「セイヨウスモモ」の花(千葉市都市緑化植物園にて)
「セイヨウスモモ(西洋李)」:バラ科 サクラ属の落葉小高木。4月上旬頃白い花を枝いっぱいに咲かせる。花の形はサクラに似ている。コーカサス・カスピ海付近の原産。和名「すもも」英名「プラム(plum)」で果実は「プルーン」。
枝がからみあって咲き乱れる「ベニバスモモ」と「シデコブシ」の花
「ベニバナスモモ」:バラ科の落葉高木。スモモの一種で葉が赤みを帯びていることからこの名がつけられた。芳香ある果実の果肉は黄色で酸味がある。
「シデコブシ」:モクレン科の落葉高木で白・淡紅色の花を咲かせるコブシ(辛夷)の仲間。シデコブシよりやや小さめの白い花をたくさん咲かせる普通のコブシと違い、写真のように花びらがちじれているので見分けができる。
「ユスラウメ」の花
「ユスラウメ」:バラ科 サクラ属の落葉低木。可憐な白い花は3月下旬~4月にかけて咲く。6月に紅熟する小さな果実は甘酸っぱく美味しい。ふるさと広島県の山あいの田舎で、庭のユスラウメの花が咲き実が熟すのが待ち遠しかった子どもの頃がなつかしい。
「アンズ」の花
「アンズ」(杏・杏子):バラ科 サクラ属の落葉樹。3月下旬頃サクラよりすこし早めに花が咲き始める。ピンク色の花はサクラによく似ている。中国原産で奈良時代に日本に渡来した。実(=アプリコット)は食用になり甘酸っぱい。見た目は桃に似ているがかなり小さい。長野県千曲市に「あんずの里」があり残雪のアルプスを背景にした見渡す限りのあんずの果樹園が4月上旬ころから観光客でにぎわう。