MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

センダイガールズプロレスリング 「ZOOM UP ~仙女2012~」

2012-02-27 22:44:08 | ライヴ&イベント



最近プロレスづいてます
この日は女子プロレスを見にいきました
センダイガールズプロレスリング(仙女)という仙台に拠点を置いた団体です
女子プロレスを見るのは何年ぶりですか・・・長与千種VSダンプ松本の髪切りマッチが行われた全日本女子プロレスの大阪城ホール以来ですかね
今回は2大シングルマッチがメインという事で、タッグマッチが多い各インディ団体の大阪大会の中でシングルがメインというのに惹かれてきました



会場は松下IMPホールです
ロビーでは仙女グッズ売り場に行列が!
どうやら仙台幸子選手がサイン会をしてるようです
う~ん申し訳ないけど知りません・・・
観客はかなり濃い客層です・・・マニア度高し
男性が多い場内は予想に反して超満員で立ち見まで出ています
こんなにセンダイガールズって人気あったんですね~


↑愛想の良い仙台幸子選手

試合前にこれまでの仙女のあゆみがビジョンで紹介されます
これを見てるとこの団体は挫折の繰り返しだったんですね
その後の入場式は5人だけの寂しいものでしたが、何となく悲壮感のようなものが感じました


↑入場式マイクを持ったのはメインを急遽務めることになった花月選手

しかし試合はそんな寂しいムードはみじんもなく、女子プロレスらしい明るく楽しいプロレスが展開されました
レスラーの掛け声にあうんの呼吸で観客が反応したり、大技の応酬ではため息や歓声が起こっていました
またまるでコント?と思わせるような笑いの絶えない試合もあり、大人から子供で楽しめそうな試合が前半続きました
下手な男子プロレスの前座よりは遥かに面白かった



途中の休憩ではDASH・チサコ選手のサイン会があり、これまた濃い~兄さんたちが行列を作っておりました
そしてこの休憩後はいよいよ2大シングルマッチです
まずは里村明衣子 VS 浜田文子の一騎打ち!
至宝対決というサブタイトルのついた試合ですが、5年ぶりのシングル戦でしかも前回は里村は破れてるようです
時間無制限一本勝負・・・この響きはいいですね~


↑里村明衣子 VS 浜田文子

さてその試合ですが、一言で言えば・・・凄かった・・・の一語に尽きますね
それまでのユルイ感じの3試合とは様相が一変したようなバチバチの女バトル!
浜田文子というレスラーの凄さが、団体を背負い挫折続きのエース里村明衣子と言うレスラーのこれまた凄さを引き出した好勝負でした
特に浜田文子の凄まじいまでの攻撃の凄さのエグイこと!
前蹴りの同士討ちで両者同時に倒れたりするプロレス的な展開はもちろん、里村の顔面が吹っ飛んだんと違うか?と思ってしまう強烈な飛び膝蹴りにどよめきと悲鳴が交差し、ポスト最上段から場外に向けて浜田の巨体が大きく空中で一回転したラ・ケブラーダに大喝采が送られた
2人が繰り出すその一発一発の技の重みが凄まじい迫力となって観客に伝わってきます
鋭い蹴りで何度も立ち上がる里村も浜田の攻撃が凄まじい分彼女の強さが引き出されて行ってるかのようでした
最後は里村が変形のスリーパーで見事5年前の雪辱を果たすんですが、いやはや凄い迫力ある試合でこれは大満足です

時間無制限一本勝負
○里村明衣子 vs ×浜田文子
(12分55秒、変形スリーパーホールド)


そしてメインは花月と外敵である
華名のシングルマッチ
これもリベンジマッチというサブタイトルがついてるけど、どうやら花月は一度も華名に勝ったことがなく、これが正念場と言った試合のようです
何と花月の入場テーマがハロウィンの♪フューチャーワールドやんけ!
一方の華名は青いガウンの前がはだけて、仮面をかぶった貫禄ある入場。

この試合はまた先ほどとは趣の違った試合になってます
かつてのUWFを思うわせるようなキックと関節技の攻防が中心となる格闘プロレスな展開です
試合は寝技の攻守が激しく入れ変わるスリリングな攻防で大味な技の攻防という女子プロレスのイメージを覆す試合です
特に10日ほどまえ世界館で見た華名とは別人のようなスタイルです
あの時は乳をGAMIに揉み倒されて悲鳴を上げるという、力を抜いて見れる楽しいプロレスでしたが、そんな試合も出来ればこういう試合スタイル(こちらが本来のスタイル)もできるんですね



↑花月 VS 華名

試合じたいは華名がコントロールしてるような感じで、全体的には華名が押し気味です
特に後半は逆十字固めを徹底的に決めてくる容赦ない華名の攻撃に花月が歯を食いしばって耐えて逃げるが、またまたつかまってしまうという展開
その度に「もっと絞れ!」「ロープに逃げろ!」とあちらこちらから声援が飛び交う!
ギブアップ寸前と思われた花月が最後は大逆転のデスパレーボムで見事華名からピンフォールを奪うという試合でしたが、仙女ファンからは暑い声援と大歓声が起こっておりました

     60分一本勝負
   ○花月 vs ×華名
(11分23秒、デスバレーボム→体固め)


試合終了後ロビーのグッズコーナーではインディ団体で恒例?の選手自ら売り場に出て物販に精を出しております
メインを務めた花月と里村明衣子がサイン会に精を出しております
良く見るとつい先ほどノックアウトされてフォール負けした華名もサインしとるやんけ(腕は青たんだらけ)
昔ならレスラーがこんなにファンの近くまできてサインや写真も撮って、なおかつ話もできるってありえなかったね
ファンと距離を置く事でレスラーの神秘性が保たれてきたような風潮でしたからね
そういう意味ではマイナージャンルになってしまってショー的要素を堂々と展開する今のプロレスは、逆にこのファンとの近い距離が今度は互いの割り切りとなって良い関係となってるようです



↑華名さんピン写いただきました!

だから5分前にダメージを負った選手がサインしていても誰も違和感なく見てられるんですね
そんな事をやっと理解しまじめたキングさんは華名選手に堂々とサインをねだるのでした・・・
でもその横のJWPコーナーで物販を売ってるマスクマンがとても美人ではないかと思われるのです
マスクしてるから素顔は見えないけどそのマスクから覗く目や口元から想像するにきっとベッピンさんやで・・・と思ってしまった


↑おいおいマスクの中はめっちゃ綺麗なんちゃうのん! Ray選手(アイスリボン所属)

ロビーはまだまだ人波が絶えません
そんな中にいると自分もよそから見ればきっと「濃い~奴おるぞ~」と思われてることなんでしょうね~



★★★★★ 2012.2.26(土) 松下IMPホール 自由席