・・・・・・・・・。
やはり恋愛ブログを読むしかなかとです。
春と桜と女子高生とエロチックに書いてみました。なんか裏をかえせば春と桜ってエロく感じてしまいます。
私だけか(笑)
この物語続きを書きますので皆さんよろしく。
新しい感覚です
いいな
今日からその感触で
桜を見ます♪
えー?!じゃ、
お花見の人たちって・・・?!^^;