きのこ ゼミ ブログ

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木材腐朽菌のはなし その1

2009年08月11日 | きのこ ゼミ 情報メール
「木材腐朽菌」というのは、木を腐らせる菌類(おもにきのこ)のことであり、
木に生えているきのことは違います。
どういうことかというと、木の成分、特に細胞壁を構成する物質(セルロース・
ヘミセルロース・リグニン)を分解して、栄養とできるきのこが木材腐朽菌とい
うことになります。
木に含まれる樹液を栄養とするものは、木材腐朽菌とはいいません。

木材腐朽菌は、分解の仕方によって、大きく2つに分けられています。
分解の仕方を腐朽型と呼ぶのですが、腐った材の色の違いから、白色腐朽と褐色
腐朽に分けられます。

白色腐朽は、白腐れとも呼ばれ、腐った木の色が元の木の色より薄くなっています。
褐色腐朽は、褐色腐れとも呼ばれ、こちらは腐った木の色が元の木の色より暗い
色調になっており、暗褐色に見えることからこう名付けられています。

こうした色の変化は、木の成分の変化に対応しています。

(以下は非公開。きのこ情報メールで配信済)

シイタケのゲノム解読

2009年08月11日 | きのこ ゼミ 情報メール
◆シイタケのゲノム解読 森林総研 品種改良、産地偽装防止に効果
  8月10日配信 産経新聞

 食材として広く親しまれているシイタケのゲノム(全遺伝情報)を森林総合研
究所(茨城県つくば市)が解読した。品種改良や産地偽装の防止などに役立つと
いう。栽培きのこのゲノム解読は初めて。19日から鳥取市で開かれる日本菌学
会で発表する。

詳しくはこちら↓。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090810-00000524-san-soci