初めてブルースリーの映画を見たのがこの作品
小学生の時に大阪、阿倍野のアポロローズ(現アポロシネマ8 スクリーン2)で見たんですが、それまで変身ヒーローに憧れてた私が初めて生身の人間を凄くて強いと思わせてくれた作品との出会いでありました
特に前半の見せ場である道場破りのシーンの圧倒的な強さにビックリ!
ブルースリーの周りを円を描くように取り囲む敵を俯瞰で捉えた構図にシビレる
囲んだ敵を睨みつけながら拳法着をゆっくり脱ぐブルースリーのタメによる緊張感!
そして一斉に襲いかかる敵をまさに蹴って蹴って蹴りまくって蹴ちらすと言うブルースリーの大暴れに小学生の私は衝撃を受けました
しかも更に追い打ちをかけるようなヌンチャクさばきのカッコよさ!
怪鳥音が鑑賞後いつまでも頭の中で響きわたり、ブルースリーの真似をしながら電柱や壁に闘いを挑む…典型的なブルースリーにやられた少年でございます(当時そんな少年は無数に居ましたがね)
ブルースリーの主演作の中でも1番シリアスな作品でもあるし、作品全体的に暗く重い雰囲気の作品ではある
闘いのシーンでもブルースリーも何処か悲壮感漂わすような雰囲気なのでスタイリッシュな映画になってます
因みに悪役は全て日本人です
前半の大勢を相手にする道場破りのシーンにロシア人空手家との一騎打ちとラストの橋本力とのヌンチャクvs日本刀の対決など色んな闘いをブルースリーはこの作品で見せてくれ、その見せ場の連続に何度見ても、そして幾つになっても興奮させられる映画なのです
エンディングのブルースリーが無数の拳銃に向かって怪鳥音とともに高く舞いがるストップモーションが実際この人がこの世に居ない事を切実に感じさせてくれる幕切れについつい涙目になりますね
もちろんマイク・レメディオスの英語の主題歌がそれに拍車をかけるんですがね