MOVIE KINGDOM Ⅱ

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私の名曲100選 No.012「忍冬」by因幡晃

2021-07-03 16:59:01 | 私の名曲100選
因幡晃 - 忍冬



忍冬(すいかずら)というのは花の名前
この曲は1985年に昼ドラの主題歌となってた曲です
そのドラマは見てなかったんですが、その当時会社の上司がカラオケスナックに行くとこの曲をよく歌ってたんですね
上司の当時付き合ってる彼女の名前がしのぶさんと言うもあったのかどうかはさておいて
後にじっくりこの曲を聞くと、その歌詞の切なさに身もだえました

不倫・・・いわゆる実らない恋をしてる女性が主人公
妻子ある人に恋をしてる女性が叶わないとわかっていてもそばに居たい
例え友達としての立場で密かに永遠に愛するだけでも構わない・・・そんな一途に切ない女心を因幡晃さんの美声で聞かせてくれます
歌詞に出てくる「しのぶ」は名前ではなくしのぶ恋の意味があるんですね
昨今は不倫の上にゲスが付いたりするものがありますが、昭和は不倫と言う行為を[しのびあい]なんて言いましたね
しのぶ恋と花の名前の忍冬を掛け合わせた歌詞が絶妙です
心に刃を乗せる忍という文字 時々心が痛むのは刃が暴れるせいなのねと歌う歌詞の中に罪悪感と愛してもどうにもならない切なさが聞き取れます
2番の歌詞でも愛しい花なら忍冬...どうして私の愛しさは忍と言う時がつきまとう...切なさの極地のようなこの歌詞に曲をつけたのは「吾亦紅」の杉本真人さん
この歌詞の世界観にぴったりのメロディに因幡晃さんの歌声が染みる名曲です


「忍冬」

だっていつかこじれて 駄目になるより
恋の匂いさせずに そばにいたいわ
たまに逢ってこうして 飲めるだけでも
女として少しは 夢があるでしょ…
失くせない 人だから
つづけるひと幕 友達芝居 だけど
忍ぶという字は 難しい 心に刃を乗せるのね
時々心がいたむのは 刃が暴れるせいなのね

もっと楽な生き方 してもいいのに
なぜかわざと淋しい 道をえらぶの…
今日は今日の傷みが 胸をしめても
ひとり席を立つまで 泣きはしないわ
ばかなのね 古いのね
死ぬまでひそかに 愛するなんて だけど
いとしい花なら 忍冬 夏でも秋でも春の日も
どうしてわたしの愛しさは 忍ぶという字がつきまとう

忍ぶという字は 難しい 心に刃を乗せるのね
時々心がいたむのは 刃が暴れるせいなのね
Lai Lai Lai…
Lai Lai Lai…