道脇のフキ(蕗)の繁みの中にドクダミの花が咲いていた。
立ち止まってしゃがみこみしばらく眺めていた。
白い小さなつぼみがかわいらしい!
いつもは立ち止まることもなく通り過ぎるだけなので
ドクダミのつぼみをはっきりと見たのは初めてだった。
*「ドクダミ」の花ことば:「白い追憶」「野生」
別の場所でドクダミと紫色の花が寄り添って咲いていた。
紫色の花の名はいろいろ調べてもわからなかった。
ここではドクダミのつぼみが三つすぐ目の前に見えた。
ドクダミの「花」はヤマボウシの「花」と同じく「苞葉」で
真ん中に高く立っているのが「花序」になる。
「ドクダミ」は別名「ジュウヤク(十薬)」と呼ばれるように
薬効の多い貴重な薬草として古くから幅広く活用されたきた。
色づき前の紫陽花に小さなかたつむりがとまっていた。
♪ でんでんむしむし かたつむり
おまえのあたまは どこにある
つのだせ やりだせ あたまだせ ♪
「かたつむり」の別名は「でんでんむし」
どちらも名前の由来はよくわかりません。
*かたつむりの粘液中には有毒な寄生虫が
含まれていることもあるそうなので
こどもたちには素手では触らないように
教えてあげたほうがよいでしょう。
*背景の白い花は「ヒメジョオン(姫女苑)」
「スカシユリ」:ユリ科ユリ属の秋植え球根植物
花茎の高さは60~80cm 開花時期 6月
*上向きに咲く花の中に雨水などが溜まらないよう
花弁と花弁の間にすき間があることから
「透(すかし)百合」と名付けられた。
海岸の岩場に自生する⇒別名「岩百合」
色は白・ピンク・赤・黄・オレンジと多彩。
*花ことば:「飾らぬ美」「神秘的な美」