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平成26年も残すところあとわずかになりました。今年一年たくさんの方々のご訪問をいただきましてありがとうございました。新しい年が皆様にとりましてよい一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。
写真は本日12月28日、千葉県成田市成田山新勝寺における恒例の「納め札お焚き上げ」の様子を撮影したものです。カメラを構えながらも敬虔な気持ちになって暮れのひとときを過ごすことができました。
「うさぎの花屋さん」
シクラメン「ラブキャンドル」
冬咲きクレマチス「シルホサ」:夏咲きが普通に見られるが冬咲きは比較的珍しい。「蔓性植物の女王」と呼ばれるクレマチスの花ビラが散ると綿毛のように白いふわふわの雪のような姿になる。(写真では右上の花から下方の初期の綿毛、そして奥に見えるふわふわの雪のような綿毛になり種子が風で飛ばされていく。)
寒咲きハナナ(花菜)「春雷」(*菜の花は千葉県の「県花」)
千葉市稲毛区の「山陽メディアフラワーミュージアム」(旧称「千葉市花の美術館」)には連日多くの人が訪れている。館内アトリウムガーデンではクリスマスム-ドいっぱいの「小さな森のクリスマス」の企画展示が楽しい。たくさんの種類のポインセチアとシクラメンを中心にかわいらしい色とりどりの冬の花が目を楽しませてくれる。イベントもいろいろ用意されている。前庭には早くも寒咲きの菜の花が咲き始め、フェンス沿いには冬咲きクレマチスの白い花が咲いていた。隣接のレストランが休業中なのはちょっと寂しいが、ゆっくりと心休まるひとときを過ごすことができる。
*ホームページ* http://cga.or.jp/flower/
東京都内で開催中の写真展をいくつか訪ねた後、ふと思い立って丸の内オフィス街のクリスマスイルミネーションを見て歩くことにした。今年はディズニーとコラボの装飾・イルミネーションが楽しいという記事をどこかで読んだことがあった。
一枚目の写真は丸の内JTタワー「KITTE」内のクリスマスツリーで高さは実に14.5m。
二枚目以後は、東京駅丸の内口前に並ぶ「丸ビル」、「新丸ビル」、「OAZOビル」を歩きながら撮影した。何もこまかな説明などいらないと思う。
(*歳末のとても忙しい時期にイルミネーションなどとても見に行けないという方のために
5枚だけアップしてみました。*)
前の記事の「豊英の滝」と同じくこの滝も千葉県君津市の山あいの滝で「濃溝洞窟の滝」の名がつけられている。豊英の滝は自然の滝だがこの滝はいわゆる「川廻し」の滝である。
「川廻し」とは、その昔(近世~明治)農業・林業用地を拓く際に、山間地などで崖を掘りぬいて蛇行している流れをまっすぐにして用地を増やす工事のことを言う。その人工の「洞窟」の中を流れ落ちる水流にその土地の名などを冠して「○○の滝」と名づけたものが「川廻しの滝」と呼ばれている。
特に房総丘陵にこの種の滝が多く、昔の記録では450ヶ所以上で工事が行われたという。一世紀以上の時の流れを経て、これらの「滝」は大自然に囲まれて自然の滝と見間違えるほどのものがある。
この「濃溝洞窟の滝」は他の房総の滝と同様に水量が少ないことが多いが、雨の後には写真のように滝らしい姿に変身する。この写真を撮影した日の前夜まで二日間雨が降り続いていたため、いつもはなかなか見られない豊かな水量となっている。この種の滝の「生い立ち」からすると共通点は落差が乏しいことである。この写真は「滝」の部分を強調するため周囲の洞窟部分はカットした構図となっている。
地元の人たちはこの滝をとても大事にしていて、いつもていねいに周辺の環境整備を続けている。よく観察するとこの滝は3段になっていて二段目の滝つぼと岩盤の部分が大きな「亀」の姿に見える。写真のように洞窟の奥の紅葉が映りこんで黄金色に光ることがあることから「黄金の亀のいる洞窟の滝」として、幸運を呼ぶいわば民間信仰のスポットにもなっている。滝前の崖の上には、地元の人たちが設置した「幸運の鐘」があり、訪れる人たちはこれを打ち鳴らして幸運を祈っている。その脇には詳しい案内印刷物も置かれている。場所は文章では説明しにくいが「濃溝洞窟の滝」でネット検索すればわかりやすい。(注:前の記事と同じく初冬の風景なのに滝の脇の樹木が季節感に乏しいのは、左は常緑樹、右は深い谷間で日当たりがわるく落葉樹の紅葉が遅れているため。「黄金の亀」の紅葉の映り込みで季節を表している。)