有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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午後3時過ぎに咲く花

2020年08月23日 | 山野草
何時もの湿原で、午後3時を過ぎないと咲かない花を見に行きました。
それはミズオトギリ(水弟切)と言う花。

オトギリソウ科ミズオトギリ属の多年草で、北海道~九州の池沼や湿地に分布。

草丈30~80cm、花の直径約1cm。

花は午後に開花し、夕方には萎んでしまいます。

ここでは午後3時を過ぎないと開花が始まりません。
時間をどうやって測っているのか、まさかの腹時計?植物に腹は無いですよね。(^^;)
3時半に見に行くも咲いてません、少し他を見回り4時に行くと既に開花していました。
たった30分で開花した事になります、タイムラプスで撮れば・・・。

夕方には萎むようですが、萎むところは見た事が有りません。
この時期暑いので、花を撮ったらとっとと退散するからで。(^^ゞ

ミズオトギリと同じ所にムカゴニンジン(零余子人参)も咲いていました。
セリ科ムカゴニンジン属の多年草で、北海道~九州の湿地等に分布。
花の直径は約3mmと小さいです。

ミズオトギリと並んで。

カナヘビ(金蛇)も同席してました。(^^)

ミズオトギリの開花を待つ間にサギソウを撮っていました。
今回初めてサギソウに蝶が訪花してるところを目撃。
訪花していたのはチャバネセセリ(茶羽挵)。

なるほど上手い事で来てますね、チャバネセセリの頭にヘッドフォンのように葯が。
花の奥に有る蜜を吸う為には、こうなってしまう形になってます。

それにしても、なぜ花がサギの形をしているのでしょう?

ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)も咲いていました。

タヌキモ科タヌキモ属の多年草で、北海道~九州の湿地等に分布。
花の長さ4~5mmの食虫植物。

ヒメシロネ(姫白根)が少し咲き出していました。

シソ科シロネ属の多年草で、北海道~九州の湿地等に分布。
花冠の長さは約4mm、名の由来は根茎が白い事から。

次回は山裾の水田地帯の花を。
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