有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

薄暗いところをヒラヒラ飛ぶトンボ

2020年08月09日 | 山野草
鎮守の森の横に有る小さな流れ、その周辺にハグロトンボ(羽黒蜻蛉)が沢山居ます。
樹木に覆われ、薄暗いのが生育に適してるのでしょう。
暗いので、撮影には適しませんけど。(^^;)

カワトンボ科のトンボで、本州~九州の河川の岸辺に分布し、薄暗い所を好みます。
体長53~68mm。

雄の胴体は金緑色の光沢が有り、雌は全身が黒褐色。

集団でいる事が多く、近づくと一斉に逃げます。
薄暗い所をヒラヒラと飛ぶので、不気味ささえ感じさせます。

とまってる時は翅をゆっくり開いたり閉じたり。

翅を干してるのか、それとも求愛行動なのか?
透ける翅を撮ろうとしましたが、上手く撮れませんでした。

移動して山裾にキツネノカミソリ(狐の剃刀)を見に行ってみました。
先に見付けたクサノオウ(草の黄)。
ケシ科クサノオウ属の1年草(越年草、2年草)で、北海道~九州の陽当たりの良い所に分布。

花の直径は約2cm。
花期が4~7月となってますが、実際にはもっと長くこの時期にも咲いています。

茎などを傷つけると、有毒の乳液が出るので注意が必要。(多種のアルカロイドを含む)
毒草で有るが故に、古くから薬草として使われたようです。

薄暗い樹林下にヤブラン(藪蘭)も見付けました、残念ながらまだ蕾でした。
キジカクシ科ヤブラン属の多年草で、本州~沖縄の木陰等に分布。

長いものは30cmにもなる花序に、直径約7mmの花を多数付けます。

目的のキツネノカミソリですが、ここにはほんの少ししか咲いてません。
以前は直ぐ近くの別の所にも有ったのですが・・・。
キツネノカミソリと思ってましたが、これはオオキツネノカミソリではないかと。

図鑑では、キツネノカミソリは雄蕊が花から飛び出ないとなってます。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、関東以西~九州に分布する日本固有種。
花被片の長さ6~9cm。
キツネノカミソリは別の場所に例年お盆頃に撮りに行ってるので、後日また載せます。

茹だるような暑さ、暑苦しさに輪を掛けるクマゼミの鳴き声。
そんな中ツクツクボウシも鳴き始めていました。

次回は、キツネノカミソリを撮った山裾の少ない花を。
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