有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

秋の七草にしては・・・

2020年08月02日 | 山野草
秋の七草の一つ、キキョウ(桔梗)を見に行きました。梅雨時には咲いてるキキョウが、何故秋の七草なのでしょうね?
立秋は旧暦の8月7日、新暦ではもう直ぐですが、旧暦の8月7は9月23日になります。
9月23日には、もうキキョウは咲いてないと思います。
山の麓では、夏の花シモツケ(下野)が花盛り。

図鑑には花の色は淡紅色~紅色と有りますが、例の如くこちらでは淡紅色が殆ど。
花の中心部は赤いものの、花弁は限りなく白に近いです。

そんな中、濃い色のシモツケを見付けました。

他所ではこんな色が普通なのでしょうか?

これも立秋になってないのに秋の名を冠するアキカラマツ(秋唐松)。

キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。
この花は10月頃まで見られるので、秋が付いていても許しましょう。(^^;)

コガンピ(小雁皮)も咲いています。
ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉小低木で、関東以西~九州の山野の草地に分布。

花に見えるのは萼で、長さ7~10mm、先が4裂し花のように見えます。

花の色は白~淡紅色、これは普通にこちらでも淡紅色が見られます。
とは言え紅いのは萼筒の方だけで、先端は白くなってますね。
外側が淡紅色で、内側が白なのかも?

ツリガネニンジン(釣鐘人参)がもう咲き始めていました。

秋の花の印象で、なんだか早過ぎるような?

さて、一登りすると目的のキキョウが咲いていました。
キキョウ科キキョウ属の多年草で、北海道~九州に分布。
自生のものは環境省の絶滅危惧Ⅱ類に、愛知でも同じくⅡ類に指定されています。

来るのがちょっと遅かったのかな?数が少なかったです。
逆光透かし撮りを試みるも、曇っていて上手く行きませんでした。

同じ花を別角度から撮ってみても、やはり透かし撮りにはなりませんでした。

笹の葉の上に居たバッタの幼虫。

触角の形からイナゴやトノサマバッタ系の幼虫だと思います。

次回もキキョウの咲く低山の花と蝶を。
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7月下旬の湿原内の花

2020年08月01日 | 山野草
湿原周辺の散策を終え、湿原内の花の様子を見てみましょう。
ミカヅキグサ(三日月草)が沢山咲いていました。
カヤツリグサ科ミカヅキグサ属の多年草で、北海道~九州の湿った場所に分布。
咲いてるとは言え、あまり花と言う感じはしませんけど。(^^;)

ミミカキグサも咲いていました。
右の黄色がミミカキグサ(耳掻草)、左はムラサキミミカキグサ(紫耳掻草)。

どちらもタヌキモ科タヌキモ属の多年草で、北海道~沖縄の湿地に分布。
※ムラサキミミカキグサは屋久島まで。
ミミカキグサの花は3~5mm、ムラサキミミカキグサの花は約3mm。
ムラサキミミカキグサは環境省の準絶滅危惧指定種。

ミズギク(水菊)が咲き出しています、↓はミズギクの蕾。

キク科オグルマ属の多年草で、東海~近畿、宮崎県の湿地等に分布する日本固有種。
※分布域は図鑑に依り様々でした。

愛知では準絶滅危惧に指定されています。
この湿原でも僅かしか見られません。

花の直径は3~4cm。

サギソウ(鷺草)も咲いていました。
ラン科サギソウ属の多年草で、本州~九州の陽当たりの良い湿地に分布。

環境省の準絶滅危惧指定、愛知では絶滅危惧Ⅱ類指定種。

真上から撮ってみました、真っ白なサギのような花は白飛びして撮り難いです。
花の直径は約3cm。

ほぼ終わりのノカンゾウ(野萱草)。

一日花なので、前日か前々日に咲いた花の残骸が写ってます。

8月になりました、梅雨が長かったので本格的暑さが短くなる・・・と良いのですが。
エアコンの無い職場は暑くて堪りません。(>_<)
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