きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

小倉式焼うどん・正式版

2011-05-15 | 台所
久しぶりの台所ネタです。
日本という国では加熱用の肉なら大腸菌が付いていてもOKということなんでしょうか?

閑話休題、本題に参りましょう。

以前にも当ブログで焼きうどんをネタにしました(2010-12-20:小倉式焼きうどんカレー醤油仕立て)
前回はカレー醤油を使うという変化球でしたので、今回は直球です。

5年ほど前、北九州への出張の帰り、機内誌で焼きうどんが小倉の発祥というのを知りました。
次の北九州出張の際には発祥の店という「だるま堂」さんで食べてきました。

今回はだるま堂さんのもののコピーではありませんが、私なりの正式版として作りました。

写真1. 小倉式焼うどん

あえて正式版を名乗っているのは具材にさつま揚げを入れたからです。
「それだけ?」と言われれば「それだけ」です。
他には豚ばら肉、キャベツ、玉ねぎ。
麺は乾麺でないと「小倉式」は名乗れないと思ってます。
味付けはウスターソース。
皿に盛ってから削り節と青海苔を振りかけて完成です。

写真2. おまけ

2008年7月に撮影した北九州モノレールです。


蕎麦屋のカレーうどん・試作中

2011-01-18 | 台所
急にカレーうどんを作ってみたくなり、作ってみました。

うちで作るカレーうどんというと、カレー(ライス)の残りに市販の麺つゆを入れて・・・というお手軽カレーうどんでお茶を濁すことが常なのですが、今回はちょっと本格的なものに挑戦です。

年末大晦日の年越しそば用に作った「かえし」が余っていたのも今回の動機のひとつです。

だしは厚削りの混合削ぶし(さば、いわし、むろあじ)をじっくり煮出します。
そこに「かえし」を混ぜ、そば汁に仕上げます。
このままそばを食べてもおいしいです。

このそば汁は一旦冷ましておきます。

次いでカレー粉を用意します。
カレー粉と小麦粉を適量(笑)混ぜ、フライパンで炒めます。
炒める程度は良く分からないのですが、全体がさらっとしたかな、というところで止めました。

このカレー粉(+小麦粉)を冷ましたそば汁を50cc程度で溶いておきます。

残りのそば汁で鶏肉、玉ねぎの薄切り、しめじを煮たて、火が通ったところでカレー粉汁を混ぜ、程良いとろみがつくまで火を通します。

茹でたうどんをどんぶりに取り、カレーそば汁をかけて出来上がりです。


写真1. カレーうどん(試作品)

季節外れですが、茄子を素揚げしたものをのせてみました。

今回はカレー汁のとろみが少し足りなかったようです。
カレーの辛み・風味はちょうど良かったと思います。
次回は、もう少し小麦粉の量を増やした方が良いかな。

そんなわけで今回は材料の分量はここに書きません。

小倉式焼きうどんカレー醤油仕立て

2010-12-20 | 台所
今年の夏に和歌山に行った時に、お土産としてカレー醤油なるものを買ってきました。
買った理由は「面白そうだから」

写真1. カレー醤油(湯浅醤油有限会社)


ラベルには「カレーはもちろん、チャーハン、から揚げ、おひたしにもどうぞ。」と書かれているのですが・・・
使ってみたところ、これがなかなのクセモノでした。
かなり香りが強いんです。
カレーライスにかけて食べる以外に、いろいろチャレンジしてみましたが、相性の良い食べ方が見つかりません。
「おひたし」は遠慮したいです(笑)。

そしてふと思いついて焼きうどんに使ってみることにしました。

焼うどんというのは小倉が発祥だそうで、以前小倉に行った際に、焼うどん発祥の店でも食べました。
小倉式の特徴は乾麺を使うことです。
今回は小倉式ですから乾麺を茹でて使います。

豚肉、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、しめじ、かまぼこを軽い塩コショウで炒め、茹でたうどんを入れ、粉末のダシの素を加え、最後にカレー醤油で色づけ&香り付けです。
カレー醤油はくれぐれも入れ過ぎないように。
一人前で小さじ2杯くらいでしょうか。

写真2. 小倉式焼きうどんカレー醤油仕立て


これは想像していた以上に相性が良かった。
熱を加えたことで香りがマイルドになったことが良かったようです。

このカレー醤油ですが、カレーライスにかけみると何の違和感もありません。
カレーライス以外となると、焼うどんに使うのがおススメです。

ソースかつ丼

2010-09-11 | 台所
本日の昼食にソースかつ丼を作りました。

ソースかつ丼というと、キャベツの千切りにとんかつを乗せたものを連想するかと思います。
しかし、私が作るのは出し汁をソース味にして玉子でとじます。
ですから見た目は一般的なかつ丼を変わりません。
食べてみて「あら、びっくり」というわけです。

写真 見た目は一般的なかつ丼ですが


もっともびっくりさせることが目的ではありません。
ソース味で作ってみてもおいしいかな、と思ったのきっかけでした。

味付けにはウスターソースを使います。
出汁4分の3カップにソース大さじ1杯強といったところ。
過去に何度か作りましたが、ソースは入れ過ぎないのがポイントです。
出汁はダシの素で簡単に。

出汁に玉ねぎとカツを入れて適当に火を入れ、最後に玉子でとじればできあがりです。
ダシの素は魚介系で、カツを煮ることで動物系のダシも出て、巷のラーメンで流行の「ダブルスープ」です(笑)

まあ「B級」の域を出ないものですが、意外にも塩分は控えられます。
しょう油大さじ1杯には2.5g相当の塩分が入っているそうですが、ウスターソースでは1.4g相当だということです。
(手元のしょう油、ソースのラベルより)

私の場合は塩分よりもカロリーを控えなければならないのですが・・・。

「食べるラー油」を作ってみました

2010-08-22 | 台所
今話題のラー油を作ってみることにしました。
台所ネタの3連荘です。

たまたま桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が発売された直後にスーパーで見つけ、興味本位で買ってみて「意外にうまいじゃん」と思ってました。
かと言って使い道も餃子のタレに入れる程度しか思いつかず、我が家での消費ペースはゆっくりしたものでした。

1ビンを使い切り、次に買おうと思ったらブームになっているということで、もはや手に入らなくなっていました。
どうしても手に入れたいというものでもないので、「手に入るようになったらまた買えばいいや」というのが私とカミさんの共通のスタンスです。

そのカミさんがどこからかラー油のレシピを手に入れたようで、2度ほど手作りしました。
1度目は少々失敗、2度目はおいしくできました。

そこで私も挑戦してみようと思った次第です。

写真1. 材料1(にんにくスライス、フライドオニオン、山椒)

カミさんの第1号の失敗の一因は、にんにく、玉ねぎを生のものを使ったこ
とでした。
2号では、にんにくスライス、フライドオニオンともに市販のものを使用しました。
山椒は、今回初めて登場です。私のオリジナルということで。

写真2. 材料2(干しエビ)

中華材料として市販されている干しエビです。
この干しエビが食べるラー油の主役だと思います。

以上の材料を細かく刻んでおきます。

カミさんによれば、人によって具材にジャコやアーモンドスライスを使ったりすることもあるようです。
要するにお好みでなんでもあり、ということですね。

写真3. 材料3(白ゴマ、一味唐辛子)

唐辛子は日本の一味唐辛子と使いました。
韓国の唐辛子を使うとまろやかな辛さになるそうですが、そもそもラー油ってどこの調味料でしたっけ?

写真4. 油を熱します

ラー油と言うと胡麻油のイメージがありますが、今回のレシピでは胡麻油とサラダ油をブレンドして使用します。
胡麻油100%だと「食べる」にはしつこ過ぎるのかな、と思います。
鷹の爪、ネギ、ショウガを入れて油を熱します。

鷹の爪などは焦げる前に取り出し、さらに煙がうっすら出始める程度まで油を熱します。
それを、写真3状態のボウルに投入します。

その後、粗熱が取れたところで写真1~2の具材と調味料を混ぜます。

調味料は、コチュジャン、砂糖、しょう油です。
砂糖を加えるのはちょっと意外。

写真5. ほぼ完成

全ての具材を投入したところです。
金属製のボウルは熱くて持てません。
くれぐれもやけどに注意です。

写真6. ビン詰め

冷めたらビン詰めします。
そのまま1ヵ月程度は常温で保存可だということです(レシピに書かれていたメモによる)。

できたラー油をさっそく試食です。
これも我が家の定番朝食の温玉うどんに混ぜてみました。

辛さは山椒のスーっとした辛さが加わっていてほぼイメージしていた「やや辛」に仕上がりました。
油の辛さに対して、具材にはコチュジャンなどによる甘さを感じます。

写真7. 温玉うどんに入れて試食

温玉うどんは、温めたうどん玉に、温泉玉子、天かす、ネギを乗せてしょう油をかけるだけ、という超簡単メニュー。
味のアクセントにラー油が合いますよ。