たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

春を告げる花

2014年03月21日 | 写真

                        サンシュユの花 
 


                         ユキヤナギ  



                         カタクリの花



                         ハクモクレン



                        ベニバナミツマタ                   


 2014/3/21(春分の日):千葉では昨日から「寒の戻り」で今日も一日冷え冷えとした強い風が吹いている。低気圧が日本列島の太平洋岸を発達しながら北上し、今日は「爆弾低気圧」となって北国は吹雪となり真冬に逆戻りしている。それでも天気予報ではまた明日からは気温が上がり春らしい日が続くことになりそうだ。春先の「三寒四温」とか「暑さ寒さも彼岸まで」とは本当によく言ったものだと思う。
 風は強かったが久しぶりに近くの植物園へカメラを持って散歩にでかけてみた。3月上旬ごろまではどこを歩いてもパンジーの花くらいしか目に入らなかったが、もういろいろな花が咲き始めていた。秋には真っ赤な実をつけて目を楽しませてくれる「サンシュユ」の黄色い花が盛りになっていた。純白の「ユキヤナギ」と「ハクモクレン」の花がさわやかに目に映った。驚いたことに、たった一株だけ花開いている「カタクリ」を見つけた。そして、この植物園に一株だけの「ベニバナミツマタ」の花がほんの少しだが咲き始めていた。
 桜のつぼみはまだ固いが、ここではもう春の息吹きをはっきりと感じることができる。



「ミツマタ」(三椏)の花

2014年03月14日 | 写真



2014/3/14:朝の散歩中に春を告げるミツマタの花がわずかに咲き始めているのを見つけた。寒い寒いといいながらも春は確実に近づいている。

 ミツマタ(三椏):ジンチョウゲ(沈丁花)科・ミツマタ属の落葉低木。中国中南部・ヒマラヤ地方原産。日本へは室町時代に渡来したといわれる。江戸時代から製紙に使われてきた。黄色の花をよく見かけるが濃いオレンジ色の「ベニバナミツマタ(紅花)」もある。枝がすべて三又に分かれることからその名がついた。開花時期は3月中旬ごろ~4月初旬。 花言葉は「強靭」・「意外な思い」      (40mm MACROレンズ使用)

大雪の後のお地蔵さん

2014年03月05日 | 写真



 日光市内を流れる大谷川(だいやがわ)がいちばんの激流となっている辺りの両岸には、「日光東大植物園」と「慈雲寺」がある。このお地蔵さんたちは「並び地蔵」(別名「化け地蔵」)と呼ばれている。徳川家康、秀忠、家光三代に仕えた高僧慈眼大師ゆかりの慈雲寺は、今では小さな門とこじんまりとしたお堂しか残っていないが、そのお堂脇から川沿いの散歩道には約70体といわれる古びたお地蔵さんが並んでいる。行きと帰りにお地蔵さんの数を数えてもなかなか一致しないことから「化け地蔵」と呼ばれるようになったという。これらは慈眼大師の没後に100人の弟子たちが一体ずつ献納したものと伝えられているが、400年以上の長い年月を経て洪水などで流されたり壊れたりしてその数も少なくなったのであろう。
 先月の二週続きの「記録的な大雪」でこのお地蔵さんたちはすっかり雪に埋もれていたはずだが、先週あたり何日か気温もゆるんでお地蔵さんたちの頭が現れてきたものだ。胸から膝にかけてまだたくさん雪が残っているが、これは頭上の木々の枝から落ちた雪が固まって残っているのではないかと思われる。お地蔵さんたちは北を向いて並んでいる。従って日中の日差しは後方からで体の前の雪が日陰になりなかなか解けずに残っているのではないかと想像してみた。まちがっても散歩道の雪かきでお地蔵さんたちに向かって雪をかけることはぜったいにありえないことだろうから、この不思議な形の残雪はまったく自然にこのようになっているのではないかと思う。
 そのようなことをあれこれ思い巡らしたりしながらのカメラ散歩も実に楽しいものだ。