ここはある川の河口。もうすぐそこに海が見えている。ちょうど流れが緩くなっている日で、海鳥たちが数百羽、ゆらゆらと浮いているのが見えた。
堤防をよじ登って、すぐ目の前に大群なので少々驚いたが、先方は人間がひとり現れようが、まったく動じることがない。
時は夕暮れ、これはちょうど太陽が地平に沈んだときに写したものだ。
(OLYMPUS E-300 + ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8)
夕暮れの河口の堤防付近からの撮影なら、本来ならば、手ブレ補正機能付き望遠ズームでもあれば重宝するのだけど、残念ながらそういう今風の便利なレンズは、今の私の手元にはない(欲しいのだが・・・)。今日も私の相棒のレンズは古い設計の28mm1本のみだ。
オリンパスのOMシステムは、ハーフサイズカメラとして一世を風靡した、オリンパスPENシリーズの開発の陣頭指揮をとった、米谷美久氏(まいたによしひさ)が30台半ばから開発されたものだ。1970年代のOM-1やOM-2は、小型軽量というだけでなく、システムカメラとして完成されていた。当時、ニコンFEなどと触り比べてみて、ニコンの滑らかな巻き上げなどの操作感に比べて、オリンパスのなんと、ぎこちない堅い操作感か、と鮮明に記憶しているのだが、最近になって調べてみると、米谷氏はOM-1を、エベレストや南極など極寒の地での使用にも耐えるように、寒冷地で硬くなる一般的なグリースではなく、MoS2二硫化モリブデンなどの粉末潤滑剤を使ったので、操作感触が堅くなってしまったとの記事を読んだ。
当時こんな事実を知っていたら、本気で入手しようとしたのになぁ、と残念に思う。
いま使っている、当時の設計のOMシリーズのズイコーレンズも、そのヘリコイドの感触は、やや堅めの印象がある。まだ日本が高度経済成長の時期だった頃に設計・開発されたレンズの実力と微妙な味わいを感じていただくために、今日の写真は、やや大きくアップしてみた。海鳥も、水面も、実によい雰囲気で描写してくれる。
堤防をよじ登って、すぐ目の前に大群なので少々驚いたが、先方は人間がひとり現れようが、まったく動じることがない。
時は夕暮れ、これはちょうど太陽が地平に沈んだときに写したものだ。
(OLYMPUS E-300 + ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8)
夕暮れの河口の堤防付近からの撮影なら、本来ならば、手ブレ補正機能付き望遠ズームでもあれば重宝するのだけど、残念ながらそういう今風の便利なレンズは、今の私の手元にはない(欲しいのだが・・・)。今日も私の相棒のレンズは古い設計の28mm1本のみだ。
オリンパスのOMシステムは、ハーフサイズカメラとして一世を風靡した、オリンパスPENシリーズの開発の陣頭指揮をとった、米谷美久氏(まいたによしひさ)が30台半ばから開発されたものだ。1970年代のOM-1やOM-2は、小型軽量というだけでなく、システムカメラとして完成されていた。当時、ニコンFEなどと触り比べてみて、ニコンの滑らかな巻き上げなどの操作感に比べて、オリンパスのなんと、ぎこちない堅い操作感か、と鮮明に記憶しているのだが、最近になって調べてみると、米谷氏はOM-1を、エベレストや南極など極寒の地での使用にも耐えるように、寒冷地で硬くなる一般的なグリースではなく、MoS2二硫化モリブデンなどの粉末潤滑剤を使ったので、操作感触が堅くなってしまったとの記事を読んだ。
当時こんな事実を知っていたら、本気で入手しようとしたのになぁ、と残念に思う。
いま使っている、当時の設計のOMシリーズのズイコーレンズも、そのヘリコイドの感触は、やや堅めの印象がある。まだ日本が高度経済成長の時期だった頃に設計・開発されたレンズの実力と微妙な味わいを感じていただくために、今日の写真は、やや大きくアップしてみた。海鳥も、水面も、実によい雰囲気で描写してくれる。