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ダッシュナンバーについ
旅客機のダッシュナンバーの命名に規則性がありそうでない??
旅客機の開発された型式から改良等で派生型が多くある(ファミリー)がその場合、
ー(ダッシュ)○○となるけどそのルールは?よくわからない。
いつも何気なく呼んでいるけど、ルールはないようだ。
ちょっと下記に抜粋してみた。
例えば -ナンバーは
●ボーイング 747-8 ➡︎ –8 である。
★旅客機
★cargo
●ボーイング 747-400
● ボーイング 787-8
★ダッシュナンバーが8からスタートしている787 何故1からでなく8からかは不明。
● ボーイング 787-9
●ボーイング 787-10
派生型の命名にはルールはない
多くの旅客機には派生型があり、それは『–(ダッシュ)』などに続く数字や記号で表されてている。
こうした派生型の命名には決まったルールはないようだ。
初期のボーイング・ジェット旅客機は、100型を基本に改良型は200型、300型というように100番刻みで増え、
さらに下2桁には航空会社ごとのカスタマーコード(JALならば46、ANAならば81)をつけることが多かった。
ただし初期のジェット旅客機である707は、
100型というキリのいい数字ではなく120型、220型、320型としている。
ボーイング737には派生型が多く、第一世代が100〜200型、第2世代型が300〜500型、
第3世代(NGシリーズ)が600〜900型になっており、ここで100番台の数字は使い切ってしまった。
そこで新しい第4世代(MAXシリーズ)ではMAX7(短胴型)MAX8(標準型)MAX200(MAX8の座席数増加)、MAXMAX9(長胴型)MAX10(最長胴型)としているが、胴体サイズごとにNGシリーズと合わせたのか、
MAX1からスタートしていない。
意味があるようで不明も多い
ボーイング747には最初ダッシュナンバー以下のモデル名はなかったが、
重量超過やエンジンの推力不足により予定通りの性能がでないことがわかり、
改良型が747Bとして作られることになった。
これが後に200B型に変更されると共に初期型は100型となった。
また747-200シリーズには貨物型(フレイター)の200F,貨客変更型(コンバーチブル)の200C型、
貨客混載型(ミックス)の200M型など用途ごとのモデル名もあるが、
200B型のBはこうした用途を示すものではない。
747-200Bのアッパーデッキを延長したのが747-300で、
さらにシステムをデジタル化するなど大幅に機体を改良したのが747-400である。
その次のモデルは747-8になるが、
ボーイングはそれ以前に747-500、747-600など提案して中止していたので、それと区別することと、
787や737の新シリーズの派生型を1桁数字で示すようになったのでそれに合わせたのだろう。
唐突に「8」としたのは787の技術を使っているという意味であり、
737MAXの標準型が8となったのも同じりゆうの可能性はある。
777には標準型の200型と長胴型の300型があるが、100型はない。
これは短胴型としている予定していたものの実現しなかった。
787は標準型の8型、長胴型の9型、最長胴型の10型があるが、何故8からはじまっているかは不明である。
ちなみに開発は中止されてものの、日本の国内線向けの短距離モデルは787-3とされていた。
エアバスも統一性はなし
エアバスの派生型の命名にも機種ごとの統一性はない。
例えばA320には、標準型の100型と燃料タンクを増設して最大離陸重量を大きくした200型とがあるが、
胴体の長さが異なる派生型は、短胴型がA319やA318、長胴型がA321になっている。
それに対してA330やA340は標準型を200型、長胴型を300型としており、決してA329やA341とはしていない。またA340にはエンジンを強化した別シリーズもあるが、こちらはなぜか400型を飛ばして短胴型が500型、長胴型が600型になっている。A380は標準モデルが800型だ。こうした命名法については、フランスの本社で質問したことがあるが、「それに答えられる人は、ここにはいないだろう」と社員の人たちは笑っていた。
(イカロス出版社から引用)
例えばエアバスの場合のダッシュナンバ
●A319
●A320-200
●A321
●A330-200
●A330-300
●A350-900
●A350-1000
●A380
以上 – ○○(ダッシュ○○)について、抜粋してみた。