日経平均は429円安と大幅に4日続落、日銀緩和で一時上昇も、一巡後は下げ幅拡大=16日後場
15:22 配信
モーニングスター
現在値
TOYOタ 1,098 -90
浜ゴム 1,308 -60
トヨタ 5,941 -143
日産自 369.3 -13.40
ホンダ 2,213 -77
16日後場の日経平均株価は前週末比429円01銭安の1万7002円04銭と大幅に4営業日続落。朝方は、13日の米国株式の急騰や15日の米緊急利下げなどを受け、買い優勢で始まったが、一巡後は時間外取引の米株価指数先物の下落などが重しとなり、いったん下げに転じた。その後は、しばらく前週末終値を挟んで総じて方向感の乏しい展開が続いた。きょう前倒しで開催された日銀金融政策決定会合で日銀は午後2時過ぎに追加緩和を決定、ETF(上場投資信託)の買い入れ枠を上限12兆円に増額することなどを発表し、これを受け、一時1万7785円76銭(前週末比354円71銭高)まで上昇する場面もあったが、買いは続かず再び軟化。下げ幅を拡大し、大引け近くに1万6914円45銭(同516円60銭安)まで下落した。
東証1部の出来高は23億4569万株、売買代金は3兆3191億円。騰落銘柄数は値上がり1019銘柄、値下がり1098銘柄、変わらず49銘柄。
市場からは「日銀のETF購入枠倍増にマイナス金利の深堀なしで満額回答と言えるが、結果的にアナウンス効果しかなかった。投機筋は材料出尽くしの反応だ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大ペースが弱まり、相場落ち着けば、ETF買い効果が出てくる」(国内投信)との声が聞かれた。
業種別では、TOYO <5105> 、浜ゴム <5101> などのゴム製品株や、トヨタ <7203> 、日産自 <7201> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株が軟調。東エレク <8035> 、京セラ <6971> などの電機株や、SOMPOH <8630> 、東京海上 <8766> などの保険株も売られた。ガイシ <5333> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株も安い。
半面、JAL <9201> 、ANA <9202> などの空運株や、JR東海 <9022> 、JR東日本 <9020> 、JR西日本 <9021> などの陸運株が堅調。サカタのタネ <1377> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株も高い。
個別では、クラボウ <3106> 、前田道 <1883> 、マルシェ <7524> 、ドリームI <4310> 、ハローズ <2742> などの下げが目立った。半面、ACCESS <4813> 、ヤーマン <6630> 、アルトナー <2163> 、ベステラ <1433> 、Vキューブ <3681> などがストップ高。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。
am9:05
値下がりに転じる
トピックス
円相場、106円50~50銭 16日午前9時現在
3/16(月) 9:12配信 時事通信
16日の東京外国為替市場の円相場は、午前9時現在1ドル=106円50~50銭と、前週末(105円84~84銭)に比べ66銭の円安・ドル高となった。