西から東京に来た飛行機が千葉に向かう理由
西日本から東京に向かう時、飛行機はとても不思議なルートを通って飛んでいる。
それは最短距離ではなく、わざわざ遠回りをしている。
福岡~羽田間の航路をフライトレーダーで見てみると、飛行機は東京への最短ルートを取らず、
なぜか千葉上空を旋回して羽田空港に着陸する。他の飛行機も同じように千葉の上空を通る遠回りをしている。
この遠回りのせいで福岡~羽田間の飛行時間は約15分余計にかかり、燃料も約1,000L余分にかかる。
その分の燃料代はチケット代に上乗せされている。
飛行機が遠回りをして千葉を通って東京に着陸する理由は「横田空域」である。
東京都福生市や武蔵村山市などを所在地とする「横田基地」は、日本が第二次世界大戦で敗戦した後、
在日アメリカ軍の主要基地となり、空を飛ぶ権利は残念ながら日本は持っていない。
横田空域はアメリカ空軍の管制下にあり、民間航空機であってもその空域を飛行する場合は、
アメリカ空軍による航空管制官の指示を受けなければならない。
また、その空域で万が一日本の民間機が事故に遭った場合、全く補償もされない。
横田空域は1都8県に及び、北は新潟県、南は静岡県の伊豆半島中部まで含まれる。
その南側の横田空域を避けるために、羽田に向かう飛行機は最短ルートが取れず、千葉を通る迂回ルートを取らざるを得ない。
そのため、西日本から東京に来た飛行機は千葉に向かう事になる。
この度
羽田空港は、2020年3月29日より新飛行経路の運用を開始し国際線を増便します。
羽田空港では、風向きにより異なる飛行経路を運用しています。
新しい飛行経路は国際線のニーズが高い時間帯に限り運用する予定で、それ以外の時間帯はこれまでと同じ飛行経路を運用いたします。
南風の場合
北風の場合
新しい飛行経路は、国際線の発着が特に集中する時間帯に限り、運用する予定です。
具体的には、年間約4割吹くとされている南風の時では、15時~19時のうちの約3時間。
一方、年間約6割とされている北風の時では、7時~11時半の間と、15時~19時のうちの約3時間に限っての運用となる予定です。
プレイバックシーン(2017.5.7)
早朝から24/Rの運用だったが・・・・・
シンガポール航空 Airbus A380 (9V-SKD)
午後 タイ国際航空〜3便24/Lアプローチだった
タイ国際航空 Airbus A380 (HS-TUB)
香港航空 Airbus A330-300 (B-LNN)
ベトジェットエア Airbus A320-200 (VN-A655)
24/Lアプローチはこの3機でした
その後離陸機
フィリピン航空 Airbus A321-200 (RP-C9925)
エアアジア・エックス Airbus A330-300 (9M-XXH)
プレイバックシーンでした。
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75%が止まった大韓航空・アシアナ、欧州全路線に検疫強化「ショック」
3/13(金) 8:28配信 中央日報日本語版
キム・ソンニョン記者
韓国中央災害安全対策本部は15日、
フランス・ドイツ・スペイン・英国・オランダなど5カ国から韓国に入国する旅行客を対象に検疫手続きを強化すると発表した。
欧州から出発した後14日内にドバイ・モスクワなどを経由して韓国に入国する者も特別入国手続きの対象となる。
今月12日、航空業界によると、欧州路線を運営中の大韓航空とアシアナ航空は新型肺炎事態が発生する前まで欧州に一週間に99回航空機を運営した。
だが、12日現在、欧州路線の運航便数は一週間当たり25便に減った。
大韓航空の場合、欧州路線の一週間当たり59便の中で14便だけ運航する。
この中でフランス・パリ行きが7便、オランダ・アムステルダム行きが4便など11便だけを正常運行している。
また、週7回運航した仁川(インチョン)-ロンドン間航空便は週3回に縮小した。
これを除いたすべての欧州路線が新型肺炎以降完全に運航を停止した。
フランクフルト・ローマ・バルセロナなど11欧州都市と仁川国際空港を行き来していた飛行機が全部運休となった。
アシアナ航空は正常運行する欧州路線がただ1カ所もない。
仁川とローマ・バルセロナ・イスタンブールなどを行き来していた路線は運航を全面中断し、
パリ(5回→3回)・ロンドン(5回→3回)・フランクフルト(7回→5回)路線だけを縮小・運営中だ。
運航便数でみると、全体40路線の中で29路線が運休となった。
航空業界がこのような状況で欧州入国者を特別入国手続きの対象に含ませる措置を深刻に受け入れるのは
国籍機が運航中であるすべての欧州路線が全部特別入国手続きの適用対象国に含まれたという点だ。
実際に12日現在の大韓航空が運航している欧州路線はロンドン・パリ・アムステルダムなどただ3路線だけだ。
特別入国手続きを実施すれば入国するすべての人が発熱検査を受けて健康状態質問書を提出しなければならない。
また、自己診断アプリを設置して14日間健康状態を提出するなど毎日感染管理を受ける。
このように入国手続きが複雑化すれば欧州から韓国に来る乗客自体が減る可能性が大きく、
乗客が減れば運航縮小や運休に帰結される可能性が大きくなる。
欧州行き路線まで中断されれば韓国航空会社が飛行機を送ることができる空港は事実上ごく一部に減る。
韓国と日本が相互入国制限措置を取り、すでに日本路線は事実上途切れた。
アシアナ航空とティーウェイ航空・ジンエアー・エアソウル・エアプサン・イースター航空など韓国航空会社6社は日本行き路線を全面中断した。
チェジュ航空(2路線)と大韓航空(1路線)だけごく少数の日本路線を運航中だ。
中国路線も同じだ。大韓航空が運営する30中国路線の中で21路線が運休となり、8路線が減便された。
ただ1路線〔金浦(キンポ)-上海〕だけが正常運航中だ。アシアナ航空は最初から正常運航路線がない。
全体25中国路線のうち13路線の運航を中断し、12路線を減便運航中だ。
代替路線もない状況だ。モンゴル・香港・台湾など近隣アジア諸国がほとんど韓国人の入国を実質的に禁止しているからだ。
例えば、香港は韓国を経由して14日が過ぎない乗客の入国を断り、台湾は14日間自宅隔離を条件付けで入国を許容している。
11日を基準に韓国から出発した旅行客の入国を禁止し、または入国手続きを強化した国は計116カ国だ。この日現在、
中国・ベトナムなどで1800人余りの韓国人が他国で隔離されている。
2月第4週目の国際線旅客数(65万2626人)は昨年同期より65.8%減少した。
韓国航空協会は6月まで新型肺炎による国籍航空会社の売り上げ被害額を5兆875億ウォン(約4378憶円)と推算している。