MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.034 「アンノウン」(2011年 113分 シネスコ)

2011-05-24 00:20:57 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジャウマ・コレット=セラ
出演 リーアム・ニーソン
   ダイアン・クルーガー
   ジャニュアリー・ジョーンズ



この日の2本目の映画は同じくなんばパークスシネマでの鑑賞となります
この映画の時間を調べようとなんばパークスシネマのホームページを調べてたら「身元不明」というタイトルを発見!
これはなんぞや?と思って見てみると何のことないこの「アンノウン」のことでした
少し前の雑誌でもこの映画は「身元不明」という邦題で紹介されてます
多分・・・震災の影響での邦題変更ではないでしょうか?

(あらすじ)

ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。
異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。
タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが……



「96時間」で意外なバイオレンスアクションを見せてくれたリーアム・ニーソンの主演で、今回もスティーブン・セガールばりにボコボコの相手をぶちのめす格闘アクションがあるのかと思ったら、そういうシーンは少ない目でしたね
内容としては巻き込まれがたのサスペンススリラーで、事故から目覚めたら自分の妻に自分の存在を否定され、別人が自分を名乗っている・・・アルフレッド・ヒッチコックの「バルカン超特急」はジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」などを思わすような不可思議な展開のドラマにアクションシーンを加味した80~90年代のブライアン・デ・パルマ監督の作品のような映画でした



オープニングのシーンから観客を騙しにかかるような複線を張られていて、正直こういう風な映画とは思わなったのでいい意味で期待を裏切られて面白かったですね
どんでん返しスリラーとしても面白く、そもそも他人が自分を名乗りまったく周りから自分の存在を消されてしまってると言う不条理さのオチのつけどころは難しいとこだが、終わってみれば夢オチのような安易な手段でなく上手く処理されていて、サスペンス映画の醍醐味を味あわせてくれる
クライマックスにきっちり「96時間」ばりの強い強いリーアム・ニーソンも見せてくれます



★★★★ 2011.5.19(木) なんばパークスシネマ シアター11 18:30 C-3