2018.12.27 撮影
栃木県塩原温泉郷を流れる「箒川」(ほうきがわ)が緑色凝灰岩の巨岩の合い間を激しく流れ落ちる「布滝」の撮影に向かった。撮影場所を定めて滝の落ち口の緑色を帯びた巨岩の上に立ったとき、とつぜん雲が切れて背後から光が差し込みすぐ目の前に虹がかかった。三脚をセットする間はとてもなくて手持ちで高速シャッターを切り続けた。この日は年末の寒波が襲来して栃木県北部山あいに大雪注意報が発令される前の日のことで、この写真が残せたのはめったにない幸運だったというしかない。
「虹」という歌は数え切れないほどたくさん歌われている。どの歌も心からの願いを虹に託す歌詞で胸に響く。たまたま車の中で時々聞いているコブクロの歌う「虹」(作詞・作曲 小渕健太郎)の最後の一節にも、他の多くの歌に通じる強い願いが込められている。
「ただ一筋の願いが 無限の想いを乗せて 透明な虹をかける」
2018年もあとわずかとなりました。新しい年には日本と世界の情勢が少しずつでもより穏やかとなることを心から願うばかりです。