たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

旅の思い出 - New Zealand -III

2016年12月28日 | 写真

クライストチャーチ市街中心部・大聖堂前交差点にて(2008.6.26 撮影)

 マウントクック国立公園からクライストチャーチへ再びバスでの大移動で、クイーンズタウンからだと計約600kmの距離を走ったことになる。ニュージーランド南島のツアーはバスが苦手の人にはきびしいかもしれない。クライストチャーチのホテル到着時にはもうすっかり暗くなっていた。 (写真は翌日撮影) 

 [参考]:ニュージーランド 南島の中心都市クライストチャーチのシンボル的存在であった大聖堂は、2011.2.22の大地震により上部半分が崩壊し修復不能となって取り壊され、今では更地になっている。同年3.11には東日本大震災が発生した。最近では2016.2.15にクライストチャーチで大地震が発生、その二ヵ月後の4.14に日本では熊本地震が発生している。北半球・南半球に隔たってはいるが、ともに太平洋プレートの強い圧力を受け続けて地殻変動による大地震が頻発する国である。過去の記録を見ると、両国では他にも数多くの大地震がそれほど間をおかず連続して発生している。また両国間では高校生の学校間交流やその他多方面での交流が多い。悲しいことにこの大地震による犠牲者は185人でその内28人がこの大聖堂のすぐ近くの崩壊した建物で勉強していた日本人留学生であったことが忘れられない。

 

 大聖堂前広場には大きなチェス盤があり、市民や観光客たちが楽しんでいる姿が見受けられた。 

 

大聖堂脇の街路を市電が走るのどかな市街地風景。 

 

歩きつかれてこのカフェでひと休みした。 

 

季節は初冬で山は雪化粧していたが、街にはカエデの紅葉も残っていた。

 

*参考写真「仮設大聖堂」 Cardboard Cathedral (christchurchnz.com 提供)

 2013年8月にオープンした「仮設大聖堂」。世界中の重要建造物復建を専門とする日本人建築家坂(ばん)茂氏の設計により、2011.2.22のニュージーランド大地震により崩壊し修復不能となった大聖堂に代わるものとして少し離れた位置に建造され貴重な存在となっている。特徴的なのは、この建物のすべてが特殊加工された「紙」を資材にしたもので、耐用年数は50年といわれている。その間、大地震で修復不能となりすべて取り壊され更地となっている場所への大聖堂再建を目指した努力が続けられることになる。 

 **8年前のニュージーランド南島一週間ツアーで撮影した写真データはHDに大事に保存している。枚数は約600枚。当時はまだフィルムカメラとデジタルカメラを使い分けていたが、軽くて小さめのデジタルカメラを持って行ってよかったと思う。なつかしくて時々パソコン画面で眺めて楽しんでいる。初冬の旅だったので、いつかまたニュージーランドの春か秋の季節に再訪したいと思っている。 

 


旅の思い出 - New Zealand -II

2016年12月26日 | 写真

  テカポ湖から再びバスに乗ってクイーンズタウンへ向かった。約300kmもの長い長いバス旅で、道中でもまた美しい大自然の眺めをたっぷり楽しむことができた。夕刻も近づいてこの日はそのままホテルへ入った。翌日は先ずスカイラインゴンドラ頂上に上がり旅行前からガイドブックを見て憧れていたクイーンズタウンの俯瞰風景をゆっくり眺めて楽しむことができた。

 頂上から見下ろして驚いた広大な湖は氷河によって削られた谷に水が溜まった「ワカティプ湖」で、長さは77キロメートル、293平方キロメートルもの広がりがある。湖畔にそそりたつウオルターピーク山脈の眺めもまたすばらしい。(左奥のスキー場はオープン前。湖上にせり出した島はゴルフ場。)


 1912年に製造されたという古い蒸気船「TSSアーンスロー号」はその美しい姿から「湖上の貴婦人」と呼ばれ人気を呼んでいる。この船でのクルーズの楽しさは忘れることができない。 


有名なヨットレース「America's Cup」で活躍した「NEW ZEALAND号」を見ることができた。(上下二枚)


 クイーンズタウンに二泊の予定が組まれているツアーだったのが最高だったと思う。翌日は最も魅力的な世界遺産ミルフォードサウンド一日観光の予定だったが、悪天候のため残念ながら中止となり、クイーンズタウンの街周辺での自由行動となった。スカイラインレストランでの食事とマオリショーも忘れることができない。


 翌日は朝からバスでマウントクック国立公園へ向かった。約270km走ってハーミテージホテルに到着し国立公園内をのんびりと自由散策した。ガスがかかっていて国立公園内から南アルプス連峰を望むことはできなかったが、幸いなことに帰りの道中でバスの窓から湖の彼方にマウントクックを見ることができた。バスも道脇に一時停止してくれたので、夢中で何度もシャッターを切った。(下の写真)

 

富士山とそれほど標高差のないニュージーランドの最高峰 Mt. Cook (標高3,724m)。 


旅の思い出 - New Zealand - I

2016年12月25日 | 写真

 テカポ湖畔「善き羊飼いの教会」内部。小さな教会で内部も極めて簡素。

祭壇も椅子もなく窓辺の小さな十字架に向かい祈りを捧げる。


 

正面から見た「善き羊飼いの教会」: 南島観光では必ず立ち寄る人気のスポット。


雄大なテカポ湖畔の風景 (右奥に見えるのが「善き羊飼いの教会」)


 テカポ湖畔風景(遠景はNew Zealand 南アルプス連峰・最高峰はMt. Cook)


  世界一星空が美しい場所として世界遺産に登録されているテカポ湖。

  2008年6月下旬に南半球への初めての旅で初冬のニュージーランドへでかけた。成田国際空港からの直行便ニュージーランド航空機で約11時間のフライトで北島のオークランドへ到着し、そこから国内便で南島のクライストチャーチへ飛んだ。クライストチャーチ到着後バスで約226kmを移動しテカポ湖へ向かった。季節は初冬で山々は雪化粧していたが、平地にはまだ積雪はまったく見られなかった。テカポ湖畔ではゆっくりと時間をかけていちばん期待していたまさにニュージーランドらしい雄大な風景を満喫することができた。とりわけ広大な湖の彼方のニュージーランド南アルプス連峰のすばらしい眺めは、8年経った今でも目を閉じれば鮮明によみがえる。

  国土は日本の約 3/4 。人口は 約 1/25 で人口密度が極めて低い。約460万人という人口(2015.6時点)は、日本なら千葉県の人口よりもかなり少ない。またよく知られているように、羊の数がとても多く約3200万頭といわれている。市街地を離れると延々とした道路沿いには町並みも民家もあまり目に入らずほとんど人影もない。代わりに道脇に広がる広大な草原には無数の羊の姿が見受けられる。いたるところ大自然の中に包みこまれるような心休まる風景が広がっている。

 


花の美術館のクリスマス 2016 (千葉市)

2016年12月17日 | 写真

美術館入り口のクリスマスツリー

「山陽メディアフラワーミュージアム」(旧称千葉市花の美術館)クリスマスイベント(~12/25)

 *アトリウムフラワーガーデンの期間特別展示:「星に導かれて~天使のお告げから誕生まで」*ポインセチア・クリスマスフラワー展*ギター・マンドリンコンサート(12/18  14:00~)*クリスマスコンサート(12/24  15:00~、17:00~) *クリスマスキャンドルナイト(12/17、23、24 17:00~)*その他館内展示室での展示 など。

  *ホームページ: www.cga.or.jp/flower/                 

  *期間中毎日16:00以後の入館料は無料。*20日は創立20周年記念で入館料無料

 

 

 いくつものクリスマスツリーが飾り付けられたアトリウム館内でひときわ目を引く高さ7mの「クリスマスピラミッド」はドイツの伝統的なクリスマス飾りを模したもので、30分毎にプロペラと三段に飾られた聖人像が回転する。

 

 

 

シクラメン「クラシカルドレス」 下向きに咲くめずらしい可憐な花で人気急上昇中 

二階通路の角や各展示室など館内いたるところでクリスマス飾りが楽しめる。 

 

 

小さな箱庭のクリスマス飾り 

2013年にオープンした人気の常設展示コーナー「うさぎの花屋」のクリスマス。

店長のデージーがお出迎え。毎年数回季節に合わせて店の展示が変わり楽しい。 

 

 

 

館内一階の展示室ではステンドグラス作品展が行われていた。

 

シクラメンではまだめずらしい青紫色の花を咲かせる 「セレナーディア」 

*いつもご訪問いただきありがとうございます。来週は都合により留守にします。*

 


JR新橋駅前SL広場のイルミネーション

2016年12月14日 | 写真

 

 

 

 JR新橋駅前(日比谷口)「機関車広場」には鉄道ファンにとってはとても懐かしい機関車(C11型292号機)が展示保存されている。この場所は東京都内では渋谷のハチ公前などと並び最もよく知られた待ち合わせ場所となっている。とりわけ正月7日までの期間、恒例の「銀河ステーション」イベントとして、サンタクロースが運転手の機関車がきれいなイルミネーションで飾られBGMも楽しい。さらに一日三回(12:00-15:00-18:00)汽笛が鳴り響く「汽笛一声」の演出もあって連日多くの人が集まる。

 *イルミネーションと汽笛を同時に楽しめるのは18:00一回のみ。 *点灯時間 17:00~23:00 

 <C11型機関車>: 1932年(昭和7年)にデビューし、1947年(昭和22年)までに381両が製造されベストセラーとなった機関車で、この広場に保存されているのはその292番目に製造された機関車である。この型の機関車は全国各地で運用され、1975年(昭和50年)まで走り続けた。現在でも多くが全国各地の展示室、公園などに大事に保存され続けている。

 *「動態保存機」: C11型機関車で現在でも年間かなり頻繁に、あるいはイベントなどで特別に運用され現役を続けているのは、北海道ではC11-171号機・C11-207号機、茨城県真岡鉄道のC11-325号機、静岡県大井川鉄道のC11-190号機・227号機がよく知られ、鉄道ファンや観光客に愛され続けている。たとえば大井川鉄道では、年間300日以上もこの機関車が運用されている。また「動態保存機」にはC11型以外の機種のものも各地にあり、それぞれ他県のイベントにも貸し出されて運用されることもあり今でも活躍し続けている。

 

  


師走の汐留シオサイト

2016年12月13日 | 写真

 

 東京汐留シオサイトのカレッタ汐留ビルプラザでは、「カレッタ汐留イルミネーション "青い精霊の森”」イベントが 今年も開催されている。このイルミネーションはクリスマス期間まででは終わらず年が明けてからも長い期間(2017.2.14まで)続けられ、汐留シオサイトの「冬の風物詩」となっている。JR新橋駅から連絡通路で10分も歩けば行けるので、毎日見物に訪れる人が絶えない。カレッタ汐留ビルの各階店舗の窓からも楽しむことができる。またこの周辺を散策すれば他の歳末・クリスマスイルミネーションや展示なども楽しむことができる。

 

 

 

 

 

 

 近くの日テレビル壁面の大時計は宮崎駿デザインによるもので人気を呼んでいる。これは「からくり時計」になっていて、掲示が出ている予定の時刻になると人々が集まってきて、音と光、人形の動きを楽しみながらひとときを過ごしている。

 

 

 


初冬の「浜離宮恩賜庭園」12/9

2016年12月12日 | 写真

 

  東京都中央区の「浜離宮恩賜庭園」で昨年から続けられていた新しい橋の工事もほぼ完了していた。汐留の高層ビル群を背景にしたこの名園は、この日も真新しい橋と雪吊り、松の名木の緑やカエデの紅葉が美しく、いつ訪れても心休まる都心のオアシスである。

 

  

 別の場所のこのカエデの大木も上の写真のカエデと同じように、風当たりが強く日当たりも良い上部はすでに葉が落ちていた。

 

 浜離宮恩賜庭園内のカエデはそろそろ見納めに近づき、代わりに色鮮やかなウルシ科の「ハゼ(ハゼの木)」の紅葉が目だっていた。上下二枚の写真がそうだが、ほかにも園内の多くの場所でハゼの紅葉を楽しむことができる。

 

 

 

やや見頃を過ぎてはいるが、「ツワブキ」の黄色い花が池畔の数ヶ所にたくさん咲いていた。 

                          (2016/12/9 撮影) 

 

 

 


MIDTOWN CHRISTMAS 2016(六本木)- II

2016年12月11日 | 写真

「ミッドタウンクリスマスイルミネーション」スタート地点の広場にある「ウェルカムツリー」。待ち合わせ・記念撮影場所でにぎわっている。ツリー上部の大きな時計がイルミネーション開始の音楽を奏でる。

 

 

ガレリア内部1Fの「サンタツリー」。高さ4mで約1800体の小さなサンタクロースが集まっている。

 

「シャンパン・イルミネーション」街路から芝生広場へ向かう道沿いにずらりと並んでいる。

 

 

シャンパンイルミネーションに近づいて見上げると、中にはまだ見頃のカエデの紅葉が!!

 


MIDTOWN CHRISTMAS 2016 (六本木)

2016年12月10日 | 写真

 

 

 

 

 

 

 

                             2016/12/9 撮影

* 東京六本木ミッドタウン・クリスマスイルミネーション「スターライトガーデン2016」

「幻想的な宇宙空間への旅をイメージした光と音楽の壮大なショー」(17:00~23:00)

 今年後半酷使したカメラの点検・クリーニングのため銀座Nikon プラザへでかけた。今年二度目の点検になる。待ち時間は近くのカフェでのんびと過ごし、終了後に新橋から浜離宮まで散歩して夕刻六本木へ向かった。ミッドタウンには富士フィルムスクエアがあり、フォトサロンの写真展鑑賞に時々出かけている。また毎年この時期には、ミッドタウンの芝生広場のクリスマスイルミネーション「スターライトガーデン」その他のイルミネーションをあわせて楽しむことができる。

 [参考]:「スターライトガーデン」「スターライトロード」「シャンパンイルミネーション」「ツリーイルミネーション」、ガレリア内部の展示、街角の「ウェルカムツリー」「ウェルカムイルミネーション」は12月25日まで。

 


初冬の「佐倉城址公園」 12/5

2016年12月06日 | 写真

 

 

  

 原生林のような城山の奥深く入っていくと、古木に小さな巣箱が一つ取り付けられていた。 

 

 深く掘られた濠斜面の竹林の緑と紅葉のコントラストが美しい。

 

  紅葉の落葉に囲まれた「シロバナタンポポ(白花蒲公英)」(キク科)を見つけた。日本在来種でほとんどが春に咲く。この季節に見かけたのは初めてかもしれない。

 

「ヤツデ」の花 

 千葉県佐倉市「佐倉城址公園」内の見事な紅葉を毎年楽しみにしている。長い年月自然のままに育った紅葉の大木が園内いたるところで鮮やかな輝きを放っている。とりわけ深いお濠端の古木の紅葉がすばらしい。毎年11月下旬ごろから12月初旬にかけて見頃を迎え、多くの人々が訪れる。北側の国立歴史民俗博物館のよく整備された無料駐車場に加えて東側にも学校の校庭のような広々とした無料駐車場があり、休日であっても満車で困るというようなことはないのがとてもありがたい。            (2016/12/5 撮影)

 


初冬の「小石川後楽園」 12/3

2016年12月04日 | 写真

 

 

 

 

 

円月橋 

手前の黄色い花は「ツワブキ」

 

 2016/12/3(土): 久しぶりに東京都文京区後楽の「小石川後楽園」へでかけた。文化財保護法により国の特別史跡・特別名勝に指定されている名園で、この重複指定を受けているのは浜離宮恩賜庭園、金閣寺など全国でもごく限られている。江戸時代初期に水戸の徳川頼房がその江戸屋敷として造り、二代藩主光圀の時代に完成した「回遊式築山泉水庭園」になっている。広々とした「大泉水」と呼ばれる大きな池を中心に山あり谷あり流れあり、堤、梅林、藤棚、桜、菖蒲田、稲田、蓮池、内庭などなど、ゆっくりとすべて巡るには相当の時間がかかる。四季を通じて楽しめるが、とりわけ晩秋(11月下旬ごろ)からの紅葉がすばらしい。

 土曜日で来園者がとても多く、入り口には長い列ができていたが、幸運にもこの日園内の松の名木に「雪吊り」の作業が行われていた。今が盛りの見事な紅葉を楽しみながら、しばらく大泉水脇のベンチに腰かけて作業の様子をゆっくり見ることができた。

 *[参考] : 大江戸線「飯田橋駅」下車。徒歩3分で入り口着。休園日は年末年始(12/29~1/1)のみ。


DIC川村記念美術館庭園散策 12/2

2016年12月03日 | 写真

 

 

 

 

 

 

 

 

   2016/12/2 : 穏やかな小春日和の一日、佐倉市坂戸のDIC川村記念美術館で開催中の「レオナール・フジタとモデルたち」特別展をゆっくり時間をかけて鑑賞した。とても見ごたえのある展示で会期中に(2017/1/15まで)もう一度訪れたいと思う。

 その後いつものように広々とした庭園を散策した。園内のきれいに色づいたイロハモミジが温かい日差しをあびて輝いていた。いつのまにか師走に入り初冬の雰囲気も漂ってはいるが、あちこちで秋色を探しながら散策するのも楽しい。ジュウガツザクラは今ちょっとひと休みという感じで花が少なくなっていたが、またそのうち二番花が咲き始めることだろう。

 


旅の思い出 ー 飛騨高山

2016年12月02日 | 写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 旅の思い出として何十枚写真を並べても足りないほどの魅力いっぱいの町並みをのんびり歩いた。これで何度目になるだろう・・・。はっきりと記憶に残っているのは、祭りの日と深い雪の日だが、秋は今回が初めてだったような気がする。これまであまり旅の記録を残してこなかったので、以前いつごろ訪れたかはっきりしない。そんなわけで今回は写真を並べて記録を残す事にした。

 店先のちょっとした秋色が目に付くと立ち止まってカメラを構えたり、店の中をのぞいたり、どこで休もうかと迷ったりしながら古い町並み散策を楽しんだ。        (2016/11/18 撮影)