監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演 エミリー・ブラント
ベニチオ・デル・トロ
ジョシュ・ブローリン
なかなか評判が良いらしいので見て来ました
メキシコの麻薬カルテルとFBI捜査官たちとの闘いを描いた作品だが、全体的にテンポよく進行しグイグイ引き込まれるストーリーで期待通りの面白さ
死体が無数に壁に埋め込まれてりするような、平和な我々からは非現実な出来事ながら、実際の現実に世界の何処かでこのような事が起こってるのかなー?と思ってしまう
ニュースに出ない悲惨な事は多々あるんでしょうね
序盤の犯人護送シーンの半端ない緊張感に見てる側も緊張させる
並走する一般車両を疑いながら走行するのは現実にイラクやアフガニスタンなんかでもあるんでしょうねー
命がいくらあって貰い足らないのがわかります
主演はエミリー・ブラント扮する捜査官なんだが、正直映画の中では殆ど活躍するわけでなく、実際はベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリンの2人が中心で、エミリー・ブラント扮する主人公の女捜査官の目を通して悲惨な現場と法規外な作戦の是非を我々に見せてくれる
主人公の立ち位置はそちらだったのかな?と思いました
ベニチオ・デル・トロのクライマックスの仰天行動にビックリだが、実際の現場では案外ビックリではないのかも知れない…
と、そう思わずにいられないほどの重い雰囲気の作品であります
しかし見る価値はありな一品です
★★★★ 2016.4.21(木) なんばパークスシネマ シアター5 20:35 F-6