たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「サルスベリ」(百日紅)の花

2022年08月18日 | 植物・花

 

 

 

「サルスベリ」 (百日紅)

ミソハギ科 サルスベリ属の落葉小高木で中国原産

開花期は6~10月(最盛期は盛夏の7~8月)

「百日紅」の名は盛夏の長い間咲くことからつけられた。

 

「猿も滑りそうな」 つるつるとした木肌が特徴の夏の花

花の色は ピンク・白・赤・紫などがある。

*花ことば: 「愛嬌」 「雄弁」

*8月29日の誕生花

 

*「猿滑り」 について調べてみると ・・・・・・・・

  実際には猿はまったく滑ったりはしないそうです。


ヤマユリ(山百合)

2022年07月23日 | 植物・花

 

「ヤマユリ」 (山百合) ユリ科ユリ属の山野草

(*背後のオレンジ色のボケは「ヤブカンゾウ」の花)

別名 「鳳来寺百合」(愛知県鳳来寺山に自生することから)

夏に咲く大型の百合で花びらに多数の赤い斑点が見られる。

とても良い香りを放つ。一年に一つずつ花を増やし

長年経った株は多数の花を咲かせ見事な姿になる。

(*写真の株は花二輪と蕾が一つで三年目の株でしょう。)

生薬名:「百合(びゃくごう)」

薬効は「おでき」「ねんざ」

神奈川県の県花

6月30日の誕生花

花ことば:「威厳」 「甘美」

 

いつもの散歩コースでまだ見ごろのヤマユリを見かけて

ゆっくり撮影を楽しみました。

一枚目撮影中は青空が広がっていましたが

すこし時間が経つと急に空いっぱいに雲が広がり

雨が降り始めました。

大きめのビニール傘を用意していたので

ここでもゆっくり時間をかけて撮影を続けました。

花弁にも葉にもたくさんの雨粒が光って

一枚目とはまったく雰囲気の違う写真を撮ることができました。

この株も花が三つで、まだ三年目の若い株でした。

 


チョコレート色の向日葵

2022年07月19日 | 植物・花

 

 

 

昨日久しぶりのカメラ散歩中に見かけたヒマワリ(向日葵)

撮影場所: 千葉市緑区「泉谷公園」

 

断捨離最中の多忙な日々にまたもコロナ禍第七波の進行で

撮影旅どころかカメラ散歩にさえも

なかなか出かけられない日々が続いています。

そんな中で久しぶりに千葉市内の公園に出かけました。

 

そして、写真のようなチョコレート色の花に出会ったのでした。

どう見てもその姿はヒマワリに間違いないことはわかっても

こんな色の向日葵は一度も見たことがなかったのです。

 

帰宅してすぐにパソコンで「ヒマワリの品種」を調べてみると

たしかにそっくりの画像が出てきてまたビックリ!

品種名は 「ミラクルチョコレート」 となっていました。

 


「青葉の森」 早朝散歩

2022年05月04日 | 植物・花

 

2022年5月4日 千葉県立青葉の森公園にて

 

さわやかな快晴の朝、いつもの散歩コースにでかけました。

県立中央博物館脇の満開のツツジとクスノキの新緑が眼に鮮やかで

ここで最初にシャッターを切りました。(上下2枚)

 

 

 

 

 

 

 

少し奥へ進み池の周りを一周

風は止み水面にはきれいに新緑が映りこんで

背伸びしながら一枚撮影しました。

 

 

 

 

水中の朽木に亀が這い上がり甲羅干ししています。

 

 

 

更に進んでいくと、薄紫の房花が眼に入り

案内ボードを読んでみると・・・

この花の名は「御柳(ギョリュウ)」

ギョリュウ科ギョリュウ属の落葉小高木で中国原産

 

 

 

 

楊貴妃にも愛された花だと記されています。

日本各地でも見られるということです。

 

 

 

 

更に奥の「わんぱく広場」と名づけられた芝生広場には

子どもたち向けの遊園施設があります。

この広場の彼方に純白の花が咲き揃った木々が見えます。

 

この花木の名は「ヒトツバタゴ」「なんじゃもんじゃの木」

この場所には、数えてみると10株ほどありました。

 

実は以前ここからかなり離れた位置にありましたが

  最近になってこの場所に移植されたということです。

 

 

 

 

花びらは細長く房状になっていて

透き通るようなきれいな白さで目に鮮やか

立ち止まってずっと見つめていたくなるほどです。

 

気温が上がってきたためか満開をわずかに過ぎて

花びらがすこしだけ茶色に変色し始めています。

 

移植されて位置は変わっても、これからも毎年

この時期にこの花を見つめることになるでしょう。

 


「ヤマユリ」と「ノカンゾウ」

2021年07月11日 | 植物・花

<真夏に咲く花二種>

「ヤマユリ」:ユリ科ユリ属の多年草・球根植物

花期は7~8月で本州の平地・山地に自生する。
強い香りのある花径20㎝ほどの大きな花を咲かせる。
草丈は1m以上に伸び一茎に1~10輪の花をつける。


「ノカンゾウ」:すぐ傍に咲いていたオレンジ色の花

ユリ科ワスレナグサ属の多年草で草丈は80㎝前後
花期は6~7月で日本全土の山地の水辺に自生する。

*とてもよく似た同属の花が四種ある。

  「ヤブカンゾウ」  花が八重咲きで遠目では区別できない。
「ヒメカンゾウ」  花が小さ目でとてもよく似ている。
「ハマカンゾウ」 浜辺に咲きこれもよく似ている。
   「ニッコウキスゲ」 本州中部以北亜高山帯に自生する。

どれも一目で「ユリ科」とわかる花・・・
ただ「同属」の可憐な「ワスレナグサ」とは
想像してもとても結びつかない花の色・形???

*また「ノカンゾウ」は生薬としても利用され
生薬名「キンシンサイ(金針菜)」は
 風邪・不眠症・利尿などに効き目がある。

*更に食用にもなり、若芽・若葉・花は
 煮物・揚げ物・酢の物に多用されている。





散歩していた同じ公園内で見かけた若い栗の実

とてもさわやかな緑色で見とれてしまい

見上げて数枚撮影したうちの一枚です。


「ハクウンボク」と「サンザシ」の白い花

2021年04月29日 | 植物・花


(写真:上下2枚は千葉市都市緑化植物園で撮影 4/27)

「ハクウンボク」(白雲木)の花

エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木(樹高~15m)
国内では北海道から九州までの山地に自生する。
花はエゴノキに似ているが葉はかなり大きい。
エゴノキの葉は指くらいの大きさで見分けができる。

白い花が満開になると白雲のようにも見えることから
「白雲木」と名づけられた。





「サンザシ」(山査子)の花

バラ科サンザシ属の落葉低木で樹高は約2m
英名:メイフラワー(花期は5~6月) 中国原産

秋になると実は赤・黄茶色に熟れる。
種子と果肉は健胃、整腸剤として利用される。


「ハンカチの木」満開 

2021年04月27日 | 植物・花



「ハンカチノキ」(千葉市都市緑化植物園にて撮影)

毎年千葉市中央区の「都市緑化植物園」を散策し
「ハンカチノキ」を見るのを楽しみにしている。
この植物園には二本のハンカチの木がある。

「参考」:以前には同じ中央区内「青葉の森公園」内にある
 ハンカチノキの写真を投稿したこともあるが、台風被害で
  枝が大きな被害を受け養生中で、まだ「花」の数が少ない。





「ハンカチノキ」:ミズキ科ダビッド属の落葉高木
属名は19世紀に中国雲南省でこの木を発見した
  フランス人神父ダビディアさんの名にちなんでいる。






ハンカチが風に揺れているかのような大きな純白の「苞」

*ダビディア神父はパンダの発見者としても知られている。


植物園カメラ散歩ーII 

2021年04月16日 | 植物・花


「ハナズオウ(花蘇芳)」(樹高は2-6m)

紫色がかった紅色が一般的でよく見られる。
マメ科ハナズオウ属の落葉低木で花期は4月。





「シロバナハナズオウ(白花花蘇芳)

白花のハナズオウは珍しく見かけることが少ない。






「トキワマンサク(白花)」と「ベニバナトキワマンサク」

マンサク科トキワマンサク属の常緑小低木
4~5月上旬に開花。樹高は3~6m





「ヒトリシズカ(一人静)」の白い花(上下二枚)

センリョウ科チャラン属の山野草
白いブラシのような花が特徴で草丈は10~30cm





毎年千葉市都市緑化植物園で見るのを楽しみにしている。






大木の根元に群生していた「ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。

一本の茎が二股に別れその先に一輪ずつ花をつける。
一輪がまず開花し、もう一輪はしばらくはつぼみで
二輪の開花には時間差があるのが特徴。





「ナニワイバラ」の白い花

バラ科バラ属の常緑つる性植物で垣根で育てられる。
純白の花びらはまぶしいほどでよい香りがする。


植物園カメラ散歩 - I 「黄色い花」

2021年04月14日 | 植物・花
 
「キエビネ」 (*エビネランの一種で黄花)

**千葉市都市緑化植物園にて(4/11 撮影)


植物園は花盛り。カメラ散歩には最適の季節になりました。
花の数が多く、いつものような詳しい説明はしないで
ごく簡単に花の名とひと言を付記することにしました。





「キジムシロ」(*とても小さな草花でも「バラ科」です。)





「ヤマブキ」(*バラ科で八重咲き山吹です。






「ヤマブキ」 (*よく見かける一重咲きの山吹です。)





「ラミウムガリオプドロン」の花

*これはこの植物園でしか見たことがない珍しい花です。






「カロライナジャスミン」(*花も根茎なども有毒で要注意。)

背景のピンク色のボケは遅咲きの八重咲き桜「カンザン」





「ヤマブキソウ(山吹草)」

(*上の山吹は「低木」で、こちらは「草」です。)


「ウワミズザクラ」(上溝桜)

2021年04月11日 | 植物・花


「ウワミズザクラ」:バラ科サクラ属の落葉高木

約15cmの長さの花房に白い花をたくさん咲かせる。
北海道・本州・四国・九州の山野に自生する。
果実は長さ6~7cmの卵型で先は尖り
熟すと赤い色から黒色に変わる。
この実を焼酎に漬けると紅色の果実酒になるという。
色もきれいでとても美味しいらしい。
樹高は約20mで白い花に包まれていてよく目立つ。

*花言葉:「持続する愛情」

実はこの樹木はこれまで一度も見たことがなくて
「ウワミズザクラ」の名も聞いたことがなかった。

(**何の木かまったくわからず丁寧に写真を撮り
 帰宅後ウェブ検索でやっと見つけだしました。)





樹木の根本で花房に近づいてゆっくり眺めた。
透き通るような純白の小さな花が無数に咲いている。
房の付け根から先のほうへと順に咲いていくらしい。

小さな小さなつぼみもかわいらしい。
蜜が多いのか虫たちがたくさん飛び回っていた。






カメラ散歩のおかげでまた一つ新しい花を発見した。
自宅から遠くないので毎年忘れずに見に出かけたい。
サトザクラと同じくソメイヨシノが咲き終わる頃
この「上溝桜」は咲き始めるにちがいない。


「セイヨウシャクナゲ」(西洋石楠花)

2021年04月09日 | 植物・花



「西洋石楠花」:ツツジ科 ツツジ属の常緑花木
花期は4月~5月で樹高は50cm~5m
欧米で育成された園芸種を総称して呼ぶ名前。
花が大きく色鮮やかで5000種以上もの品種がある。


**日本国内に生育する原種のシャクナゲ**

シャクナゲの原種は高山植物で
高山の岩場などに自生する。
高山のシャクナゲは西洋石楠花ほど大きくなく
色合いもそれほど多種で鮮やかではない。

*「アズマシャクナゲ」:東北地方~中部地方の高山帯
*「ハクサンシャクナゲ」:北海道・本州・四国の高山帯





花は純白でつぼみが濃いピンクの西洋石楠花


「シャクナゲ」の花ことば: 「威厳」 「荘厳」
原産地: アジア
「石楠花」誕生花:4月26日 5月8日・15日






春の七草「ホトケノザ」

2021年04月06日 | 植物・花





「ホトケノザ(仏の座)」:別名サンガイグサ・ホトケノツヅレ
シソ科オドリコソウ属の野草で花期3~6月。草丈30㎝前後

セリ ナズナ ゴギョウ  ハコベラ ホトケノザ  スズナ スズシロ これぞ七草

春の七草を覚える「五七五七七」の名句が忘れられません。
「仏の座」は葉の形が仏様の台座のように見えることから。

春真っ盛りで、野辺を歩くとどこにでも群生している野草。
畑、田んぼのあぜ道、道端、川岸・・・いたるところに!

花はたしかに「オドリコソウ(踊り子草)」にそっくり。
実はこの花をそっとつまんで引き抜いて下の部分を吸うと
とても甘い蜜が出てきます。昆虫も群がっています。
子どもの頃に吸ったことはありませんか?

畑の中だとたしかに除草がやっかいな「雑草」ですが
よく見るととてもきれいで楽しい春の野草です。


「イカリソウ」(錨草・碇草)の花

2021年03月28日 | 植物・花
 



「イカリソウ」(錨草・碇草):メギ科イカリソウ属の山野草
原種は主に本州中部以北に分布し園芸種も品種が多い。
平地から亜高山帯の落葉広葉樹森の林床に自生する。
種によって草原や石垣などでも見られることもある。

 花の形が船の錨(碇)を思わせることから命名された。
草丈は30~50cmで開花期は4月~5月
 花の色は白・ピンク・赤紫・黄色など多彩。

   花言葉:「人生の出発」「あなたを離さない」「旅立ち」              3月13日、3月24日、4月8日、5月4日の誕生花







 夕映・多摩の源平・キバナイカリソウ・バイカイカリソウ
 ヒメイカリソウ・トキワイカリソウ・クモイイカリソウ等々
  原種と園芸種でとても覚えきれいないくらい数が多い。

(*3/25 DIC 川村記念美術館庭園にて撮影)


「アケビ(木通)」の花

2021年03月27日 | 植物・花



3/25 千葉市都市緑化植物園にて


気温の高い日が続き早くもアケビの花が咲いた。

「アケビ」(木通 通草):アケビ科アケビ属
 日本原産のつる性植物(雌雄同株で雌雄異花)

 雌花は大きく紅紫色で太い雌しべが特色。
 雄花は小さく白っぽい色合いで数が多い。

 開花時期は4~5月で果実は秋に収穫する。
 つる(蔓)は籠などの細工物に利用される。

秋になるとアケビの大きな紫色の実を探しながら
 愛犬と山あいを駆け回った子どもの頃が懐かしい。





アケビの花ことば:「才能」「唯一の恋」

「ジュウガツザクラ」(十月桜)

2021年03月26日 | 植物・花


3/23 DIC川村記念美術館庭園にて

「十月桜」: 別名「冬桜」「寒桜」
バラ科サクラ属の落葉小高木

十月から四月まで断続的に咲き続け
 時には一輪も咲いていない時期もある。
小柄な花とつぼみがかわいらしい。

花は白と淡い紅色で花弁は十~十五枚の八重咲。
江戸彼岸桜と豆桜の交配種「小彼岸桜」の園芸種で
江戸時代の後期から植栽され広く親しまれてきた。
園芸種のため山野に自生の樹木は存在しない。

花ことば: 神秘な心 寛容

毎年この桜を見るのを楽しみにしている。