依然、コンテナ製作が続いています。
パンケーキコンテナさんのコンテナは5個1セット。これまで4セットを購入しています。構想ではあと数セットを購入するつもりです。
最初の5個(C10形)はすでに完成していて、現在残る3セットの製作が進行中であります。
製作手順は先に記した通りですが、細かなところで改良(?)が加わっていますので、その点を中心に「仮まとめ」として報告いたします。
写真1. 第1ロット(C10形)[完成済み](再掲)
第1ロットはとりあえず完成していますが、レタリングの文字が薄いという問題を抱えたまま。
この問題は先に報告した通り解決した、と報告したところSatokawaさんからレタリングの依頼が舞い込みました。
ブツはC10形5個、C11形5個の計10個。
GW中の或る日、レタリング前の表面処理を済ませた10個のコンテナが拙宅に到着しました。
「表面処理まで済ませてあるのなら簡単さ」と鼻歌交じりにレタリング作業をしたのですが、インクがうまく乗ってくれません。ここで作業を一時中断。どうやら表面処理剤(つや消しクリア)にも相性があるようで・・・
当工場手持ちのクリアで再度表面処理を施したところうまくいきました。
問題は作業をしてしまったコンテナ3個分のパーツ。ふと思いついたのは「インクが乗っていないのだから拭き取っちゃえ」と。他人様のブツをいきなり作戦に投入するわけにいかないので、手持ちの先行品で実験したところうまく行ったので作戦決行。作戦名「アルコールポンポン」(笑)
綿棒にアルコールをしみ込ませてインクを拭き取っていくわけです。ちょっとしたノウハウもあるのですがそこは企業機密ということで・・・
写真2. 「アルコールポンポン」の前(右)と後(左)
アルコールポンポンしたものも薄っすら印字が残ってしまいますが、ほぼ同じ位置に印字するので問題ないはずです。
そして10個分のレタリングが終わり、納品も無事に完了しました。
写真3. コンテナ10個分のレタリング終了
結果としてやり直した3個のレタリングが一番シャープに仕上がったような・・・
他人様からのお預かり品とともに自分の分のレタリングも並行して進めました。
第2ロットはC11形5個。ですが、C11形は初登場なのでそのうち1個だけは試作品として先に着工していました(C11コンテナに浮気)。先の「アルコールポンポン」の実験もこの1個で実施しています。
こちらは先行の1個も含めて5個のレタリングが終了しました。
写真4. 第2ロット(C11形)[レタリング終了]
第2ロットの残る工程は箱組み、妻面扉のヒンジの接着し、表面コートのためにクリアを吹けば完成です(施錠ロッドと側面のヒンジは塗装前に接着しています)。
第2ロットを追う第3ロット(C10形×5個)については実験的に少し工程を追加しました。
一足先に仕上げまで完了しているSatokawa氏が「票差しに白札」を表現していたので私も、と急遽真似ることにしました。ただしその手順は異なります。Satokawa氏は塗装後に白インレタを貼って表現していましたが、私は白地をマスキングして「白ヌキ」で表現しようかと。
サーフェーサーはホワイトを選択し白地を作ります。そして票差し部をマスキング。
写真5. ホワイトサーフェーサーにマスキング
当初は、フォーク位置の目安の「▽印」部(上図の赤丸部)もマスキングしようとしたのですが、細か過ぎて断念しました。この「▽印」もレタリングの手法を応用して印字したものです。
とにもかくにも黄緑を吹き、マスキングを剥がしてみると・・・いいじゃないですか?
ということで第3ロットの現状はここまで。
写真6. 第3ロット(C10形)[塗装完了]
次工程で表面処理を施してレタリングですね。
あと第4ロット(C10形×5個)が仕掛かり中で、サフ吹き(グレー)まで終わったところです。
この先、ホワイトサフを吹いて第3ロットを追っていく形になります。
結局、連休中に20個を完成させることはできませんでしたが、レタリング前の表面処理の相性の件(?)やらレタリング失敗時のリカバリー方法とか、さらなるノウハウを蓄積することができました。
さらに個人的には塗装(スプレー)に苦手意識を持っていたのですが、ほぼ連日サフ吹きやらクリア吹きやら黄緑吹きを行っていましたので、徐々に苦手意識も薄らいできたような気がします。
とりあえずこれで仮報告を締めます。また新たなことがあれば報告しますね。