たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

白花絞り咲き桔梗

2017年07月31日 | 写真

 

佐倉市内国立歴史民俗博物館付属「くらしの植物苑」にて 2017.7.30 

 

 「キキョウ」(桔梗):キキョウ科 キキョウ属の多年草。花期は6月~9月。日本では北海道から九州までの山野に自生する。秋の七草の一つで古くから愛されてきた花だが、自生種は絶滅危惧Ⅱ種に指定されている。花は紫色一色のものが多いが、純白の「シロバナキキョウ(白花桔梗)」やめずらしい「絞り咲き白花桔梗」がある。

  初夏から初秋にかけて目を楽しませてくれる花で、端正な姿でさわやかな色合いに心が和む。とりわけ白花のキキョウが混じって咲いているといっそう涼しげでおもわず立ち止まってみつめてしまう。この植物苑内二ヶ所で紫色の花に白花が混じって咲いていた。近づいてみると・・・白いキキョウの花びらに紫色の絞りが入っていて驚いた。

 白と紫の絞り咲きのキキョウは山野でも店先でもめったに見かけることがない。また来年も見に行きたいと思う。

   *花言葉 「永遠の愛」 「誠実」   *8月2日、28日、9月1日の誕生花


花にとまるセミ

2017年07月21日 | 写真

            DIC川村記念美術館庭園にて  2017.7.19 撮影

 林の木陰で育ちが遅れた「ヤマアジサイ」の花にとまっているセミを見つけた。シベを伸ばしたたくさんの小さな花の周りを装飾花がぐるりと囲んでいるのが普通の姿だが、写真のようにわずかに左右に三輪(花陰に一輪)しか咲いていなかった。日陰で発育不良なのだろう。すでに他の花はほとんど咲き終わっている。近寄るとセミが逃げてしまうので、望遠ズームでかなり離れた位置から慎重に撮影した。

 セミが花にとまっているのを見かけることはほとんどない。「セミの一生」については、幼虫で7年以上もの長い間地中で木の根の汁を吸って生き続け、地上に出てからは羽化して成虫になりわずか一週間ほどでその生涯を終えると記憶しているが、いろいろ調べてみると成虫は3週間から一ヶ月生きるものもいるという。成虫は樹液を吸って生きる。しかし花の蜜も吸うという記述はどこを調べてもみつからない。

 このセミは小さく体長はせいぜい3cmほどに見えた。まだ7月中旬過ぎでにぎやかなアブラゼミやミンミンゼミなどの鳴き声はまったく聞こえてこない。このセミはひょっとすると6~7月に成虫で見られる「ハルゼミ」の一種かもしれない。

 

 

 [参考写真]:2017.5.21 の更新記事「春蝉」(2013.6.3 撮影 那須高原にて)

 「思い出の写真 ⑫」としてアップしたが、約4年前のこの時は「ジージージー」というにぎやかなハルゼミの鳴き声が辺りに響き渡っていた。6月初旬ということで、「これはハルゼミ」とすぐにわかり急いでシャッターを切ったのを覚えている。この蝉は「ヒグラシ」や「ツクツクホウシ」に似た透き通った羽だったが、上のヤマアジサイにとまったセミはまったく違う。「ハルゼミ図鑑」を調べてみるといろいろな種類があることがわかった。

 「花にとまったセミ」を見かけたのは過去長い年月の間でこの二度だけである。カメラを携帯していたので記録を残すことができたのはとても幸運だったと思う。


紫陽花とトンボ

2017年07月15日 | 写真

                 2017.7.14 撮影

         暑中お見舞い申し上げます。

 平地では紫陽花はもうほとんど咲き終わり、花弁は色あせて装飾花はもう裏返しになって垂れ下がっている。朝の散歩中にふと見ると、すっかり変色してしまった花弁にトンボが止まっていた。一見して赤とんぼだとわかるが、「ナツアカネ」かそれとも「アキアカネ」かの見分けは羽が同じなので遠くからでははっきりとはわからない。体色を見るとそれほど赤くないので「アキアカネ」かもしれない。

 ともに早ければ6月ごろから羽化して飛び始める。今年の夏は梅雨明け前から真夏日が続き異常な暑さなので、虫や花にもいろいろ変調が出てくるかもしれない。


DIC川村記念美術館庭園散歩 7/1

2017年07月02日 | 写真

「ヒツジグサ」「コウホネ」「アサザ」が咲くスイレン池の奥に大賀ハス池が見渡せる。

 

 大賀ハス池は見頃になっている。まだつぼみもたくさん見られる。

   左端の池畔には「キキョウ」やオレンジ色の「ノカンゾウ」が咲いている。

 

キキョウに近づいて一枚撮影 

 

スイレン池の畔に涼しげな「ハンゲショウ(半化粧)」の群生が見られる。 

 

散策路脇のヤマユリが咲き始めた。これから次々と咲き続けるだろう。 

 

やや遅れていた「ウズアジサイ(渦紫陽花)」が見頃になっている。

 

早くから咲いていた「ガクアジサイ」は青い花も盛りを過ぎて、引き立て役の装飾花が

写真のように裏返しになって垂れ下がり、役目が終わったことを告げている。

 

淡いピンク色のヒツジグサが美しい。ときどきにわか雨が降って葉も濡れている。

 

長く咲き続けている小さな「アサザ」の花は「ヒツジグサ」と同じ仲間。

 

真っ白なヒツジグサが目に鮮やかに映る。 

 

スイレン科の水生植物の一種「コウホネ」の花 

 

園内のあちこちで見かけるキキョウ科の「ホタルブクロ」

その名のとおりホタルを入れて遊んだ遠い昔の子どもの頃がなつかしい。