有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

低山で撮った昆虫達(1)

2021年06月07日 | 生き物
今回は低山散策で見付けた昆虫を。
ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)ではないかと、なにしろトンボは難しくて。(^^;)
眼後紋がつながってるので、ホソミイトトンボで間違いないと思いますけど。

ホソミイトトンボだとして、イトトンボ科のトンボで、本州~九州に分布し体長30~37mm。
他のイトトンボに比べ腹部が長い感じがします、ちょっとピンが甘かったのが残念。

ウツボグサ(靫草)にヒラタアブ(扁虻)の仲間。 

腹部の横縞の模様で見分けてましたが、個体差も有るようで特定できませんでした。

ヒメヒカゲ(姫日陰)、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で、前翔長16~23mm。 

長野県以西の本州中部~近畿・中国山地の間に分断されて分布。
地域毎にヒメヒカゲ、ヒメヒカゲ本州中部亜種、ヒメヒカゲ本州西部亜種の3種に分類。
翅裏に比べ、翅表には模様が無く地味です、↑と↓の2枚は同じ個体で♂のようです。

愛知には中部や西部の亜種ではなくヒメヒカゲが分布しているようです。
環境省は指定外ですが、愛知県のRDB2020では絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定。
※愛知県のRDB2015では絶滅危惧ⅠA類(CR)でした。
↓は別の個体で、前翔の眼状紋の数や↑より多く、翅縁の細い銀線が前後の翅にも。
 ※↑のヒメヒカゲには銀線が後翅にしか有りません。
前翔の眼状紋の数と前翔に銀線が有り、更に後翅眼状紋の前に白い帯が有ります。
以上の事から↓は♀だと思われます。

スジグロチャバネセセリ(筋黒茶翅挵)だと思います。
そっくりさんにヘリグロチャバネセセリ(縁黒茶羽挵)が居て、素人には区別できません。

回り込んで同じ個体を正面から。 

キマダラヒカゲ(黄斑日陰)だと思われます、この角度から撮ったのは初めてで。
サト(里)とヤマ(山)が居てこの角度からでは区別できません。
真横から撮っても区別できませんけど。(^^;)
それにしても、翅が扇子の様に波打ってるとは知りませんでした。

こちらはヒカゲチョウ(日陰蝶)・・・かな?(^^ゞ 

タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で、本州~九州の林縁の藪や林内に分布。
この時は登山道に何頭も居て、気付かずに歩いていたら一斉に飛び立ちました。
少し待っていたら、一頭が戻って来ました。

この蝶も翅表は地味で、眼状紋の痕跡のようなのしか有りません。 

こちらは別の場所の別の個体、眼状紋の周りの淡青紫色が奇麗に出ています。
良く似たのにクロヒカゲ、クロヒカゲモドキが居て区別が難しいです。(>_<)

クモ(蜘蛛)とササユリ(笹百合)、クモの名前は分かりません。 

シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)にムラサキシロホシカメムシ(紫白星亀虫)。 

カメムシ科カメムシ亜科で本州~九州に分布、体長約5mm。
↑と↓は別の個体。

昆虫も似たようなのが居て同定が難しいですね、苦労して調べても間違ってたり。
次の日には忘れてたりします。(^^;)
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