MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.005 「マッハ!弐」 (2008年 98分 シネスコ)

2010-01-18 00:16:38 | 2010年劇場鑑賞
監督 トニー・ジャー
出演 トニー・ジャー
   ソーラポン・チャートリー
   サルンヨー・ウォングックラチャン



この日の2本目はなんばパークスシネマから御堂筋を北上し、アメリカ村にあるシネマート心斎橋へ!
同じくアジア映画の鑑賞ですが、先ほどのようなラブコメとはガラリと趣向が変わり、血沸き肉躍る格闘アクション映画です。
あの超絶アクション映画「マッハ!!!!!」の続編ですが、前作「トム・ヤム・クン」での人間技の領域を超えたかのような凄いアクションが今回も見れるのでしょうか?

(あらすじ)

15世紀のタイ。アユタヤ王国の侵略が進み、東の王国の国王とその妻が暗殺される。
山賊に救われた息子のティン(トニー・ジャー)は秘境にある訓練場に残ることを決め、格闘の猛特訓を開始した。
数年後、向かうところ敵なしの戦士へと成長したティンのもとに、両親の復讐(ふくしゅう)をするチャンスが訪れるが…



今回は監督をトニー・ジャーが初めて務めています。
かつてブルース・リー、ジミー・ウォングが、そしてジャッキー・チェンがしたようにアクション俳優が自らメガホンを取って演出を手掛けてます。
早くも主演3作目にしてですが、さて今後ジャッキーのように自らの映画を監督していくんでしょうか・・・

今回のトニー・ジャーは今までとはガラリと変わりシリアスなストロングスタイルの格闘技映画となってます。
ムエタイだけでなくカンフー、酔拳や日本刀でのソードアクションなど色んな武術が飛び出して面白かった。
特に恒に悲しみと怒りが同居したようなクールなトニー・ジャーの演じる主人公のキャラが彼の地味なイメージとマッチしてましたね。
そして今回は復讐鬼となった怖いトニー・ジャーが見れます。



ただストーリーとしては何かハチャメチャな感じがあってドラマ部分はイマイチだったけど、この映画の見どころはアクションだけにま~目をつぶりましょう。
そしてそのアクションは今回もビックリさせられます。
特にゾウの大群の背中を飛び移っていくスタントは一歩間違えればゾウに踏みつぶされる危険があるだけに彼の身体能力の高さはホンモノですね。

ゾウの牙の上に落下したり、ゾウの鼻を蹴ってバク中キックしたりとゾウもいい迷惑やね~
前作ではゾウをあれだけ可愛がってたのに・・・
映画の半分以上はアクションシーンと思われるこの映画は、トニー・ジャーの映画の中でも色んな意味でもひとつの分岐点となる作品になるかもしれません。

ただスタントなしの凄いアクションは本物だけど、早回しはやっぱしてるよね・・・



★★★ 2010.1.14(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 20:30