たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

南房総安房勝山海岸夕景

2020年12月29日 | 千葉県



安房勝山海岸「みささぎ島」(12/27 撮影)

よく晴れた一日で久しぶりに南房総方面へ車を走らせた。
この季節は空気が澄んで彼方に富士山の姿がよく見える。
例年師走から一月にかけて鋸南町は水仙祭りでにぎわう。

この日は海も穏やかで西空もよく晴れていた。
安房勝山海岸線には形の良い島が並んでいる。
(*写真一枚目は「みささぎ島」で二枚目は「浮島」)
「みささぎ島」には日本武尊と乙橘姫の伝説がある。
*「参考」:2020年5月4日更新記事「みささぎ島伝説」




安房勝山漁港沖合の島「浮島」

この島は形が変化に富み、夕景撮影地として人気がある。
神奈川県からもアクアライン利用で撮影に来る人が多い。
特に右側二つの島の間に夕日が落ちる日は
「だるま夕日」の撮影チャンスで三脚が並ぶ。
(*現在漁港入口防波堤は危険防止のため立入禁止)





「みささぎ島」夕景

特に富士山、みささぎ島に夕日が沈む頃には
こちらの浜辺に撮影に訪れる人が多い。




鋸南町の「水仙祭り」にも立ち寄ってみた。
「江月水仙郷」と「をくずれ水仙郷」のどちらも
まだ3分咲き程度。見ごろは一月になるでしょう。




<2020年 年末のご挨拶>

今年もまたたくさんのご訪問をいただきありがとうございました。
一日も早いコロナ禍の収束を願いながらの年越しとなりました。

皆々様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
2021年が平穏なよい年となりますように!


「チバニアン」(Chibanian)初訪問

2020年12月07日 | 千葉県



「チバ二アン」(国指定天然記念物)初訪問
千葉県市原市の深い山中を流れ東京湾に注ぐ養老川上流の畔で
世界でもまれな77万年前の「地磁気逆転地層」が発見され
一躍世界的に脚光を浴びることになった。

「チバ二アン(Chibanian)」=地質時代の区分(78.1~12.6万年前)
2020.1.7  国際地質化学連合により正式に命名された。

毎年何度も養老川沿いの道を走って養老渓谷へでかける。
途中の「⇒チバ二アン」の案内標識はわかりやすい。
列車利用では小湊鉄道月崎駅から徒歩40分の距離。
狭い農道に入りすこし進むと駐車場が整備されている。
小さな案内所もあり資料も豊富に用意されている。
そこから養老川の畔までの道はかなり急な下りになる。







地球46億年の歴史の中で磁場のN極とS極が逆転していた
時期があり、その痕跡がこの場所の崖に見られるという。
多くの研究者が約40年間研究を進めた結果
磁場逆転を示す境になっていることが判明した。

チバ二アン時代は現代人と同じ人類「ホモサピエンス」が
生まれた時期とも重なる。この地層はその時代の
気候変動や生物化石など当時の地球環境を知るうえで
世界で最も優れた現場として国際学会が認めたことになる。




(*注意)現場は養老川の岸辺で、特に雨後の増水時などは
 危険です。滑りやすく普段でも長靴のほうが安全でしょう。




岸辺近くの川底の岩にも貝殻の化石らしいものが見られた。




川岸から戻りの坂道をすこし上がった道脇の崖下に
長い時の流れを思わせる小さな滝の流れが・・・

これからも養老渓谷方面に出かけるときには
忘れずに立ち寄ってみたいと思う。

「穴あき雲」撮影 11/30

2020年12月01日 | 千葉県



2020.11.30 撮影 

昨日からテレビなどで報道されている「穴あき雲」
気温6℃と冷え込んだ朝、千葉市南方の空にも現れた。
四国や九州、東海、関東南部などで見られたそうだ。

「高層雲にぽっかりと穴が開いたような不思議な形の雲」
初めて見る雲でとっさにカメラを取り出して連写した。

朝日を浴びて一部には「彩雲」の彩りも見られた。
ウェブサイトで調べると以下のような説明があった。

*11月から12月にかけて薄く広がった巻積雲や高積雲に
円形の隙間ができる珍しい雲を「穴あき雲」という。
高層の水分が凍結し始めると、周りの過冷却の水分が
その氷に付着して重くなった氷の粒が落下する。

その結果一部ぽっかりと穴が開いたような雲ができる。
虹のような色がかかった彩雲、うろこ雲、巻雲が
辺りに同時に見られることもある。


 


その後上空にはこのような見事な高層雲も見ることができた。