
2019.4.27 千葉市都市緑化植物園にて
「クマガイソウ(熊谷草)」:とてもめずらしい姿の花で、何年か前にこの植物園で見かけるまでは一度も見たことがなく以後毎年この季節には見逃さないようにでかけています。この野草のユニークな名は、戦国時代の源氏の武将 熊谷直実が背中に背負っていた「母衣(ほろ)」(矢を避けるため)に形が似ていたことに由来するのだそうです。

「ドウダンツツジ」:この花は知らない人はいないくらい広く愛されています。近寄ってじっと見つめるとなんともいえず可憐な花です。小さな純白のつぼ型の花はスズランに似ています。春の花、秋の真っ赤な紅葉が好まれ庭木に多く使われています。

「ヒツジグサ(未草 )」:スイレンの仲間で普通に見かける白やピンクのスイレンよりも花が小さく、花径は5cmくらいでした。尾瀬沼のヒツジグサはよく知られています。この日は一輪だけ咲いていました。もちろんヒツジ(羊)とは関係なく、ヒツジ(未)の刻(午後2時)頃に咲くことから名づけられたといわれています。(*実際には午前10時頃には咲くことが多いようです。)同じスイレン科でもヒツジグサは花が小さく野生の原種で、スイレンは園芸種が多く花の色もいろいろで花がヒツジグサよりもかなり大きいといえるでしょう。

タケノコがにょきにょき育っている竹林の近くにある藤棚が見頃になっています。やはりなんといっても藤の花は特別な魅力があります。