久しぶりに神奈川県足柄下郡箱根町を訪れた。一時期火山性地震が頻発し噴火の恐れもあって観光客も激減したが、今はまた以前の賑わいがよみがえってきている。いたるところに観光名所があり時間はいくらあっても足りない。思い出をたどりながらいくつかの名所を巡った。
広大なススキの草原で知られる仙石原の近くに「曹洞宗龍琥山長安寺」という名の寺院がある。1356年創建の古刹で、五百羅漢や紅葉の名所としても知られている。もうかなり前のことだが、ススキの草原を撮影後この寺院に立ち寄り五百羅漢の石仏を見て回った記憶がよみがえった。
「羅漢」とは「阿羅漢」の略称で、釈迦の直弟子で施しや尊敬を受けるにふさわしい聖人の姿を表している。境内いたるところに親しみやすい喜怒哀楽様々な表情の五百羅漢像が見られて楽しい。深い緑の森に包まれた境内の羅漢像を撮影しながらゆっくりと時間を過ごした。 (2016/6/26 撮影)