◆「縄文スイートポーク」(『広報こうふ』4月号こぼれ話)◆
市民レポーターの村上由実です
皆さん、『広報こうふ』4月号「とびだせ!市民レポーター!」、ご覧になっていただけましたでしょうか
広報誌では、昨年10月に甲府市のふるさと納税返礼品に仲間入りをした「縄文スイートポーク」をご紹介しました。
今回のブログは、紙面でご紹介しきれなかった内容をお伝えしたいと思います!
取材で最初にお話を聞かせてくださったのは、現在の社長・千野豊仁さんの姉・恵美香さん
「宣伝部長」として縄文スイートポークを支えている恵美香さんは、幻の豚肉「縄文スイートポーク」の名付け親。
「生まれ育った中道地区にちなんだ“縄文”というキーワードは絶対に入れたかったんです。よく、縄文時代からいた豚だと勘違いされますが、そうではないですよ(笑)」
千野ファームのある地域は、日当たりや風通しが良く、養豚に向いている環境なんだとか。
先代の千野豊一さんが常々言っていた
「豚は空気で飼う」
という言葉。幼い頃は意味がわからなかった恵美香さんも、大人になった今ならそれが良くわかるそうです
千野ファームの1日は、親豚への餌やりから始まり、糞の掃除、種付け、生まれた赤ちゃんの牙切りやワクチン接種など、朝から大忙し
複数並ぶ豚舎では、それぞれ同時期に生まれた豚を飼育しています。
生まれて間もない子豚は、親豚と同じ豚舎に入ります。
別の豚舎に移動するときは、こんな感じ
こちらの豚舎には、間もなく旅立つ豚ちゃんがいました。
なんだか少し淋しそうな気も
生後約半年で出荷を迎える縄文スイートポーク。
最初からそのために育てている豚だと頭ではわかっているものの、大切に育てた豚の旅立ちはやっぱり淋しいと感じるそうです
▲写真は、豊仁さん、恵美香さんのお母様(豊一さんの奥様)
でも、だからこそ、大切に食べてくれるところに巣立ってほしいとおっしゃっていました
こちらが縄文スイートポークの生みの親、千野ファーム2代目社長の千野豊仁さん。
現在は自社での直売と県内一部スーパーで販売を行なっていますが、将来的には併設の豚肉専門店をやりたいのだとか。
「いずれは“世界進出”!文字化すれば叶う気がするから、ちゃんと書いておいてね(笑)」
冗談のようにも聞こえる一言でしたが、その表情からは本気を感じました
最後に「広報誌用に集合写真を!」とお願いして撮った写真がコチラ▼
これももちろんかっこよいのですが、サービス精神旺盛な千野ファームの皆さんは、こんなショットも撮らせてくれました。
密かに、豚ちゃんがカメラ目線なのがわかりますか(笑)
命をいただく大切さに向き合いながら、こだわりのオリジナル品種「縄文スイートポーク」を育てる千野ファームの皆さんは、魅力的な人ばかりでした。
こんな人たちが育てた豚肉なら、おいしくないはずがありません
ぜひ、多くの食卓に届きますように
■Go!Go!市民レポーターが行く
縄文文化が根付いた土地で育ったオリジナル品種「縄文スイートポーク」(2021年4月号)
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/daisuki/reporter/shimin/tobidase/202104.html
■甲府市ふるさと納税制度
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kikaku-somu/shise/kifu/oen.html
■千野ファーム