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「梅ヶ瀬渓谷」(千葉県市原市)
①2018年12月1・2日 「梅ヶ瀬渓谷を歩く」
②2019年 4月22・23日 「梅ヶ瀬渓谷の春」
③2019年12月17・19日「梅ヶ瀬渓谷の台風被害」
*近年では上記の三回詳しい記事を投稿してあります。
一昨年の秋、房総半島を直撃した大型台風15号によって
県内各地では大きな被害を受け、梅ヶ瀬渓谷もその後
長期間全面進入禁止となっていましたが
困難な奥地の復旧作業のおかげで翌年令和2年には
一部を除いて渓谷道は復旧となりました。
去る11月30日、二年ぶりに往復約6kmの渓谷コースを
歩きました。被害の様子がよくわかる写真も掲載しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/af/fc93cf52031795f549064146b53b4744.jpg)
梅ヶ瀬渓谷では、例年11月下旬~12月上旬には
最盛期の紅葉風景を楽しむことができます。
今回は特に足元には一歩一歩気をつけながら
渓谷紅葉風景を撮影することができました。
しかし、渓流沿いの渓谷道はかなり歩きづらく
倒木などがそのままになっている場所もあります。
繰り返し渓流を渡る流れの中の飛び石も不安定で
初めて訪れる人にとっては危険な場所があります。
トレッキングシューズなど履いていても、特に雨の後は
沢沿いの道は滑りやすく、また沢を渡る飛び石も
沢の水が増して水没してしまい進めなくなるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/60/39a6efa5335f4e6cd29f288f29de1e47.jpg)
高さ50mを超える断崖上の紅葉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0b/71edbbd7cfe8630ae7efa8914a74d662.jpg)
延々と続く渓谷道は深い谷間で携帯電話も使えない
ところが多いので、万が一の事態に備えて
一人ではなく複数で出かけるほうがよいと思います。
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梅ヶ瀬渓谷道最深部の「旧日高邸跡」が近づいてくると
渓谷道沿いでは一本だけの銀杏の木が迎えてくれます。
ところが残念なことにその大銀杏は無残にも倒れていました。
銀杏だけでなく周辺の大木も多数根こそぎに!
狭く深い峡谷での復旧工事は車両も重機も入ることはできず
とても困難な作業だったことがひと目でわかる大被害です。
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やっと「旧日高邸跡」が見えてきて更に驚いたことに
すぐ手前の沢沿いの大木はほとんど倒れていました。
想像をはるかに超える無残な光景でした。狭い谷を
猛烈な風が吹き抜けて倒されてしまったのでしょう。
右奥の「旧日高邸跡」のシンボル「三本の大カエデ」は
楽しみにしていた「赤いモミジの絨毯」の上に
いつもの姿で三本ともしっかり立っていました!
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/77/e3f31cf4e50246e0cc08b47e2f3b35a1.jpg)
「旧日高邸跡」の大楓の葉は大部分が散っていて
赤い絨毯のように跡地に広がっていました。
その奥の森の紅葉が彩りを添えて
美しい景色を楽しむことができたのは幸いでした。
*「旧日高邸」についての詳しい記述は、上記①③の記事
の中にありますので、長くなるためここでは省きます。