たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「竜返しの滝」(長野県軽井沢町)

2016年07月31日 | 写真

 

 

 「竜返しの滝」(長野県軽井沢町):旧軽井沢から旧三笠ホテル方面へ向かいその先へしばらく進むと山あいの道となり右側に「小瀬温泉」入り口の看板が見えてくる。その目の前に「白糸ハイランドウェイ」の料金所がある。この道を上がっていくと「白糸の滝」がある。料金所のすぐ先左側高台に「アンシェントホテル浅間軽井沢」がある。左折してそのホテルへの道に入り、直進せずにすぐ右折すると「竜返しの滝」への沢沿い林間の小道へ続いている。駐車スペースは小型車10台分くらいはある。

 沢沿いの道はよく整備されているが入り口には「熊出没注意」の看板が出ている。軽井沢の山あいも熊はよく見かけられるということでそれなりの心構えは常に欠かせない。あっぷダウンのない平坦な道で12分程度で橋を渡り滝が見えてくる。狭い落ち口から湯川の水が一気に流れ落ちている。この滝の名は、水の勢いが強いためまるで竜のような大蛇がこの滝を上がることができず滝つぼに飲み込まれたという伝説に由来するといわれている。白糸の滝のさわやかな水音とはちがって、この谷間には怖いほどの轟音が響き渡っていた。

 二枚目の写真は、滝手前の渓流をスローシャッターで撮影した一枚。 (2016/7/22 撮影)


「魚止めの滝」(群馬県北軽井沢)

2016年07月28日 | 写真

 

 「魚止めの滝」:直前の「浅間大滝」の記事でふれた「魚止の滝」は文字通り「魚が流れを遡れないほど急な流れの滝」ということで、同名の滝は他にも国内各地にあると思う。浅間大滝と同じ駐車場からそれほど苦労なしで楽しめる滝のため群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢の観光名所としては貴重な存在だと感じる。駐車場で聞こえる激しい水音はこの滝のもので案内看板にしたがって坂道を100mほど下りていくと滝の姿が目に入る。

 滝の分類でいえば「浅間大滝」は「直瀑」(水が滝つぼまで一気に流れ落ちる滝)、この「魚止めの滝」は「渓流瀑」(渓流が急角度で落ち込んでいて水が激しく流れ落ちる滝)である。この滝は岩盤が三段になっている姿も魅力的で、浅間大滝より幅が広く滝前岩盤の上に立つと押し流されそうな迫力を感じる。この場所の滝二つとも何度見ても見飽きることのない名瀑だと思う。 (2016/7/22 撮影)


「浅間大滝」(群馬県)

2016年07月27日 | 写真

 

 

 

 


 「浅間大滝」:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢の山あいにある滝で、北軽井沢では最大の滝として知名度が高く訪れる人も多い。軽井沢から行くとすれば、中軽井沢交差点から北へ10分ほど走ると左に北軽井沢のセブンイレブンがあり、そのすぐ先の信号を右折してしばらく走ると「浅間大滝入り口」の看板が目に入る。この滝は落差は15mほどだが水量が豊かで迫力満点である。また二枚目、三枚目の写真のように滝つぼの左右すぐ近くまで接近して、水しぶきを浴びながら撮影を楽しむこともできる。冬場は雪も多く滝周辺は凍り付いていて簡単には近づけないが、なによりも駐車場から10分ほど歩けば滝前に行けるのがありがたい。

 また4枚目の写真は「浅間大滝」からわずか50mほど下流の渓流を撮影したものだが、これもなかなか見ごたえある眺めでここでも三脚を立てたくなり記録を残した。更にそのまた150mほど下流には「魚止めの滝」という立派な滝があって、駐車場の近くで二つも滝を楽しむことができるのがすばらしい。(2016/7/22 撮影)


「尚仁沢湧水群」(栃木県塩谷町)

2016年07月26日 | 写真

 

 

 

 

 

 「尚仁沢(しょうじんざわ)湧水群」(栃木県塩谷(しおや)郡塩谷町):「尚仁沢湧水群」は、「高原(たかはら)山」の中腹(標高590m)に位置し、樹齢数百年に及ぶ原生林に覆われている。十数か所から勢いよく湧き出る一日65,000トンもの清冽な湧水は、四季を通じて水温が11℃と一定しているため冬でも凍結することはなく、動植物に豊かな潤いを与えている。昭和60年に日本名水百選に選定され、平成9年には全国から集められた「おいしい水」の中で第一位の認定を受けその後も常に上位を占めている名水としてその名を知られている。

 「道の駅湧水の郷しおや」には詳しい資料があるので訪ねるときにはここに立ち寄ったほうがよい。その道の駅から高原山へ向かい車で20分くらい走ったところに駐車場がある。ここにも大きな案内看板があって見過ごすことはない。ここから山中の湧水群のある位置までは約1.5km と記されている。入り口には「熊出没注意!」の看板が出ていた。山あいを歩くときには特に早朝や夕刻は危険なので十分気をつけたほうがよい。「尚仁沢湧水群遊歩道」となってはいるが、山道に入ると急な上りや急降下の長い階段などアップダウンも何ヶ所かある。原生林や渓流・湧水を楽しみ、写真を撮ったりするなら往復で100分以上はみておいたほうが無難だと思う。                                                                                     (2016/7/20 撮影)

 


夏の花四種

2016年07月25日 | 写真

 「オカトラノオ」(丘虎の尾):サクラソウ科オカトラノオ属の山野草で開花期は6~7月ごろ。トラノオと名のつく仲間の山野草は多種類あって見分けが難しいものもある。日当たりのよい山地に自生する。花穂の下から順に白い可憐な花が次々と開いていく。群生しているのを見るとすべての花が同じ方向に「尾」を垂れているのがおもしろい。

 

 「ムラサキモメンヅル」:マメ科ゲンゲ属の山野草。蔓性で茎・葉はマメ科の植物そのものだが、花は紫色でめずらしい。高山植物の一種で夏山でよく見かける。写真の花は実物よりもやや大きい。

 

 「ヒメシャジン」:キキョウ科ツリガネニンジン属の山野草で本州中部以北の亜高山・高山帯に自生する。砂礫地や岩間など登山道脇でよく見かける可憐な青い花。写真の花は実物よりもやや大きい。

 

 「ハマナス」(浜茄子):「知床の岬にハマナスの咲く頃・・・♪」 「知床旅情」の歌詞で広く知られるようになった花で、北海道の「道花」となっている。バラ科バラ属の落葉性小低木で海岸の砂地を中心に自生する。開花期は5~8月。写真左奥に映っている果実はビタミンCを豊富に含み美容にもよいということで「ローズヒップティー」の原料となっている。 

               (2016/6/26 神奈川県箱根湿性花園にて)     


「白糸の滝」(日光市)

2016年07月24日 | 写真

 

 「白糸の滝」(栃木県日光市):栃木県日光市「日光二荒山神社」参道を進んでいくと左脇に山道の入り口が見えてくる。「東照宮」・「二荒山神社」・「輪王寺」のにぎやかな雰囲気からするとまるで別世界のような静かな山の中の石畳の道を約30分ほど北西方向へ上っていくと二荒山神社別宮「滝尾神社」がある。その神社へ上がる長い石段の左脇を流れ落ちる清流が「白糸の滝」で、修行者が身を清める場ともなっていたという。

 この神社のすぐ下には狭い車道があって、道脇にこじんまりとした「滝尾高徳水神社」があり数台は駐車することができる。しかしこの道は入り口がわかりにくいため車でやってくる人も少なくていつも辺りに人影は見られない。日光を流れる大谷川にかかる「神橋」と並ぶ橋を渡り、T字路を右折して坂を上がりすこし走ると大谷川の支流「稲荷川」にかかる橋にさしかかる。その橋のすぐ手前で左折し狭い一車線の道に入ると数分で「滝尾神社」下の駐車スペースまで行くことができる。途中で対向車があると道のゆずりあいになるので注意を要する。

 霧雨に霞む杉林、しっとりとした緑や岩肌がこの滝にはよく似合う。前回二年前に訪れた時にも雨が降っていた記憶がある。弘法大師の修行の場でもあったと伝えられる清らかな滝の流れをみつめながら静かなひと時を過ごした。


「龍門の滝」(栃木県)

2016年07月23日 | 写真

                        2016/7/20   05:16 撮影

                              05:31 撮影

                              06:08  撮影

  「龍門の滝」(栃木県):「那須烏山市 滝」のJR烏山線「滝駅」のすぐ近くにある滝で、一度見たら必ずまた行きたくなる迫力ある名瀑である。那珂川の支流「江川」の豊かな水が、高さ20m、幅は60mにわたって変化に富んだ岩壁を流れ落ちる身震いするような姿は他ではなかなか見ることができない。とはいえ、日照り続きの季節だと水量はやや少なめになり向かって右側のほうは岩盤がかなり露出することもある。春や梅雨の時期、大雨の後をねらって出かけるとその迫力は見事である。 

 深夜に千葉を発って北へ向かって走り茨城県に入ると雨が降り始めた。まだ薄暗い午前4時過ぎに栃木県那須烏山市滝の「龍門の滝」入り口にある「ふるさと民芸館」の駐車場に入るまでずっと雨は降り続いていた。この滝は水量が多い時は水しぶきがはげしく、カメラの防水準備と身支度を十分に整えて撮影を始めた。

 一枚目、二枚目の写真は、幅60mの滝の向かって右端の位置からの「定点撮影」で、まずはこれまで何度か訪れていちばん気に入っている位置に三脚をセットして時間をかけて撮影した。

 三枚目の写真は、出かける前にJR烏山線滝駅の発着時刻表を調べて、始発の下り列車が滝の上に現れるのを待ち受けて撮影したもので、滝と列車を一緒に撮影するのはこれが初体験となった。この一枚は滝を正面から見下ろす位置の展望スポットに上がり撮影した。

 以前訪れた時にも撮影中に列車が通るのを見かけたことがあって、いつか旅の記録で撮影してみたいと思っていた。上りの列車だと先頭車両のヘッドライトが隠れて映らないので下りの列車を選んだ。この瞬間には雨も水煙も強くなりかすんだ画像になってしまったが、子供心に戻って楽しいひと時を過ごすことができた。

*[参考]:初めて出かける時はルートと滝の位置がわかりにくいので、滝入り口の「ふるさと民芸館」にナビをセットして向かえば迷わず着くことができる。

     *「ふるさと民芸館」電話: 0287-83-2765


佐倉ふるさと広場ひまわりガーデン

2016年07月19日 | 写真

 

 

2016/7/18 撮影

 

 「佐倉ふるさと広場ひまわりガーデン」(千葉県佐倉市印旛沼畔):約6000㎡の敷地に25,000株のヒマワリがいっぱいに咲いています。今が満開で花もほとんど咲き終わったものは見受けられないほどです。24日(日)が最終日で、すべて処分されます。それは8月6日にこの場所(印旛沼畔)で行われる佐倉市民花火大会に備えて桟敷席の設置などの準備が始まるためです。

 週末でもまだきれいに咲いている花が多いため、23日(土)~24日(日)には摘み取りサービスが行われる予定で、指定区画内で一人3本自由に摘み取りができます。(*素手で折るのはとても無理なので、ハサミと手袋・ビニール袋を用意するとよいでしょう。 )

 *佐倉市公式HP参照: city.sakura.lg.jp)

 [参考]:*駐車スペースは沼沿いの道脇空き地利用のため狭くて、早い時間帯でないと特に土・日・イベント開催中は混雑します。

            


7月18日 海の日

2016年07月18日 | 写真

 

 

 

 

 

      7月18日 海の日

     子どもたちが安全に楽しくこの夏を過ごせますように! 

           (*写真は房総半島南端 野島崎海岸にて撮影) 



「ハマユリ」(浜百合)

2016年07月17日 | 写真

 

 「ハマユリ」(浜百合):ユリ科ユリ属の球根性多年草。「スカシユリ」の仲間で、「イワユリ」(岩百合)という別名もある。日本原産で本州中部から北の海岸や砂地、崖、岩場に自生する。花期は6~8月で、夏場の海辺に彩りを添える。草丈は20~60cm。特に潮風の強い崖や岩場などきびしい環境の中では写真のように花茎は極めて短く、全体がせいぜい20cmほどの高さでたくましく花を咲かせている。

 「スカシユリ」の仲間は花はすべて空を見上げるように上向きに咲く。一見すると花の中に水が溜まるのではないかと心配になるが、「透かし百合」の名のとおり、花弁の下部が細くなっていて「透き間」があり水が溜まることはない。

 他の種類のユリは下向きか横向きに咲くので一目で見分けができる。園芸種が多く他に白、黄、赤、ピンクの花もある。花弁には赤い斑点がたくさん見られる。この種のユリは丈夫で育てやすく、交配の母種として使われている。   (2016/7/11  南房総海岸にて撮影)

          

 


海 霧

2016年07月16日 | 写真

 

 「海 霧」(うみぎり・かいむ): 多くの場合北海道から東北地方の太平洋沿岸にかけて夏に発生する霧のことをいう。真夏の暖かく湿った空気が冷たい海面に接することにより生じる「移流霧」で陸上にも達する濃霧となる。関東の太平洋岸などでも発生することがある。

 7月11日に房総半島最南端の「野島崎」(のじまざき)を散策中に突然濃霧に包まれた。入り口の駐車場まではまったくその気配はなかったが、岬に近づくと白い霧で50m先も霞んでしまうほどになった。午後4時を過ぎていたので「朝霧」とはちがうことはわかったがどうしてこの時間にこんな濃い霧が発生するのか瞬間的には理解できなかった。ちょうど同じ道を散歩中の地元の方に出会い、あいさつを交わしてしばらく立ち話をしているうちに、これが「海霧」であることを教わった。

 <野島崎灯台>

 写真は房総半島最南端の野島崎に立つ「野島崎灯台」で、すぐ目の前なのにこのように「海霧」で霞んでいた。この土地が南房総市白浜町白浜ということで通称「白浜の灯台」とも呼ばれ親しまれている。灯台の高さは29mで水面上では38m。光明度は73万カンデラ、光達距離は17海里(約32km)と記されている。白亜の八角形の姿が美しい。

 この灯台は房総半島対岸の三浦半島観音崎に立つよく似た姿の「観音崎灯台」とともに、明治初期に国内八ヶ所に初めて建造された洋式灯台の一つで、明治2年以後、広大な太平洋から東京湾に入る船舶の安全を守り続けている。当初はレンガ造りであったが、関東大震災で大きな被害を受け鉄筋コンクリート造りに改造された。その際に光源は石油灯器は廃止となって電化され「閃白光」となった。「日本の灯台50選」にも選定されている。

 


雨に濡れた「ブルームーン」

2016年07月15日 | 写真

 

 

 「ブルームーン」:長年の開発研究の結果、1964年にドイツで誕生した青いバラ「ブルームーン」は世界中で話題となり品評会で数々の賞を獲得してきた。しかし「青いバラ」とはいえその色は実際は紫・藤色がかっていて真に「青いバラ」とはいえず、その後も世界中で研究が続けられてきた。

 その結果、2004年6月30日にサントリーから発表され、5年後の2009年11月に切花として日本で販売開始となった「青いバラ」は更に「青いバラ」に近づいて世界中から注目されている。そのバラは「アプローズ」(正式名=サントリーブルーローズ・アプローズ)と名づけられた。

 「アプローズ」’appulause’とは「拍手喝采」の意味で、これはまさに世界中を驚かせた出来事であった。残念ながらまだ実物を見たことはないのだが、その写真を見ると・・・たしかに「ブルームーン」よりも「青いバラ」に近づいているといえるかもしれない。しかし、やはりどうしてもその色はやや「青紫」や「藤色」がかっていて、だれもが認める「青色」にはまだなっていないと感じられる。

 そういうわけでそれ以後も引き続き世界中で更なる「青いバラ」を目指しての開発研究が続けられているという。一年でも早く一目で「青いバラ」といえる品種が生まれることを期待して待ち続けることにしよう。

 *写真は早朝散歩で見つけた「ブルームーン」 (2016/7/15 千葉市都市緑化植物園にて)

 

 

 

 

 


「アガパンサス」(紫君子蘭)

2016年07月14日 | 写真

 

 

 「アガパンサス」: 和名「紫君子蘭」 英名 " African lily"(アフリカのユリ)  ユリ科(彼岸花科)・アガパンサス属の多年草で南アフリカ原産。日本へは明治時代中期に渡来した。花期は6ー7月で草丈は70-150cm。花の色は紫、青紫、白、ピンクで、原種でも20種、園芸種は300種以上あるといわれている。写真は一日雨が降り続いた9日(土)に千葉公園内のアガパンサス花壇で撮影した。

 属名の「アガパンサス」は、ギリシャ語の’agape’(愛)と’anthos’(花)の組み合わせで「愛の花」を意味している。

 *花言葉: 「恋の訪れ」 「愛しい人」 「ラブレター」 「知的な装い」 「優しい気持ち」 など。

 *誕生花: 6月11日、29日、30日、7月3日、6日、25日 など。


「ヤマユリ」と「大賀ハス」

2016年07月09日 | 写真

 

 「ヤマユリ」(山百合):日本原産の大型のユリでその名のとおり山あいの林床や草地に自生する。愛知県の鳳来寺山に自生していることから、「鳳来寺百合」という別名がある。また神奈川県の「県花」としても知られる。

 花径は20cm前後と大きくよい香りを放つ。ユリの種類は色も形もとても多いが、同じ白いユリでも花びらに赤い斑点がたくさんついているので一目で山百合とわかる。一本の茎に花が一つだけとかたくさんついているものもあるが、「一年に一つ花を増やす」といわれていて花の数だけの年数を経ていることになる。写真のユリは三年目のものと思われる。

      *花言葉: 「威厳」 「甘美」  *6月30日の誕生花

 

   

 「大賀ハス」は今年は十分に楽しむことができた。大賀ハスのふるさと千葉公園の大賀ハスと、DIC川村記念美術館庭園の大賀ハスを何度も見にでかけた。昨年まではブログ掲載はせいぜい二回だったが、今年はその記事更新が今回でもう五回目になる。それだけゆとりがあったともいえるが、また花の咲き具合が今年はとてもよかったので、一ヶ所一度だけではものたりないという気持ちがはたらいたと思う。

 「大賀ハス」については、6月25日の更新記事で詳しく説明したのでこの写真だけにしておきたいと思う。似たような写真はつい先日の更新記事にもアップしたが、この写真はそれとはまた別の日撮影した。やはり同じ場所でも撮影を重ねるたびに練習の成果なのか写真の出来上がりもすこしづつよくなっていくように感じる。大賀ハスの大輪の花と、まだつぼみの竜胆を前回よりもよいアングルで撮影することができた。          (写真は二枚ともDIC川村記念美術館庭園にて 2016/7/5 撮影)


「フウリンブッソウゲ」(風鈴仏桑華)の花

2016年07月07日 | 写真

 

 「風鈴仏桑華」: ハイビスカス(仏桑華)の一種で非耐寒性常緑樹。アオイ科・フヨウ属。アフリカ東部原産で江戸時代後期に渡来し温室栽培されるようになった。花径は約10cm。様々なハイビスカスの中でも形が特にユニークで、花全体が風鈴のようにぶら下がって咲く品種。雌しべと雄しべが花から長く垂れ下がり一見して「風鈴」の形そのもの!「チョーチンバナ(提灯花)」とも呼ばれる。

 沖縄では一年中たくさんの花が楽しめるが、その中でも代表的な花の一つとなっている。千葉でわかっているのは一ヶ所だけで、千葉市稲毛区「山陽メディアフラワーミュージアム」(旧称「千葉市花の美術館」)の温室棟の中で見ることができる。

 今日は7月7日で「七夕」。関東平野部などでは真夏日・猛暑日となる予報が出ている。子どもの頃には田舎の家で風鈴の音を聞きながら眠りについたものだが、都市部ではなかなか風鈴の音を耳にすることはできない。旅先などで懐かしくて土産で買ってきたことはあるが、どこかにしまいこんだままになっている。今夜あたりは室内で扇風機の風で鳴らしてみたいような気がする。

<夏の大三角>

 今夜は天体ファンでなくても晴れていれば空を見上げてみたくなる。夜8時ごろから10時ごろまでがいちばんよく観察できるらしいが、まず東南の方角に向きゆっくりと見上げていく・・・(天の川の上に)いちばん目だって明るい星を見つける。その星がこと座の「ベガ」(織女星・織姫)。それを頂点として右下に下がり天の川をはさんで目立つ星がわし座の「アルタイル」(牽牛星・彦星)。そこから左方向へ目を移して見つかる明るい星がはくちょう座の「デネブ」。これが「夏の大三角」と呼ばれていて、子どもたちは七夕が近づくと学校で学んでいることだと思う。

 今夜は超大型に発達した台風1号が沖縄先島諸島に大接近し北北西の台湾方向へ進む。大きな被害がないように祈るばかりだが、国内では夜間晴れるところもある。今夜がだめでも8月上旬頃までは「夏の大三角」が観察しやすい期間になる。子供心にもどって空を見上げてみたいような気もする。