強い春風にリンゴと梨の木の花が見事に全部散ってしまった。開け放たれた窓から入り込む風は淡く甘い果物の香りを運んでくれた。先週録画しておいた日本の芸能は日本舞踊若手の踊りで梅、桃、桜の精が自分達を散らす風を捕まえ縛り上げようとする「風流陣」、楽しませていただきました。田舎育ちの私は小さい頃から人間よりも自然と遊んでる方が多かった。山も川も滝も樹々も花々も雨も風もあらゆる森羅万象が心を持ち命を宿して見えたし今もそう。古くから人間は老木に老人を観るように自然界のあり様を人間の姿形や行動と重ねてしまう。想像力を刺激し歌や物語が生まれてくる。
風流陣を観ながら、ふとボッチチェリの絵画「春」を思い浮かべました。こちらは梅、桃、桜の代わりに真、善、美の3美神が踊ってます。春風が口を膨らましてます。ネットでちょっと調べて風流陣の起源は唐時代の玄宗皇帝と楊貴妃の花遊びが原点なんですね。このようなことを知るにつけ、文化交流がどこかであったのかしら、それとも人間の想像力、感性は交流なしでも同じものかしらとの疑問が湧きます。
若い頃には興味もなければ、退屈にしか思えなかった日本の芸能のあれこれ、知識ゼロなのに何故か舞台に引き込まれるようになりました。根が飽きっぽいので全てが全てではないけれど、今回の風流神のように我を忘れて魅入った後は美味な食卓にありつけたような幸福感に包まれ、また菜園のリンゴや梨の木、そして春風がそのまま風流陣の世界に変身します。
ランチは風流とは程遠い市販冷凍ピザとサラダ。デザートは初物のスイカといつものクっキー。
風流陣を観ながら、ふとボッチチェリの絵画「春」を思い浮かべました。こちらは梅、桃、桜の代わりに真、善、美の3美神が踊ってます。春風が口を膨らましてます。ネットでちょっと調べて風流陣の起源は唐時代の玄宗皇帝と楊貴妃の花遊びが原点なんですね。このようなことを知るにつけ、文化交流がどこかであったのかしら、それとも人間の想像力、感性は交流なしでも同じものかしらとの疑問が湧きます。
若い頃には興味もなければ、退屈にしか思えなかった日本の芸能のあれこれ、知識ゼロなのに何故か舞台に引き込まれるようになりました。根が飽きっぽいので全てが全てではないけれど、今回の風流神のように我を忘れて魅入った後は美味な食卓にありつけたような幸福感に包まれ、また菜園のリンゴや梨の木、そして春風がそのまま風流陣の世界に変身します。
ランチは風流とは程遠い市販冷凍ピザとサラダ。デザートは初物のスイカといつものクっキー。