たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

早朝カメラ散歩 (*「ドクダミ」など )

2021年05月31日 | 散歩


道脇のフキ(蕗)の繁みの中にドクダミの花が咲いていた。

立ち止まってしゃがみこみしばらく眺めていた。

白い小さなつぼみがかわいらしい!

いつもは立ち止まることもなく通り過ぎるだけなので
ドクダミのつぼみをはっきりと見たのは初めてだった。

*「ドクダミ」の花ことば:「白い追憶」「野生」






別の場所でドクダミと紫色の花が寄り添って咲いていた。
紫色の花の名はいろいろ調べてもわからなかった。
ここではドクダミのつぼみが三つすぐ目の前に見えた。

ドクダミの「花」はヤマボウシの「花」と同じく「苞葉」で
真ん中に高く立っているのが「花序」になる。

「ドクダミ」は別名「ジュウヤク(十薬)」と呼ばれるように
 薬効の多い貴重な薬草として古くから幅広く活用されたきた。





 色づき前の紫陽花に小さなかたつむりがとまっていた。

♪ でんでんむしむし かたつむり
   おまえのあたまは どこにある
      つのだせ  やりだせ  あたまだせ ♪

 「かたつむり」の別名は「でんでんむし」
  どちらも名前の由来はよくわかりません。

*かたつむりの粘液中には有毒な寄生虫が
含まれていることもあるそうなので
こどもたちには素手では触らないように
 教えてあげたほうがよいでしょう。




*背景の白い花は「ヒメジョオン(姫女苑)」

「スカシユリ」:ユリ科ユリ属の秋植え球根植物
 花茎の高さは60~80cm  開花時期 6月

*上向きに咲く花の中に雨水などが溜まらないよう
花弁と花弁の間にすき間があることから
「透(すかし)百合」と名付けられた。
海岸の岩場に自生する⇒別名「岩百合」
 色は白・ピンク・赤・黄・オレンジと多彩。

*花ことば:「飾らぬ美」「神秘的な美」

ピンクのヤマボウシ(山法師)

2021年05月29日 | 日記






ピンク色の「ヤマボウシ」(山法師)

5月28日: 梅雨の晴れ間の散歩コースにて


新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言・まんえん防止等
重点措置期間が6月20日まで延長になった。


前日ワクチン接種予約ができたばかりの翌朝の散歩道
道脇の木陰に入って満開のヤマボウシを見上げた。

青空を背景に輝くピンクの花びら(苞葉)が美しい。

今年も冬の間に一度もスキーに出かけられなかった。
千葉では降雪ゼロで雪景色撮影の機会もなかった。
スキーを始めて以来約50年間で初めてのことだった。
県境を越えての旅の自粛も長い間続いている。

今年の梅雨入りもあまりに早く、異常を強く感じる。
異常気象の確かな進行に恐怖を感じるようになった。
いよいよ身の回りの些細なことにも気を配りながら
 一日一日を過ごしていかなければいけないと思う。

初夏の光を浴びて透き通ったヤマボウシのピンクの花が
 地球の美しさを象徴しているかのように眼に映った。
しばらく立ち止まり何度もシャッターを切り続けた。

**「ヤマボウシ」の説明は5/15更新記事の中で
      詳しく書きましたので、ここでは省略します。

庭園散歩 5/20 

2021年05月21日 | 日記


5/20「DIC川村記念美術館庭園」(佐倉市坂戸)にて

庭園内数ヶ所でヤマボウシ(山法師)が見頃です。

(写真はレストラン脇の満開のヤマボウシ)





ヤマボウシ(山法師)の花

左側中ほどの花に小さな花蜂がとまっています。





楽しみな「紫陽花の散策路」では

ほんのわずかに花が咲き始めています。

(写真上下2枚)




この場所は日当たりがよくて装飾花が開き始めています。






大賀ハス池では葉が大きく育ち花茎が伸びるのが楽しみです。

池畔の花は「シモツケソウ」:バラ科シモツケソウ属の多年草
*日本固有種で関東~九州に分布。

花色はピンク・赤で草丈は30~80cm 花期は6~8月
花言葉:「控えめな可愛さ」 「純情」・8月22日の誕生花





スイレン池の花数は今年は少なめです。





池畔のカルミアは日当たりもよくてもう散り始めています。

「カルミアの花」は5月5日の更新記事の続きです。





これまで載せたことがない色合いと花模様の「カルミア」

つぼみはやっぱり金平糖にそっくり!





この花房をじっと見ると、花もつぼみも純白!

真っ白なカルミアの花を撮影したのは初めてです。





この花は白に近い淡いピンク色でつぼみはきれいなピンク色





  
この株は白一色の花を咲かせています。
もうほとんど咲き終わり。
今年はカルミアの花を十分に楽しめました。


「大百池公園」散歩 5/12

2021年05月15日 | 千葉県

ヤマボウシ (山法師) 満開

千葉市緑区「大百池 (オオドイケ) 公園」にて

「ヤマボウシ」:ミズキ科ミズキ属の落葉高木で日本原産
沖縄県・琉球列島にも分布。中国、朝鮮半島にも分布。
江戸時代から観賞用樹木として人気があり栽培された。

ヤマボウシ(山法師)の名は、中央の丸い花序と四枚の苞片を
修行僧の坊主頭と頭巾に見立ててつけられたものだといわれる。
純白の「苞片」が開くのは5-7月で秋の赤い実も美しい。
また深秋の紅葉がとてもきれいで国内では各地で多く見られる。
「苞片」または「苞葉」はほかにもピンク色がある。

*** 花言葉  「友情」 ***

総面積67.9ヘクタールの広々とした大百池公園
 池畔や林の中など散策路各所で満開になっている。





散策路脇には湧き水が流れ大小の池が各所で見られる。

池の中にもきれいな花が咲いていて心が和む。









水辺の「カキツバタ(杜若)とキショウブ(黄菖蒲)」





池畔の「カキツバタ」と池の奥の「ヤマボウシ」

小型車で30台くらいは入る駐車場入り口付近には
各種遊具で楽しめる小さな「遊園地」が整備されている。
散策路は大小の池の周辺や小高く深い林の中を巡る
変化に富んだコースでゆっくり時間を過ごすことができる。

**参考:「ヤマボウシ」と「ハナミズキ」の違い**

同属のヤマボウシとハナミズキはともに白い花びら(苞片)
がとてもさわやかで美しく、人気の高い樹木です。
苞片(花びら)の形を見るとひと目で違いがわかります。







「ハナミズキ」の白い花も同じく「苞片(苞葉)」で
ヤマボウシ」とひと目で見分けるのは難しいでしょう。

近寄って白い苞片の形をよく見ると・・・

*「ヤマボウシ」は先が尖っていますが
     「ハナミズキ」は先が丸くて割れています。
      *一枚目の写真と比較して見てください。

 *ともに花の色はピンクなどもあります。
   *ハナミズキ(花水木)はアメリカ原産です。

大東埼灯台(いすみ市)

2021年05月14日 | 千葉県


千葉県いすみ市大東埼灯台

大東埼(または大東崎・大東岬):海抜58mの断崖上に
1950年に設置された高さ16mの白亜の塔が立つ。
この灯台の光は21海里(28km)まで届くという。

「大東埼燈台クラブ(千葉県NPO)」のメンバーが
ボランティア活動で土・日には欠かさず売店を出し
 清掃、花壇の世話、お盆フェスタなどで活動している。





 白亜の美しい灯台が豊かな緑に包まれてまぶしく見える。
太平洋の荒波が押し寄せる断崖上にはベンチも整備され
果てしない海原を見渡しながら休むことができる。

また町の灯りも届かないこの岬の上は北から南まで広がる
大空の星座や銀河など、また朝日の出などの撮影ポイント
としても人気があり、写真愛好家も多く訪れる。






南方を見渡すと、いすみ市大原海岸八幡岬までの砂浜が続く。



 


千葉県(房総半島)の地図で見ると
右上の旭市「刑部岬」からきれいな曲線が南に伸びている。
この間は「九十九里浜」の約66㎞もの砂浜が続いている。
曲線の南端のすこし膨らんだ位置に「大東岬」がある。
房総半島南端の左下南房総白浜には「野島崎灯台」がある。
「大東岬」は「刑部岬」と「野島崎」のほぼ中間にある。

刑部岬から、房総南端の白浜野島崎まで海辺を車で走ると
100㎞をはるかに超える距離があることがわかる。






大東岬頂上付近には駐車場やトイレも整備されている。
建物壁面に房総の天才宮彫師「波の伊八」案内ボードがある。

岬の高台から狭いながらもよく整備された舗装道を下ると
すぐ近くに「飯縄寺(いづなでら)」がある。
その寺では「宮彫師 伊八」の作品を鑑賞することができる。
「波を彫っては天下一」と称された伊八の傑作である
見事な波の彫刻(実物)も目の当たりに鑑賞できる。
この寺には「浪と飛龍」「牛若丸と大天狗」作品がある。

更に同じ市内の「行元寺」には「浪に宝珠」がある。

 葛飾北斎の「富嶽三十六景」中の「神奈川沖浪裏」作品
 伊八の荒波を彫った「浪に宝珠」はとてもよく似ている。

伊八の「浪に宝珠」の彫刻では、荒波の中央の位置に
 「宝珠」が彫られている。
  北斎の「神奈川沖浪裏」は宝珠の位置に富士山がある。
上の案内ボードの図でもわかるように
両者の作品の荒波逆巻く構図は瓜二つといわれている。

南房総で生まれた天才宮彫師波の伊八が葛飾北斎に
大きな影響を与えたことは、いすみ市の二つの寺を
 訪ねただけでも十分に理解することができる。

 また北斎が房総へ三度旅をしたことも記録に残っている。
そしてその北斎の作品は広く世界に知れ渡り
ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、モネなど
 印象派の多くの画家たちに影響を及ぼした。

房総半島太平洋岸中ほどの海辺を訪ねる小さな旅でも
さわやかな空気と果てしない海、そして星空と日の出
 更に驚くほどの感動的出会いを楽しむことができる。

【参考】:「波の伊八」に関する上記以外の施設

*波の伊八生誕地:鴨川市打墨(屋敷・工房跡見学)
大山寺:鴨川市平塚(作品鑑賞)
        金乗院:鴨川市打墨( 同 )
石堂寺:南房総市石堂( 同 )
真野寺:南房総市久保( 同 )
 長福寺:いすみ市下布施( 同 )
光福寺:いすみ市大野( 同 )

    *ほかにも多くの寺院などで波の伊八の作品を鑑賞できる
     寺や施設があります。