実効税率48%の重税国家であるから、低消費で景気が上がらなく、民間の賃金が低迷している面がある。小細工ではどうにもならない(カナタニ)
首相が物価上昇上回る「賃上げ」を要請 民間の賃金は政府の"景気調整つまみ"ではない
2023.01.06(liverty web)
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《ニュース》
岸田文雄首相は5日、経済3団体の新年祝賀会で「インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」と要請しました。
《詳細》
岸田首相は都内で開かれた経団連など経済3団体の新年祝賀会に出席。「まず実現を目指すのは成長と分配の好循環の中核である賃上げ」「輸入物価だけでなく経済全体の物価上昇が欧米のように進行し、賃上げが追いつかなければ、スタグフレーションに陥ってしまうと警鐘を鳴らす専門家がいる」などと述べ、物価上昇率を上回る賃上げへの協力を要請しました。
首相は4日の年頭記者会見でも「賃上げ」の実現を強く訴え、「新自由主義的発想から脱却し、官と民の新たな連携の下、賃上げと投資を強固に進め、格差の少ない、力強い成長基盤を作る」としました。政府としても、最低賃金の引き上げや、公的機関・政府調達に参加する企業の賃上げを目指すと表明しました。
また6日にも、首相は連合の新年交歓会に出席し、大幅な賃上げに取り組んでいく姿勢を強調しました。