たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

乗鞍高原の秋(長野県)

2014年10月31日 | 写真













1枚目:長野県乗鞍高原最上部で標高1900mの「三本滝」入り口駐車場からの夜明けの風景。西から雨雲が近づいてきていて、この日の朝は残念ながらご来光を見ることはできなかった。9月にもここまで未明に上がってきたがそのときもやはり上空に同じような厚い雲があってきれいな朝日を撮影することはできなかった。

2枚目:乗鞍高原にはそれぞれ趣のある大小の池がいくつもある。この日は5つの池を回って撮影を楽しむことができた。写真の池は乗鞍高原中心部の「一の瀬園地周遊コース」のスーパー林道A線脇駐車場沿いにある「まいめの池」、「偲ぶの池」の少し奥に位置する「どじょう池」である。この池の近くにカメラマンにも人気の一本の真っ赤な「大かえで」がある。

3枚目:朝食前の散歩でみつけたせせらぎの脇のログハウスに近づいてみたがまったく人の気配はなかった。10月も下旬に入ると雪の季節も近づいてもう来春まで住む人もいないのか・・・あるいは空き家になっているのかもしれない。
                                       (2014/10/20 撮影)   

「千間淵」(長野県乗鞍高原)

2014年10月28日 | 写真

      







 長野県乗鞍高原の「千間淵(せんげんぶち)」は、9月に訪ねた「番所(ばんどころ)大滝」(前掲)のすぐ上の「番所小滝」(前掲)よりもさらに上流の渓流沿いから見下ろす神秘的なコバルトブルーの淵の名である。その淵に落ち込む流れは小さな滝のように見えるがこれは無名瀑で、この景勝ポイントのよいアクセントになっている。またその両脇の「板状節理」の岸壁も魅力がある。渓流沿いの道は急なアップダウンもあり足元に気をつけていないと危険な場所もある。淵の手前の渓流沿いに下りて不安定な場所になんとか三脚をセットして超スローシャッターで何枚か撮影練習をした。
                                    (2014/10/20 撮影)


「ノコンギク」と「サラシナショウマ」

2014年10月26日 | 写真










 夏から秋にかけて山野でよくみかける白い花といえば、「ノコンギク」、「サラシナショウマ」を思い浮かべる。ともに暑い盛りの8月頃から秋も深まる10月にかけて咲き続け目を楽しませてくれる。
 
 「ノコンギク(野紺菊)」:キク科の多年草で草丈は約50cmほど。真夏から秋までごく普通に見られる山野草で「野菊」の一種。濃淡の青い色の花もある。野菊は種類がいろいろあって見分けるのが難しいことが多い。この「ノコンギク」も「ヨメナ」や「シラヤマギク」とよく似ている。子どもの頃から親しんできた花でとてもなつかしい。

 「サラシナショウマ」:北海道から九州、東アジアの山中の草地に自生する山野草で、草丈が50-150cmと高く、しかも花はきれいな純白でとてもよく目立つ。この花も花期が長く夏から秋まで咲き続けていて、山歩きで疲れたときなど立ち止まってゆっくりと眺めたり撮影したりして楽しんでいる花だ。

紫色の薔薇 「マダムビオレ」

2014年10月23日 | 写真





 「マダムビオレ」(Madame Violet): 四季咲きの紫色の薔薇で花の形が美しく切花でも絶大な人気を誇る。

1981年に寺西菊雄氏によって創作された純国産の品種。店頭で入手するのはなかなか難しくネットで探すほうが手に入れやすいと言われる。花つきはよく育てやすい品種で大事に育てている人も多い。
                     (2014/10/23 千葉市都市緑化植物園内のバラ園にて)

「ジュウガツザクラ(十月桜)」と「フユザクラ(冬桜)」

2014年10月14日 | 写真






                (2014/10/14: 千葉県佐倉市DIC川村記念美術館庭園にて)



 毎年十月になると必ず開花を確かめにでかけるのだが、いまだに「十月桜」と「冬桜」の正確な区別はよくわからない。いろいろ調べてみると下記のようなわずかな違いがわかる。

「十月桜」:10月から12月ごろまでと4月初旬に年2回咲くコヒガンザクラの園芸品種。花は小輪で八重咲き。花の色は淡いピンクと白が混じる。

「冬桜」: 10月から12月ごろまで咲く。その後も寒い間ちらほらと咲き続ける。花は中輪で一重咲き。花の色は淡いピンクと白が混じる。

 さて、この庭園には10株ほどのこの種の桜がある。毎年10月になるとここを訪れる人が増える。ほかにはあまり花は咲かない時期なので、ほとんどの人はこの季節はずれの桜を見に集まるのだと思う。休憩舎の近くの数本の桜の木の前に「ジュウガツザクラ(十月桜)」の案内ボードが立っている。「フユザクラ(冬桜)」の案内は出ていない。

 一枚目の写真の花は望遠レンズでアップで撮ったのでよくわかるのだが、白い花は八重咲きで「十月桜」ではないかと思う。二枚目の写真の花と比べて違いはよく見てもはっきりしない。なんとなく一重咲きのようにも見える。一枚目のピンクの花も一重咲きかもしれない。花は小さくてあまり近寄れないのでどうも本当のところはよくわからない。三枚目はピンクも白も八重咲きなので「十月桜」だとわかる。

 とにかく「冬桜」の案内板もないのでぜんぶ「十月桜」ということにしておこう。ソメイヨシノよりもちょうど半年前に「桜」を見て楽しめるのだからこんなにありがたいことはない。今年も逆光で撮ってみたり(1枚目)いろいろ工夫して日記写真を残すことができた。

「三本滝」(長野県乗鞍高原)

2014年10月11日 | 写真

         


        






 9月下旬に「日本の滝百選」に選ばれている長野県乗鞍高原の「三本滝」(標高1900m)を初訪問した。その名のとおり、ある程度水が多い時は一枚目の二つの滝の左側にもう一つの滝が流れ落ちている。雪解け水はもうなくなった9月となると、雨の後でもないとその滝はほとんど水がなくなって写真にはならない。

 一枚目右側と二枚目の落差も雄大な滝が主瀑だが、やはり水が少なめで迫力はなかった。もし水量が多ければ頭の上からかぶさってくるような大迫力になると思う。

 一枚目の左側奥に流れ落ちている滝は「直瀑」で赤い色の断崖をまっすぐに流れ落ちていた。滝の前に広い足場がなく三脚をセットするのがなかなか難しい。特に休日などで人が多くなると撮影は「順番待ち」になりそうだ。幸いこの日は三本滝駐車場から片道約30分の山道を朝一番に歩き始めたので、往復誰一人出会う人もなく、滝前でも足場に注意しながらゆっくり撮影することができた。

 三枚目は滝下すこし手前にかかっている木製の橋の上から下流を見下ろして撮影した一枚。渓流瀑が二段になっていて魅力的だが、両側の崖がとても急で、崖下へ下ることはもちろん、怖くてこれ以上覗き込むこともできなかった。乗鞍岳(標高3026m)山腹の急峻な沢筋である。


*台風19号が沖縄県から北海道まで直撃しそうな最悪のコース予想で大型勢力のまま進んでいます。被害が最小限でありますように!(10/11深夜)


「赤い月」 2014/10/8

2014年10月08日 | 写真
                   
 



 
           

         
<撮影時刻>:  1枚目:19:33    2枚目:20:11   3枚目:20:27   

<撮影場所>:  千葉市内公園


  2014/10/8(水)(大安):「皆既月食」を初めて撮影した。なんとか「赤い月」(Blood Moon)の記録を残すことができた。次回までには天体写真の練習をしておいてもっと大きくてもきれいに見える写真を撮ってみたいと思う。今日の皆既月食の予定時間は19:25~20:25の間で驚くほど長い時間でこんなことは今後めったにないかもしれない。

 今日は幸運なことに天気がよくて、「皆既月食(赤い月)天体ショー」は最後まで雲に邪魔されることもなく終了した。この1時間は日本中でたくさんの人たちがじっと空を見上げていたにちがいない。次々と心が痛むニュースが流れるが、このひとときはとてもおだやかな気持ちで過ごすことができた。

「番所大滝・小滝」(長野県)

2014年10月06日 | 写真

         







       



 去る9月下旬に紅葉が始まる少し前の乗鞍高原へ滝探しの旅に出かけた。乗鞍岳(3026m)ふもとの山中に、「乗鞍三滝」と呼ばれるよく知られた三つの滝があるということは前々からメモしていていつか行ってみたいとは思っていた。これまで松本市周辺や安曇野・白馬村、木曽街道、志賀高原などへは比較的よく出かけることはあったが、松本から乗鞍高原へ向かってはかなり長距離を走るため、これまで一度も旅したことがなかった。

 1枚目の写真:「番所(ばんどころ)大滝」乗鞍三滝ではいちばん手前の滝で落差は40mのとても迫力ある姿をしている。駐車場からすぐの滝入り口からかなり長くて急な石段や木製の階段を慎重に降りていく。滝下までのちょうど中間あたりに東屋のような「滝展望台」がありそこでは4、5人くらいなら目の前の豪快な滝の姿をゆっくりと撮影することができる。ここから更に断崖を降りていって滝下の渓流沿いから滝を見上げることになると、下りはなんとかたどり着けるが帰りの上りがとても長くて疲れる。足腰がちょっとでも調子がよくない時は、中ほどの展望台までにしておいたほうが無難だと感じた。

 2枚目の写真は「番所大滝」の滝つぼ(展望台から見下ろして撮影):コバルトブルーの滝つぼがとてもきれいで魅力的だ。

 3枚目の写真は「番所小滝」:番所大滝の上流の渓流沿いにあるその名のとおり大滝よりも小ぶりな滝。この滝に向かって降りていく別の階段もやはり急で長く一歩一歩慎重に動かなければならない。奥の部分が滝で手前は急な渓流部分だがこの撮影スポットからは変化のある一つの滝のように見えておもしろい。ちょうど左から朝日が差し込む時間だったので奥の滝が少し暗くなっている。

 この旅でまた、4年間以上撮り溜めている滝の写真集に新しい三つの滝(乗鞍三滝)の写真を加えることができることになった。 


下町カメラ散歩(東京神楽坂)

2014年10月03日 | 写真




         

















 使用カメラの定期点検を終えて、JR中央線飯田橋駅(東京メトロ飯田橋駅でもOK)の神楽坂方面出口からすぐの「神楽坂交差点」をわたり、ここから江戸情緒あふれる楽しい町並みを散策した。その名のとおり坂の多い表通りや、石畳の「横丁」、「路地裏」も趣がある。由緒ある神社、明治の文豪尾崎紅葉の旧宅跡史跡、多くの洒落た造りのフランス料理店やイタリア料理店、老舗の料亭、寿司をはじめとする和食の名店などなど。

 石畳の静かな路地や石段、道脇にたたずむ名店の数々を見ながら歩くととても気持ちがやすらぐ。食べ歩きすればきりがないが・・・それほど食欲旺盛な年齢でもないのでゆったりとしたカメラ散歩が中心で、ふと立ち寄りたくなった店の暖簾をくぐってしばらくのんびりしたりして時間を過ごす。

 東京都内にはこれに似たような昔懐かしい下町通りがあちこちにある。なにかの用事で「上京」する時はいつもどこかにふらりと立ち寄ることが多い。
特にカメラの点検が終わった後は試し撮りも兼ねて散策することにしている。