たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

役目は終わり

2016年06月30日 | 写真

 

 

 

 「ガクアジサイ」や「ヤマアジサイ」の真ん中の小さな無数の花が咲き終わり、周りでその花を引き立て昆虫を呼ぶ役割を果たしてきた「装飾花」はその役目を終えて裏返しになり垂れ下がってきている。

 たくさんの小花ももう甘い蜜を出すこともなく受粉の手伝いをしてもらった昆虫たちもまったく寄り付くことはない。アジサイの花は茎から離れて落ちることはなく、剪定しなければこのままの姿で枯れて冬を迎えることになる。初雪をかぶったアジサイの枯れ花もまた絵になりカメラを向けたくなる。

 

         「冬の紫陽花」 (2014.2.11 千葉の大雪の朝 撮影)

 

 


「大賀ハス」

2016年06月25日 | 写真

             

「大賀ハス」:1951年(昭和26年)に千葉市検見川の東京大学検見川厚生農場(現東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花した「古代ハス」。

 植物学者大賀一郎博士が地元の小・中学生や市民などの協力を得てこの遺跡の発掘調査を行った結果、調査打ち切りの前日夕刻に一人の女子中学生が泥炭層の中からハスの実一粒を見つけた。調査は延長されその後2粒のハスの実が発掘された。大賀博士は自宅でその3粒の発芽育成を試みたところその中の一粒だけが発芽し、1952年7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせた。このニュースは世界に向けて「世界最古の花・生命の復活」として発信されこのハスの花は一躍世界中に知れ渡ることとなった。

 この花は「大賀ハス」と命名された。1954年(昭和29年)には「千葉県の天然記念物」に指定され、さらに1993年(平成5年)には「千葉市の花」として制定された。大賀ハスの故郷である千葉市の中心部にある千葉公園ハス池では、毎年6月下旬から7月にかけて大賀ハスがいっぱいに咲きそろい多くの市民が訪れて楽しんでいる。

 「大賀ハス」は以来日本各地はもとより世界各国へも分根移植され、「友好親善と平和のシンボル」として愛され続けている。

*写真は2016/6/24に千葉公園ハス池で撮影。背景のモノレールもまた千葉市のシンボルになっている。


DIC川村記念美術館庭園 6/23

2016年06月23日 | 日記

 2016/6/23: 雨上がりのDIC川村記念美術館庭園(千葉県佐倉市坂戸)を散策した。紫陽花は今が盛りで雨に濡れてしっとりとした色合いが目にやさしく映る。庭園最深部の林間の散策路でも、道の両側に咲きほこる紫陽花が美しい。大賀ハス池は水面がほとんど見えないくらいに葉が茂り、花茎がどんどん伸びてつぼみが大きくふくらみ色づいてきている。今日の様子からすると、週末から来週にかけてどんどん花が咲き始めるだろう。

 

 

 

                   「ウズアジサイ」(渦紫陽花) 

                いつもはにぎやかな休憩舎のウッドデッキも午前中の雨で濡れて人影はない。

           ウッドデッキから見渡すスイレン池。緑豊かな心休まる風景。

      大賀ハス池は開花した花はまだ少ないが、もう数日すれば一斉に咲き始めるだろう。

 

           開花した数輪の中でいちばん形が整った花を見つけて撮影した。


「山陽メディアフラワーミュージアム」庭園の花

2016年06月21日 | 写真

              純白の風蝶草(クレオメ)とラベンダーの寄せ植え

                  西洋オダマキ「イエロークイーン」

             「バーベナボナリエンシス」(クマツヅラ科)とハナアブ

   「アナベル(アメリカノリノキ)」(北米原産のアジサイ) 背景に風蝶草の花壇が広がる。 

                 ガクアジサイ 「ウエディングドレス」

            「風蝶草」(クレオメ)の花壇の上を舞い飛ぶモンシロチョウ

 

 千葉市稲毛区稲毛海岸の「山陽メディアフラワーミュージアム」館内の展示を楽しんだ後、たくさんの花が咲き乱れる広々とした庭園を散策した。特に「風蝶草」(クレオメ)が前庭の広い花壇いっぱいに咲いているのを見たのはこれが初めてで、これから花茎がまだまだ上へ上へと伸びて次々と咲いていくので夏の間ずっと楽しめそうだ。  (2016/6/19 撮影)

       

 


山陽メディアフラワーミュージアム6/19

2016年06月20日 | 日記

  2016/6/19(日):千葉市内では連日の30℃を超える真夏日で、市内の海辺やプールはどこもにぎわっていた。稲毛海岸に近い山陽メディアフラワーミュージアム(旧称千葉市花の美術館)では7月3日(日)まで「フローラルジューンブライド」の展示が館内アトリウムガーデンで行われている。「6月の花嫁」をイメージした花の展示は、白、青、ピンクなどの花を多く使った暑さも忘れるさわやかな展示で人気を呼んでいる。

  「ガクアジサイ」の園芸種で、「墨田の花火」と比べると八重の装飾花がより小さくかわいらしい。

 

 これもガクアジサイの園芸種で、ピンクの装飾花が華やかで「ダンスパーティー」の名がつけられていた。

 

 中央のブルーのアジサイは「てまりてまり」の名がつけられていた。花びらがすべて八重になっている。

    あちこちに記念撮影用の椅子・ベンチがおかれていて家族で楽しく過ごすことができる。 

 

 「山陽メディアフラワーミュージアム」ホームページ: http://www.cga.or.jp/flower

  <特別サービス期間など>

  *7/16~9/4の夏季期間は入場無料(*JR稲毛駅西口から海浜公園プール行バスで15分)

  *年内は65歳以上の方は入場無料(千葉市内・市外を問わず。年齢確認証必要) 

  *その他のサービス・イベントなど詳細はホームページでどうぞ。 

 

 

 

 

 


真夏日の佐倉城址公園(千葉県)

2016年06月18日 | 日記

 

 

 

 

 2016/6/17:千葉市も佐倉市も気温は30℃を超えて真夏日の日差しが一日中照りつけた。毎年この時期には佐倉城址公園の菖蒲園が見頃になるのでカメラ散歩にでかけた。いつものように国立歴史民俗博物館の広々とした駐車場内で木陰を見つけて駐車した。佐倉市内の美術館、公園、名所旧跡などの駐車場は知る限りではすべて無料でとてもありがたいことだと思う。

 駐車場脇の城址公園入り口から左方向に坂を下りると姥ヶ池が見えてくる。池面には一面にスイレンの葉が茂り、白一色のスイレンの花とつぼみがたくさん見える。その合間を亀が動き回っている。小亀も多い。

 池の左手を見ると菖蒲園が広がっている。遠目には最盛期に見えたが、近づいてよく見るともう盛りはすこし過ぎていた。やはり今年は桜に始まり、いろいろな花の開花が一週間くらいは早いように感じられる。すでに咲き終わった花が多く混じってはいるが場所によってはまだきれいに咲きそろっていて、この週末は十分花見散歩を楽しめそうだ。特に一枚目、二枚目の位置では満開の眺めを楽しむことができる。

 菖蒲田の脇の草地では絵画クラブの人たちであろうか、一心に菖蒲園や紫陽花を見つめながら絵を描き続けていた。この人たちにとっては真夏日の暑さなどはまったく苦になっていないのだろう。

 


「竜化の滝」(栃木県)

2016年06月15日 | 写真

 

 

 「竜化(りゅうか)の滝」:滝の姿が身をくねらせて天に昇る竜を連想させるのが滝名の由来で、落差は60m。一枚目の写真の最上段の滝は狭い谷間の奥に流れ落ちていて、道はここが終点のためその滝つぼは見ることができない。そういうわけでこの滝の画像はどこを探してもほぼこれと同じアングルの写真しかみつからない。二枚目の拡大写真で見る滝の下部は水の流れが変化に富み見ていて楽しい。

 栃木県那須塩原市塩原温泉郷の山あいや渓流沿いには多くの滝がある。西那須野塩原ICから塩原温泉へ向かう国道400号沿いの駐車場からそれほど時間をかけず見ることができる滝や、かなり山奥の滝もある。

 観光案内資料でも「塩原十名瀑の中でも随一」といわれているのがこの「竜化の滝」で、国道400号沿いによく整備された駐車場がある。道沿いに大きな案内看板があるので見過ごすことはない。滝への道は渓流とは反対側の山道で直行すれば片道約20分ほどだが、途中にはまだ新しい「竜化の吊橋」や「風挙の滝」もあり、あちこちでカメラを取り出していると最上部の「竜化の滝」まではけっこう時間がかかる。往復には少なくとも1時間くらいは余裕があったほうがよい。

 

 


初夏の千葉公園(千葉市)

2016年06月14日 | 写真

 「クレオメ」(西洋風蝶草):フウチョウソウ科・クレオメ属の一年草。花期は7月~9月。草丈は1m前後で「蝶が風に舞う」かのような花が下から上に次々と開き夏の間ずっと楽しめる。長い雄しべと雌しべが特徴。花の色は白、ピンク、紫など。市営プール脇の花壇で毎年たくさんの花を楽しむことができる。

 

 JR千葉駅から徒歩で15分ほどの千葉公園では、例年より一週間以上も早く「千葉市の花・大賀ハス」の開花が始まっている。今朝の様子ではまだすこししか咲いていないが、たくさんのつぼみが大きくふくらみ早朝散歩の人たち、カメラを構える人たちでにぎわっている。

 

  ボート乗り場近くの紫陽花園が見頃。花の色は白、濃淡ピンク、青などで、ガクアジサイやヤマアジサイ、カシワバアジサイがきれいに咲きそろっている。菖蒲園はもう盛りは過ぎてきれいな花はあまり見られない。

 

写真の紫陽花は「ガクアジサイ」の園芸品種で「墨田の花火」と呼ばれ人気が高い。中央部の無数の小さな花が両性花で、周囲の装飾花(ガク)も他の多くのガクアジサイの品種とはちがって一重ではなくおしゃれな姿をしている。


「シモツケ」の花

2016年06月12日 | 写真

 

 

 

 「シモツケ」:バラ科・シモツケ属の落葉低木。シモツケ(下野)の国(栃木県)でみつかったのでこの名がつけられた。日本原産で東アジアにも分布する。初夏に咲く花。花の色はピンク、赤紫、白一色のものがほとんどで、写真のような白とピンクの咲き分けはあまり見かけることがない。樹高は30cm~120cmで、こじんまりと形が整い庭木にもよく使われている。小花がたくさん集まって咲き長い雄しべが特徴になっている。また小さな丸いつぼみがかわいらしい。6月14日の誕生花。

 よく似た名の植物で「シモツケソウ」がある。これはバラ科・シモツケソウ属の「山野草」で、山野を歩いているとピンク一色の花がよく見かけられる。小さな丸いつぼみとたくさんの小花が集まって咲く姿は「シモツケ」と似通っているが別の植物である。

 写真は千葉県佐倉市坂戸のDIC川村記念美術館庭園内で一昨日(6/10)撮影した。6月に入る頃から中旬ごろまで楽しめる。この白・ピンク咲き分け種は他では見たことがないので、毎年この時期には通いたいと思う。また「ヒツジグサ」が咲いている池の周辺にはピンクの「シモツケソウ」もあちこちで見られる。 


「風挙の滝」

2016年06月10日 | 写真

 

 

 「風挙(ふうきょ)の滝」:栃木県那須塩原市塩原温泉郷付近で十名瀑の一つといわれる「竜化の滝」へ上がる山道の途中にこの滝がある。「箒川」の支流「寒沢」の流れで、いわば「竜化の滝」の前衛の滝とも言える。「竜化の滝」駐車場からここまでは15分くらいはかかる。滝つぼの周りのスペースが広く、腰をおろしたくなるような岩も多く見られるので、行きか帰りにここですこし休憩する人も多い。

 実は「竜化の滝」に劣らずこの滝にも魅力があるので、訪れるたびに必ず立ち寄って撮影するのを楽しみしている。一枚目の写真は山道側からではなく滝前に下りて足元に気をつけながら対岸に渡って撮影した一枚で、滝水が最上部と途中で勢いよく跳ね上がっている。これはその部分の岩盤が大きくへこんでいるためである。日本各地の山奥には滝ファンにとってはたまらないほど魅力のある見事な「跳ね滝」がある。(⇒滝仲間の用語では「ひょんぐり滝」という。)この滝の場合はそれほど大きな「ひょんぐり」ではないが、駐車場からわずかな距離で見られるのはとてもありがたい。

 とはいえ、二枚目の写真のように、「竜化の滝」への山道から見るとそれほど跳ね上がっているようには見えないので、そうと気付くまではたいていの人は上を目指してここは通り過ぎてしまう。滝愛好家にとってはこのようなささやかな楽しみもある。


「留春の滝」(栃木県)

2016年06月08日 | 写真

 

 

 「留春の滝」:塩原温泉郷付近の山間や渓流沿いにある多くの滝の中では訪問回数の多い滝の一つで、その繊細な水の流れに魅せられていつも時間の経つのも忘れて撮影を続けている。東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号線を塩原温泉方面へ向かい道なりに走り続ける。崖沿いのカーブの多い道を進んでいくと、左手に大きな「もみじ谷大吊橋」の看板が目に入る。本州でも歩道吊橋では最大級といわれる長さ320mもの吊橋は魅力的だが、今回はひたすら滝撮影を目指しているので更にその先を目指した。しばらく進むと「留春の吊橋駐車場」が左手にある。断崖沿いのため比較的狭い駐車場だがこれまで駐車できなかったことは一度もない。そこから急斜面の崖のジグザグの道を下りていくと吊橋が見えてくる。眼下の「箒川(ほうきがわ)」の深淵を見ながら対岸に着くとすぐに「留春の滝」の案内表示が目に入る。

 この滝前の地形が複雑で滝下へ降りるには足元に気をつけなければ危ない。ここで足を痛めると三脚やカメラなどを担いでの帰りの急な上り道がきびしい。また山間の渓谷沿いでは携帯電話の電波も届かないことが多い。熊対策はいうまでもないがいつも細心の注意を払って動いている。

 三脚をセットする場所は滝つぼの直前に限られていて、見上げるような崖の上から清らかな水が流れ落ちている。周りの岩壁のところどころからもきわめて繊細な流れが見られる。いろいろアングルも変えながら超スローシャッターで何枚も撮影した。かなりの時間撮影を続けてからしばらくは滝入り口のベンチで休み、ゆっくりと急坂を上がって駐車場に戻った。今回も貴重な記録写真を残すことができた。 (2016/5/24 撮影)


「太閤下ろしの滝」(栃木県)

2016年06月06日 | 写真

 

 「太閤下ろしの滝」:直前の記事の「白滝」に続き、「日塩もみじライン」沿いにある二つ目の滝に立ち寄った。この滝を見るのはこれで三度目になる。秋になるとここでも紅葉が美しい。塩原方面から向かうと45番目のヘアピンカーブの曲がり角に滝への降り口があり(鬼怒川方面から向かうと料金所を過ぎて間もなく)道の向かい側に小型車なら10台くらいは入る駐車スペースがある。一般的に滝の案内表示は小さいが、この滝の場合は見上げるような大きな案内看板が降り口脇に立っていて見過ごすようなことはまずない。大きな滝の絵の下には滝名の由来などが詳しく記されている。

 めずらしいこの滝の名は、「太閤秀吉が会津遠征の帰途ここに差し掛かり下馬して坂を下りた」あるいは「太閤がこの滝の美しさに魅せられ下馬して見入った」ことが由来になっているという。だいたい山間の滝への道は長くきびしいことが多いが、ありがたいことにこの滝への道は短く、最初の短い下り坂に注意すればあとは快適なきれいに整備された沢沿いの道を100mほど歩くだけで滝下へ着く。

 この写真は沢沿いに下りて手前の沢の流れも一部画面に入れて撮影したが、上段の主瀑の滝つぼもすこし坂を上がれば見ることができる。


「日塩もみじライン」沿いの「白滝」

2016年06月05日 | 写真

 

 

 「日塩もみじライン」は栃木県日光市「鬼怒川温泉郷」と那須塩原市「塩原温泉郷」を結ぶ27.5kmの観光道路で500~1200mの標高がある。ヘアピンカーブの続くこのラインは、その名のとおり秋季の燃えるような紅葉が楽しめることで知られている。また冬季にも沿道にハンターマウンテン塩原スキー場、エーデルワイススキー場、鶏頂山スキー場、メイプルヒルスキー場がありにぎわう。

 「白滝」(しらたき):その沿道には二つの滝があるが、そのうちの一つ「白滝」は、白滝峠ドライブイン「峠の茶屋」のすぐ脇に流れ落ちている。この茶屋の手作りの蕎麦は人気が高い。蕎麦を食べながらでも滝の流れを見ることができる。またこの周辺も見事な紅葉が楽しめる場所である。

 新緑に囲まれた滝水の流れが美しく三脚をセットしてからしばらく見入っていた。一枚目の写真は滝の最上部に木漏れ日が差し込んで滝水がまぶしく光った一瞬にシャッターを切った。二枚目の写真はできるだけ低い姿勢で滝全景を見上げながら縦位置で撮影した。     (2016/5/24 撮影)


DIC川村記念美術館庭園 6/2

2016年06月04日 | 写真

 

美術館付属ギャラリー脇の満開の「ヤマボウシ」には淡いピンク色が混じっている。 

紫陽花が色づき始めた。「ガクアジサイ」の淡いブルーの装飾花が可憐。 

庭園に入ってすぐの林道脇の「ホタルブクロ」 

咲き始めの紫陽花の淡い色合いがなんともいえずさわやかに目に映る。 

「ヤマボウシ」は 園内各所で見られる。木漏れ日が差し込んで光った瞬間の一枚。

  一昨日(6/2)DIC川村記念美術館庭園を散策した。先日(5/26)の更新記事に庭園奥のスイレン池に咲く「ヒツジグサ」や「アサザ」の花などを、また一昨日の更新記事には「アブラギリ」の花をアップしたので、今回は色づき始めたまだ初々しい紫陽花を二枚アップしておくことにした。これから一ヶ月以上の間見事な「紫陽花の散歩道」が楽しめるので、毎年のことだがこれからまた訪問回数が増えそうだ。ヤマボウシもまだ庭園内あちこちで見られる。大賀ハスも見るたびに成長し水面がほぼ覆われるほどになってきた。

 庭園奥のエノキの大木周辺の「カシワバアジサイ」も見ごろを迎えている。奥の庭園では「シモツケソウ」のピンクの花がきれいに咲いている。緑豊かなこの庭園では訪れるたびにいろいろな花が見られるのが楽しい。


「龍王峡」の大自然(栃木県)

2016年06月03日 | 写真

スタート地点から急坂を下りて最初に見られる「虹見の滝」。左奥に見えるのが「虹見橋」

「虹見の滝」のすぐ近くの「竪琴の滝」。なるほど竪琴の形を連想させる姿の流れ!!

対岸のやや足元が不安定なアップダウンのある山道の途中、湿地に咲き乱れる「九輪草」に心が和む。 

 

湿地の木道脇にカキツバタが群生して咲いていた。まったく予想していなかった光景!

「むささび橋」の真ん中から見下ろした大峡谷と鬼怒川の流れ。胃が痛くなるような高度感!

 

快適な林間周遊道の途中で見かけたさわやかな清流(無名滝)

 

 栃木県日光市鬼怒川温泉と川治温泉の間の大峡谷「龍王峡」ハイキングコースを歩いた。この峡谷はおよそ2200万年前、海底火山の活動により噴出した火山岩が鬼怒川の激流によって侵食され、その名のとおりまるで竜がのたうつかのような姿を思わせる迫力ある大景観が、鬼怒川温泉と川治温泉間約3kmにわたって続いている。その中でもこの渓谷のハイライトといわれる断崖と巨岩、鬼怒川の激流・清流が楽しめる「虹見橋」と「むささび橋」間片道約1kmの両岸回遊コース約2kmを一周した。

 橋の上から望む目もくらむような断崖、虹見橋手前の美しい二つの滝、対岸のアップダウンのある山道途中の湿地に咲き乱れる初夏の花、崖の突端の巨岩の上に立ちのぞきこむ鬼怒川の激流、心地よい緑の中の林道、むささび橋のたもとのほっと一息つける「むささび茶屋」でのひと時などなど、変化に富んだコースで大自然のすばらしさを十分に楽しむことができた。秋景色の名所としても有名だが、初夏のさわやかな空気の中での散策も楽しい。ただし「散策・ハイキング」とはいえ、急坂やアップダウンもあり足元も不安定な断崖沿いの道で、服装や履物は街歩きスタイルではなくそれなりの準備をして歩くのが安全だと思う。 (2016/5/24 撮影)