福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

新型コロナ禍で貨物型エアバスA380デビューへ 貨物型「ジャンボ」B747Fと比べると…?

2020-05-24 07:52:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
エアバスA380旅客機の退役ニュースやエミレーツ航空の発注解約交渉など
コロナ禍が齎す危機的な航空業界において

世界最大の客室をもつエアバスA380型機の貨物型デビューが実現濃厚です
いまだ根強い需要を持つボーイング747「ジャンボ貨物機」とどこが違い、
どこにメリットがあるのでしょうか。

客室面積であれば747-400の約1.5倍の「A380」

ドイツのルフトハンザグループで、
航空機メンテナンスを手掛けるルフトハンザテクニックが2020年5月、
エアバスA380型機を貨物機仕様へ改修する方針を発表しました。
これは、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響により、
旅客需要が停滞したことを受けてのものといいます。

エアバスA380型機といえば、総2階建てで世界最大の座席数をもつ、世界屈指の巨大旅客機です。
2020年5月現在、運航している同モデルのなかには、旅客機世界最多となる座席数600席超を達成し、
実現こそしなかったものの、800席超の座席を配する計画もあったなど、
その大きさについての話題は枚挙にいとまがありません。


A380型機の貨物専用型がどこから発注をうけたのか、
また具体的にどのような仕様となるのかについてはまだ明らかになっていないものの、
たとえば同機の客室面積は「ハイテクジャンボ」ことボーイング747-400型機の約1.5倍です

実のところA380型機の貨物型は、かつて旅客型と並行して開発が発表されていました。
最終的に航空会社から受注がなかったことから、エアバスはこれを開発延期としていますが、
昨今の事情を踏まえ、いわば前倒しで現実となりつつあるかたちです。


機首部分の扉「ノーズカーゴドア」を開いたNCAの「ジャンボ貨物機」ボーイング747-8F

かたや「ジャンボ」ことボーイング747型機の貨物機、
747Fシリーズ(「F」は貨物専用機を表す「フレイター〈freighter〉」のF)は2020年5月現在、
NCA(日本貨物航空)など世界の貨物専用航空会社や旅客航空会社の貨物部門で主力級の働きを見せています。
商用航空機におけるコストパフォーマンスの高いエンジン双発化のトレンドにより、
4発エンジンである747Fシリーズも一部で置き換えが進んでいますが、
とはいえ4発エンジン機のほうがパワーもあることから需要があります。
これからA380型の貨物機が、市場を席捲する日がくるのでしょうか。

もちろんどのような改修がされるかによるものの、いまのところそのハードルは、高い状況でしょう。

A380の貨物機転用としての最大の弱みは?
機首部分の扉「ノーズカーゴドア」機能がなかった事が最大の理由の様です

機首部分の扉「ノーズカーゴドア」を開いたNCAの「ジャンボ貨物機」ボーイング747-8F

大量の貨物を積載する作業効率や大型の貨物積載を可能にしているのが
「ノーズカーゴドア」
747の最大の強みなのだ

エアバスA380がどの様なスタイルの貨物機に変身するのでしょうか?

今後退役が加速するA380の第二の人生に貨物機という道が
開けるのでしょうか?


A380-800F型機(開発中断事由)

貨物機型については重量物が運べないのでそれほどメリットがないとされ、
ボーイング社はA380Fより777Fや747-8Fのほうがロスが少ないと説明している。
世界最大の旅客・貨物機だけに貨物容積は広いが、
機体の大きさのわりに搭載量は少なく、ノーズ部が開かないため長い貨物が積めず、
専用ローダーがないと2階へ搭載できないなど、
高速貨物輸送用途でライバルとなる747貨物型に比べると不利な点が多い。
747貨物型で出来たことが出来なくなるばかりか、
747貨物型では必要なかった設備を新たに用意しなければならないため、
経済性には大きく劣り、貨物機としては関心を集めていない。

ルフトハンザ・テクニークによる貨物型改修

2020年5月には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で旅客需要が減少し、
貨物需要が増大する中、ルフトハンザドイツ航空の子会社で
航空機の改造やメンテナンスを手掛けるルフトハンザ・テクニークに
A380旅客型を貨物用に改修する依頼があったことが明らかにされた。
顧客(航空会社)名は明らかにされていない。
既にCOVID-19の影響に対応するため、旅客機の座席に貨物を積載したり、
座席そのものを撤去して貨物を積載したりといった事例は存在する。
しかし、ルフトハンザ・テクニークによれば、
この改修は単に座席の撤去に留まるものではないという。

しかし、貨物ドアの設置などは行われないと報じられており、
貨物の積載時には旅客用の狭いドアを使用する必要がある。
また、2階部分の床板が貨物の重量を想定していないため、
貨物機としては問題が多いとの指摘もある。


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A380運用状況


A380退役ニュース








超巨大貨物機 UR-82060






船の汚水(下水)はどう処理している?

2020-05-24 00:10:00 | 船のお話も面白い🛳⚓️🚢
ダイヤモンドプリンセス号はマレーシアへ向かっている



忘れ掛けている前代未聞の大クラスター発生問題

ダイヤモンドプリンセス号の新型コロナウイルス蔓延で
横浜港へ接岸対応しながら定期的に排水処理の為
外洋へ運航していた
乗客・乗員合わせて4000人に近い事より
排水処理も大量?
確か2日間隔だったのかなぁ?(不確かですが・・)
船に
ど素人なので
排水処理についてどうなっているのか?
疑問に❓
という事で
ネットで拾い読みです

他に水のお話
船舶で使用する
水はどうしてる❓




船内でシャワーを浴びた排水、お皿を洗った排水、トイレの排水、
こういった汚れた水は船内でどう処理されているのでしょうか。

まず排水は
               Black Water(ブラックウォーター, 下水)と
               Grey Water(グレーウォーター, 生活排水)の
2種類に分けられます。

Black Water  下水
トイレの排水
船内病院からの排水

Grey Water 生活排水
洗濯の排水シャワーの排水
洗面所や台所のシンクからの排水

Black Water 下水
下水については船内で汚水処理をして、きれいになった水は海へ放出し、
固体となった汚物は港についたときに回収してもらいます。

処理の方法としては、紫外線消毒や塩素消毒、逆浸透膜フィルターなどいろいろありますが、
1つに絞らず組み合わせたりもします。
なかでも「メンブレンバイオリアクター(Membrane Bio Reactor)」は人気があります。
バイオテクノロジーの一つで、微生物が有機物をエサとして、
二酸化炭素(またはメタンガス)と水に分解してくれるのです。
そうして綺麗になったうわずみ部分の水を濾過したり塩素消毒したりして、海へ戻します。

Black Waterは有毒な細菌が含まれることが多いため、
きちんと処理することが国際ルールで定められています。
MARPOL(マルポール)条約といい、
船舶による海洋汚染を防止する目的で作られている条約があります。


MARPOL条約 附属書Ⅳ(4)より
・総トン数400以上の新造船
・総トン数400未満であるが15万人以上乗せられる新造船
・総トン数400以上の従来船で、2008年9月以降運航している船
にあてはまる国際船は、

・承認された汚水処理プラント または
・汚水の粉砕および消毒装置 または
・じゅうぶんなサイズの汚水の貯留タンク
を搭載し、

・決められた方法で処理した排水 ⇒ 一番近い岸から3海里(約5.6km)離れていれば海に放出してよい
・決められた方法で処理していない排水 ⇒ 一番近い岸から12海里(約22.2km)離れていれば海に放出してよい

ただし
※未処理の排水を放出するときはタンク内を一度に放出してはならず、4ノット以上の速度で航行しながら排出すること
※国・港によって放出禁止などの独自ルールもあるため注意が必要

12海里(約22.2km)離れてさえいれば、処理しきったとはいえない下水も垂れ流しOKなのですね。
とはいえ通常大型船には汚水処理プラントが搭載されているので、そのまま垂れ流すケースは少ないと思います。


Grey Water 生活排水

Grey Waterに関してはMARPOL条約では取決めはないため、
基本的に海に垂れ流しOKです。
ただし、これも国や港によっては独自ルールがある場合があります。

処理しない、ということは、
料理や掃除、洗濯で使用した洗剤はそのまま海に流れていくということなので、
船側では一応環境に配慮した洗剤等を使用していることが多いです。
また、商船と違って人がたくさん乗る大型客船などでは
Grey WaterもBlack Waterのようにある程度処理する船もあります。
それにしても、油やシャンプーなどが海に・・・と考えると、
あまり気持ちのよいものではありませんね。
そのうちGrey Waterが規制される日も来ると思います。

たいせつな私たちの地球。その7割以上を占める海をきれいな状態で守っていきましょう。


船の生活水・飲み水が海水から作られる、その仕組みとは?

船内で水を飲む、料理をする、シャワーを浴びる、お皿を洗う、トイレを流す、衣類を洗濯する・・・
毎日大量の水が必要となりますが、これらはどこから調達するのでしょう。


着岸した際に港から調達する方法もありますが、
大部分は「造水装置(Fresh Water Generator)」と呼ばれる機械で海水から作っています。
海水から清水(せいすい, きれいな水のこと)を作る仕組みには大きく2つあります。
蒸発法
逆浸透法です。

蒸発法
海水を蒸発させ、その蒸気を集めて冷却すれば清水を取り出せる、というシンプルな仕組みです。
(いわゆる”蒸留”です)蒸発させる際の熱はエンジンの冷却水を利用します。
エンジンの冷却のために使われた水は排熱を含んでおり、高温状態だからです。
しかし、高温といっても実際は70℃ほどで水を蒸発させるには至りません。
そこで、気化を行うタンク内を真空状態にして大気圧を下げてあげるのです。
すると沸点も下がるため低温で水が蒸発します。
「富士山の頂上では水が早く(82℃で)沸く」のと同じ原理ですね。

濃縮した海水は再び海へ放出されます。
取り出した清水はそのまま生活用水や雑用水として使われます。
飲み水にする場合は、この清水にミネラル成分を加えて殺菌装置にかけます。
※ミネラル成分を加えないと、まずくてとても飲めない状態です。普段飲んでいるお水に感謝・・・☆ですね。


逆浸透法

蒸発法に比べて、こちらのほうが高価なシステムとなるため、
通常の商船においては蒸発法のほうが主流ですが、
毎日大量の水を必要とする客船やフェリーなどでは逆浸透法が用いられることが多いです。
浸透膜(Reverse Osmosis, 通称RO)という特殊なフィルターを使って、
海水の塩分や細菌を除去する方法です。
このフィルターは水は通しますが塩分や細菌は通さないという性質をもっており、
海水に圧力をかけてこのフィルターに通し、真水だけを取り出します。
濾過と言ってしまうと、なんだか穴が大きいのではないか、穴から他の物質も漏れて通るのでは、
と思ってしまいますが、実際は穴とは言えないほど非常に小さい開口部で、
水に溶けていた化学物質でさえ取り除くことができます。
海水から作っているとはいえ、コストのかかる高価な水となっていますので、
船内ではなるべく節水にこころがけたいものです。

以上









読めますか❓艏? 艫? 船首、船尾の呼びかた〜”トモ・オモテ”、英語では?

2020-05-24 00:10:00 | 船のお話も面白い🛳⚓️🚢
船の知識は全くなし
素人でも分かり易い
説明を
ネットで拾い読みです


船の進行方向に対して前は船首後ろは船尾といいます。
これを大昔から日本ではオモテトモと呼んでいます。
(セットで呼ぶ場合は、”トモ・オモテ”ということが多いです)

オモテは艏(みよし、みおし)という漢字が当てられます。
まさに”船首”をそのまま縮めたような漢字ですね。
前面は水を押して進むことから、みずおし→みおし となったと言われています。
船の表側なのでオモテと呼ぶようになったのでしょうか。

トモは艫(とも、ろ)という漢字があり、中国語でもこれは船尾を表します。
日本語でトモと呼ぶ理由は諸説ありますが、
船尾は船首に伴う(ともなう)ことからトモとなった説もあります。

いずれにしても由来はよく分かっていないですが、
未だに船の世界では”トモ・オモテ”の言葉が頻繁に使われています。

では、英語では船首・船尾はどのように表現するのでしょうか。
             船首→ bow
             船尾→ stern
                と表したり、

             船首→ fore
             船尾→ aft
                と表したりします。

使いかたはそれぞれ物や状況に合わせていろいろで、例えば船首側・船尾側についてるサイドプロペラのことはbow thruster(バウスラスター)・stern thruster(スターンスラスター)なとと呼びますし、
船首で、船尾で、と言うときは、  at the fore (side)   at the aft (side)などと呼んだりもします。
もちろん、at(/in/on) the bow, at(/in/on) the sternなどとも言います。
また図面表記では一般的にfore-aftを使います。

船・海の世界はとてもグローバルで様々な国の人が関わりますので、英語もこれが必ず正しいというのはなく、人(国)によって言い回しが異なることは多いです。正確に相手に伝わりさえすれば良いと個人的には思います。

【参考】船の右・左を表す右舷・左舷についてはこちらも↓

船の右側と左側を表すことば

船は、進む方向に対して
                          右側を、右舷(うげん)
                          左側を、左舷(さげん) と呼びます。



                     右舷、左舷を表すstarboard, portの意味とは!?

右舷、左舷を英語では?

                         右舷 = starboard (スターボード)
                         左舷 = port (ポート)

と言います。
書き物では頭文字をとって、S, Pなどと略すこともあります。

これらはどういう意味なのでしょうか?

それは、昔の船の形を見るとわかります。




まだ今のような舵がなく、人の手で操縦していたころ、オールは船の右側にありました。
これは多くの人が右利きだったためです。

このオールのことをsteering oar(ステアリング オール)と言います。

steering oarがある側”ということで、
右側のことを “steering side”と呼ぶようになり
→steer side
→steer board (boardは船の横サイド”船側”の意味)
starboard
と変化していったのです。


では、左側は?というと、

寄港するとき、必ず船の左側を港側につけていたので、
港を表す単語 “port”が左側を表すようになりました。

なぜ左側を港につけるか、それは右側にはオールがついていたからですね!

このようにして、左右を混乱しないように工夫して表現してきたなごりが今でも残っています。

★左側はもともと荷物の積み込みサイドということで、
loadingboard (loading sideの意味) と呼んでいましたが、
右側のstarboardと紛らわしいため、途中でportに置き換えられました。

以上

今日は此処まで