有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

ようやくこの時期の花が

2021年06月29日 | 山野草
カモメが咲き出したとの情報で見に行きました。
鳥ではなく植物のカモメ、って分かってますよね。(^^;)
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)です。

キョウチクトウ科カモメヅル属の蔓性多年草で、関東~近畿に分布する日本固有種。 

同属にアズマ(東)、ジョウシュウ(上州)、イズ(伊豆)、ナンゴク(南国)等のカモメヅルが。
ジョウシュウは素人ではほぼ判別不能、イズは伊豆半島、ナンゴクは九州南部に分布。


花の大きさは直径10~15mm。
対照君は紙製なので、濡れて駄目にになり臨時に変えました。
現在防水仕様に改造中です。(^^;)

序に他の花も。
クチナシ(梔子草)が咲いていました。

アカネ科クチナシ属の落葉低木で、静岡以西~沖縄に分布。
花の直径は約5cm、果実は黄色の着色料として利用されます。

花の上にクモ(蜘蛛)が居ました、種類は調べてません。 

ロープにとまっていたオオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)。 

極小のホソバノヨツバムグラ(細葉の四葉葎)。
アカネ科ヤエムグラ属の多年草で、北海道~九州の湿地等に分布。

ヨツバムグラは4弁花で種類が多いですが、このホソバムグラだけ3弁花です。 


他のムグラと同じく極小の花、花の直径は約1mmしか有りません。

カキラン(柿蘭)も咲いてました。 

ラン科カキラン属の多年草で、北海道~九州の湿った所に分布。
花の大きさは約2cm。

花が柿色なのが名前の由来。 

シオデ(牛尾菜)も咲いていました。 
少し離れた高い所に咲いていたので、対照君が使えず。

サルトリイバラ科シオデ属の蔓性多年草で、北海道~九州に分布。 

雌雄異株で画像は雌株の雌花で、球形散形花序に花を多数付けます。
雌花の1個の花被片は2~2.5mm。


次回も咲き出したこの時期の花を。
コメント