たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「竜頭の滝」雪景色

2017年12月31日 | 写真

 

 

200mを超える長い滝の側道には人影はほとんど見当たらない。

   

 江戸時代から続く「竜頭之茶屋」も静かな年末を迎えていた。

    2017.12.30 : 龍王峡を後にして鬼怒川温泉街を抜け日光へ向かった。日光市内の道路にはまったく積雪はなく、いつも訪れる「裏見の滝」「霧降の滝」などや憾満ヶ淵の並び地蔵周辺にも雪はほとんどなかった。日光市内を短時間で通りぬけて清滝からいろは坂へと進んだ。驚いたことにいろは坂にも道路に雪はなく、明智平の駐車場で初めて凍りついた雪の上を動いた。いろは坂の頂上のトンネルを抜けるとさすがに辺りは雪景色となったが、道路は除雪が行き届いていてまったく苦労はなかった。竜頭の滝駐車場にも積雪は見られず車もほんの数台しか見当たらなかった。いつも混雑している「竜頭之茶屋」内の滝見台にも滝の側道にも人影はごく少数しか見られない。大晦日前日の土曜日にしては閑散としていた。

  <年末のご挨拶>

 1917年もわずかな時間を残すだけとなりました。今年も多くの方々のご訪問をいただきましてありがとうございました。明日からの新年もまた、あちこちと小さな旅を続けたいと思っています。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


「龍王峡」雪景色 12/30

2017年12月31日 | 写真

「虹見の滝」(奥に見える橋は「虹見橋」)

福島県南会津と栃木県日光市を結ぶ国道121号線を下り川治・鬼怒川温泉郷に入った。

積雪は思ったよりも少ない。鬼怒川から日光市内までの道路にも積雪はなかった。

 

虹見橋の中ほどから鬼怒川上流を見渡した龍王峡風景

 

虹見橋から見た鬼怒川下流の眺め

 

「虹見の滝」前の断崖上に小さな神社がある。

 

正月飾りの「五龍王神社」には外国人観光客の姿も見られた。

この神社が「龍王峡」の名の由来であるという。


国道121号線雪景色

2017年12月30日 | 写真

2017.12.30 撮影

栃木県那須塩原市塩原温泉郷を抜けて会津街道方面へ進む山道を走った。

道はこの後右奥へ急カーブし、すぐ左折して頭上に見えた美しい曲線の陸橋を上がる。

しばらく走るとこの道は西会津と日光市を結ぶ国道121号へとつながる。

 

時折視界がぼやけるほどのはげしい雪嵐が吹き荒れる。

 

刈り取ったカヤ(萱)を日干ししている束が白い衣を着たかのように見えた。

 

雪嵐で「雪帽子」が吹き飛ばされた。

 

雪嵐が止んで青空が顔を出した。穏やかな鬼怒川支流「男鹿川」雪景色

 

五十里ダム湖上流の男鹿川風景

 

第三セクター「野岩(やがん)鉄道」会津鬼怒川線の鉄橋が五十里ダム湖に架かっている。

この一枚は「道の駅湯西川」前の道脇から撮影した。


スキー場の雪景色

2017年12月25日 | 写真

2017.12.20 撮影

ハンターマウンテン塩原スキー場ゲレンデ最上部から望むまだ雪が少ない日光連山。

 

リフトから見下ろして撮影した雪模様

 

 

午前10時ごろの日差しを浴びて輝く霧氷をゆっくり楽しむことができた。

 

ゲレンデ脇に広がる白樺林の長い木影も美しい。


ハンターマウンテン塩原で初滑り

2017年12月23日 | 写真

2017.12.20 撮影

  栃木県那須塩原市日塩もみじライン沿いのハンターマウンテン塩原スキー場は関東では最大級の規模で、3000mのダウンヒルコースをはじめ上質の雪と変化に富んだコースで知られている。県内の他のスキー場はすべて23日以後のオープン予定となっていた。師走に入ってからは雪の日が少なく、道路の積雪は塩原温泉郷上部からで予想したほどではなかった。ゲレンデもまだ全面滑走状態ではなく、ゴンドラは動いていなかった。リフトを乗り継いでまずは最上部に上がってみることにした。まだ朝早い時間帯でスキーヤーは少なく、雪質はさらさらの粉雪になっていた。最後のリフトに乗る前に3000mダウンヒルコースのスタートになる3本のコースのうち右端の急斜面を見上げて一枚撮影した。頂上部分の木立が白く見える。朝から快晴でも気温は低く、標高1600mの山頂部では期待していた霧氷の撮影が楽しめそうで心が躍った。

 

最後のリフトに乗り頂上に近づくと周りの木々は霧氷で覆われていた。

 

 ゴンドラ終点「TOP OF HUNTER」のラウンジ前で見上げると周囲の霧氷が美しい。 

 

 ダウンヒルコースのうち一枚目の写真のコース隣の急斜面コーススタート地点からの絶景。

はるか右下にスキーハウスが見える。

 

 奥の3本目のダウンヒルコースはまだオープン前だったが雪は十分に積もっていた。

朝日を浴びて雪面がキラキラと光っていた。(上下2枚)

 

スタート地点広場での滑走前の入念なストレッチ。他のスキーヤーのお手本になる。 


「駒止の滝」再訪 12/18

2017年12月19日 | 写真

2017.12.18 撮影

 去る10月24日の更新記事では、見事な紅葉に包まれた「駒止の滝」の写真を掲載することができた。今回は前日に降った雪が残っていればありがたいと思いながら車を走らせた。

 朝からの晴天で気温も前日より緩んでいた。それでも北温泉旅館入り口駐車場までの道にはかなり雪が残っていたので期待は持てた。ある程度雪が残っていれば初めての駒止めの滝雪景色の写真が撮れる。実は数年前に一度経験したことがあるが、ここは雪が多いと滝見台へは進入禁止のロープが張られて入ることができない。今回は積雪は少なく踏み跡がついていた。そして滝の周辺にはうれしいことにすこし雪が残っていた!この雪がなければまったく絵にならない。さらに滝上部の青い釜の上は落葉期でなければ木々の茂みに隠れて見えないが、今回初めて上段も小さな滝になっていることが確認できた。この一枚は貴重な記録写真となった。


[参考] 2017.10.17 撮影 


木の俣川巨石渓流雪景色

2017年12月18日 | 写真

 2017.12.17: 乙女の滝撮影後に板室温泉を経て那珂川支流の木の俣川渓流雪景色撮影に向かった。この場所は今年秋に二度と今回で三度目の訪問になる。雪景色は初めてなので楽しみにしていた。一台も車が見えない広い駐車場に入り、靴に滑り止めを着けて足跡がまったくない渓流沿いの遊歩道を歩き始めた。しばらく行くと写真のような案内看板が立っている。「板室温泉活性化委員会」が設置した「木の俣園地周辺案内図」でとてもわかりやすい。積雪は5~10cmほどで崖上からの撮影は危険なため、足元に気をつけながら「巨石渓流」風景が楽しめる「巨石吊橋」へ向かった。 

 

 「巨石吊橋」:まだ真新しい丈夫そうな金属製の橋で、この橋のおかげで木の俣川両岸の遊歩道を歩くことができる。

 

橋の中ほどから下流を見渡すと、たしかに渓流には「巨石」がごろごろしている。

 

「巨石群と渓流」雪景色撮影に適した場所までには何ヶ所か渓流沿いの階段がある。

 

このところ雨が少なくて水量は少な目だったが、雪景色はまた格別の趣がある。

 

 

遊歩道脇に並んだ紫陽花が剪定されていなくて冬枯れの花がたくさん残っていた。

かわいい雪帽子をかぶった花が目にとまり、立ち止まってシャッターを切った。


「乙女の滝」雪景色

2017年12月17日 | 写真

2017.12.17

   栃木県北部の山あいでは朝から雪が舞い続けた。山々は厚い雪雲に覆われて姿を見ることはできなかった。板室温泉から那須湯本へ通じる高原道路にはかなりの積雪が見られた。道路沿いの「乙女の滝」駐車場に入り、滝の姿がどんな様子か見るため滝下へ下りてみることにした。気温は-3℃だったがまだ滝の岩盤に氷柱が下がるほどの寒さではない。正面から見ると幅広い岩盤には雪はまったくついていなくて雪景色にならず、足元に気をつけながら滝の右脇奥に進み、対岸の木々についた雪を入れて横から撮影することにした。 

 

駐車場から滝下へ下りる石段には雪が積もり踏み跡も凍りついていた。

この石段はかなり急で特に冬場は上り下りには注意を要する。


印旛沼の夜明け

2017年12月15日 | 写真

6:53  撮影  

 

6:56  撮影

 「印旛沼」:千葉県北部の県内最大の湖沼。印西市、佐倉市、成田市、印旛郡栄町、八千代市にまたがり利根川下流南側に広がる。面積は約12k㎡で京葉工業地帯向けの水源、農業用水などに利用されている。沿岸には県民の憩いの場が多くあり、義民佐倉宗吾にまつわる甚兵衛渡しの史跡もある。印旛手賀県立自然公園に属する。富栄養湖沼で、コイ、フナなどの釣り場としても人気がある。

 特に気温の下がる季節やダイヤモンド富士の時機などの景色が美しく、多くの写真愛好家が集まる地点として知られている。    (2017.12.13 撮影)


千葉寺の大銀杏(千葉市)

2017年12月10日 | 写真

 2017.12.9 撮影

 千葉市中央区千葉寺町にある「海上山千葉寺」(せんようじ)は十一面観音を本尊とする真言宗豊山派の古刹で、坂東三十三観音霊場第29番札所となっている。寺伝によれば709年(和銅2年)にこの地を訪れた高僧行基が十一面観音像を安置したことに始まり、聖武天皇の命により「千葉寺」と称することとなった。通称地名と同じく「ちばでら」とも呼ばれている。千葉氏の居城であった千葉城近い。

 開基翌年の710年に行基によって植えられたという本堂前の大銀杏は鶴岡八幡宮の銀杏よりも大きく、樹高は約30mで幹囲は8mもあり、県の天然記念物に指定されている。例年師走上旬頃に見頃を迎える。

 

 

 


初冬の梅ヶ瀬渓谷 (千葉県)

2017年12月08日 | 写真

 

 「梅ヶ瀬渓谷」:養老川支流の梅ヶ瀬川が流れる渓谷で、近隣の養老渓谷や七里川渓谷などとともに南房総の紅葉の名所として知られる。梅ヶ瀬川両岸に続く断崖は梅ヶ瀬層と呼ばれる高さ30~50mに及ぶほぼ垂直にそそり立つ侵食崖で、例年11月下旬~12月上旬頃の南房総紅葉最盛期には崖上の紅葉を見上げながら歩くのが楽しい。だが今年はやはり10月の二度の台風襲来の影響もあって、すでに茶色に変色したり落葉した木々が目立ち、例年よりは寂しい眺めになっていた。

 ハイキングコースの渓流沿いの道はしばしば途絶えて、流れの中の自然石を飛び石にして渡る箇所が多い。運悪く雨後などで水量が多いとトレッキングシューズでも渡れないこともあるので注意を要する。渓谷入り口には広い駐車場があるが、小湊鉄道養老渓谷駅から歩くと約90分、入り口から最深部の「旧日高邸」跡地までゆっくり写真を撮りながら歩くとさらに2時間くらいはかかる。そこからは同じ渓流沿いの道を引き返すか、または急峻な山道を上がって大福山展望台を目指し長い車道を下って入り口に戻るかどちらかになる。

 

 

 

 

  

  

 

 

旧日高邸跡の三本の大カエデは完全に落葉していた。(2017.12.5)

 「日高誠實」(ひだかのぶざね):渓谷道最深部の「旧日高邸」跡地には「顕彰碑」が残っているだけだが、紅葉期のいちばんの楽しみとなっている三本の大カエデの古木がある。日向高鍋藩(現宮崎県)出身の日高誠實は明治19年に陸軍省の役職を辞して南房総山あいの官有地を無償で借り受け、理想郷梅ヶ瀬を作り上げることを目指した。近隣の村々の協力を得て植林、400株もの梅林造成、養魚、畜産業などに尽力し、さらに学問所「梅ヶ瀬書堂」を開設して子弟に国漢・英数・書道・剣道などを教授し、多くの有為な人材を育成した。市原、君津、長生、山武、夷隅地区から数百人が集まり教えを受けたといわれている。

 しかし、深山幽谷のこの地での「理想郷作り」はあまりにも厳しく、度重なる台風、豪雨などの自然災害によって山や崖は崩れ、川は埋まり、地名「梅ヶ瀬」の由来ともなった梅林も根こそぎ崩れ落ち、深い渓谷奥地での学問所の運用も成り立たなくなった。そして大正8年80歳にして多くの人々に惜しまれながらこの世を去った。長い年月を経ても明治の偉人「日高誠實」の名は人々の心に残り、平成11年11月23日にはその志が集まって立派な「顕彰の碑」が梅ヶ瀬書堂跡、大福山展望台、養老渓谷駅前の三箇所に建立除幕された。

  *関連記事:2017年4月20日更新記事「新緑の梅ヶ瀬渓谷を歩く」


DIC川村記念美術館庭園 12/1

2017年12月02日 | 写真

2017.12.1 撮影

 千葉県佐倉市坂戸のDIC川村記念美術館庭園が秋色に染まっています。まだしばらくはとても気持ちのよい散策が楽しめるでしょう。美術館では9月9日からの特別展「フェリーチェ・ベアトの写真ーー人物・風景と日本の洋画」が明日3日で最終日となります。美術館は4日から3月まで館内改修のため閉館となりますが、付属ギャラリー・ギフトショップ・レストラン・庭園散策はいつもどおり利用できます。

 

イロハモミジ

  

スイレン池畔の紅葉

 

ジュウガツザクラ(十月桜)

 

シナガチョウ

 

ニシキギの紅葉

 

ハクモクレンのつぼみ

 

ガマズミの実と紅葉

 

庭園入り口のハゼの紅葉とブロンズ像「緑」佐藤忠良 1989年製作


成田山公園散歩 11/29

2017年12月01日 | 写真

 

 

 

 

 

 

 

2017.11.29 撮影

 千葉県成田市成田山公園の豊かな紅葉・黄葉は、毎年多くの人々の目を楽しませてくれる。広々とした公園内は例年房総の秋色が見頃となる11月下旬から12月上旬にあわせて、今年も見事に色づいていた。池面に映り込む多彩な秋色も、散策道や芝を覆い隠すほどの落葉もまた美しい。この週末からまだ数日の間はじゅうぶんに楽しめるのではないかと思う。