たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「カラスウリ」と「センダン」

2023年01月22日 | 植物

 

「カラスウリ」 (烏瓜) の実

 

「カラスウリ」 : ウリ科 ウリ目カラスウリ属の蔓性植物で中国・日本原産

本州、四国、九州に自生する。林の中の草木にからみついて成長する。

 

夏の純白の花びらは後部に反り返り、花弁ふちには白く細いひもが

網状になって広がり美しい。

緑色の果実は直径7cmほどの卵型で

秋になるときれいなオレンジ色または朱色に色づく。

 

冬には枯れた枝や蔓などあちこちにぶら下がっている。

冬枯れの林の中や散歩道脇でひときわ目に鮮やかに映る。

 

 

 

 

「センダン」(栴檀)の実

 

「栴檀」:センダン科センダン属の落葉高木でヒマラヤ山麓原産

 日本では本州、伊豆諸島、四国、九州、沖縄に分布する。

 

薬用植物の一種として知られ、果実はしもやけ、樹皮は虫下し

葉は除虫など、古くから薬用植物として重宝されてきた。

 

 

 

「センダン」(栴檀)の花

 

五弁の白い花びらとピンクの蕾が可憐。

5月~6月には 枝が隠れるほどに咲き乱てとても美しい。

 


ガマの穂「爆発」

2022年10月24日 | 植物

 

初めて見た「ガマの穂の爆発」光景 (10月22日撮影)

 

ガマの穂から綿毛のついた種子が飛び出すのがわかるように

逆光で撮影しました。

奥の方で白く光っているのはススキの穂です。

 

 

 

**7月29日投稿の記事に載せた「ヒメガマ(姫蒲)」の写真(再掲)

 

この記事では「ガマの穂の爆発は8月頃を予想」していました。

以後何度も同じ場所に様子を見に出かけましたが

そのたびに期待外れでしょんぼりしたものでした。

 

 

 

 

それでもあちこち通い続けて(最終的には別の湿地帯でしたが)

初めて見る圧倒的な迫力の「爆発」写真を撮ることができました。

日が西に傾くのも忘れ、ただ夢中でシャッターを切り続けました。

 

 

 

 

 

ガマの群生場所の奥に見える「ススキ」や「セイタカアワダチソウ」も

夕日を浴びて美しく輝き、なんともいえない感動的な光景でした。


「ナラ枯れ」の被害

2022年06月20日 | 植物

 

千葉市中央区「県立青葉の森公園」にて

 

「青葉の森公園」内を散歩中、ふと散策道脇の林の中の

「ナラ枯れの被害」と書かれた説明ボードが目にとまり

立ち止まって説明文を読んでみました。

 

 

 

 

「ナラ枯れ」という樹木の病気で枯れた大木が切り倒されて

病原菌が外に出られないような特殊な透明な袋に包まれ

横たわっていました。

「ナラ枯れ」という木の病気名も

「カシノナガキクイムシ」という虫の名も

その虫が運ぶ「ナラ菌」という病原菌も

この時初めて知ったものばかりでした。

 

樹木の病気を防ぐのもたいへんなことだと

この時しみじみと感じ入ったものでした。

 

 

 

この切り倒された樹木の名はわかりませんが

特に根元の部分はこの写真のように

しっかりと特殊繊維で包まれていました。

 

根元といっしょに包み込まれてしまった「ドクダミ」が

罪もないのにちょっとかわいそうに思えたものです。


植物園の大木

2021年11月20日 | 植物


 (千葉市都市緑化植物園にて 11月18日撮影)

「モミジバスズカケノキ」:スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉高木
 樹高は10~30mで一般には「プラタナス」と呼ばれる樹木の一種。

中近東原産の「スズカケノキ」と北米原産の「アメリカスズカケノキ」の
交配種とされる。雌雄同株で大きな葉は掌状に3~5裂している。
果実は直径3~4cmの球状となり枝先にぶら下がる。

日本で公園や街路樹でよく見かける「プラタナス」はほとんどが
 この「モミジバスズカケノキ」で、「アメリカスズカケノキ」は少ない。







「モミジバスズカケノキ」の別名は「カエデバスズカケノキ」で
「プラタナス」という名は 「スズカケノキ」属の総称といえる。







晩秋の落葉の頃には北風が強くなり、近くの公園から
大きな落ち葉が自宅周辺にもよく飛ばされてくる。






いつもの散歩コースのこの植物園には「ユーカリ」の巨木がある。
「ユーカリ」はフトモモ科ユーカリ属の樹木の総称で
常緑高木の種が多く、500種以上もの種類がある。

「ユーカリ」はオーストラリア原産で森の木の3/4を占めるといわれる。
世界各地に移植栽培されている。成長がとても早いのが特徴で
材木として使われることが多い。樹高は最高30mに達する。







「ユーカリ」といえばすぐにコアラを思い浮かべる。
その葉はコアラの大好物としてよく知られている。

葉から採れる精油は薬用などにも広く使われている。

またオーストラリアでは自然発火による森林火災が多いが
 油分を含むユーカリがその一因になっているといわれる。