今回は、スイセンノウ(水仙翁)だ。南ヨーロッパ原産の草花。全体に白い綿毛が密生するのが特徴。日当たりの良い乾燥地を好み、道端で勝手に生えることもある。漢字では“酔仙翁”とも書くんだって。これは「赤い花をほろ酔いの仙人に見立てた」とも言われるんだってさ。
<2021年6月2日>
◇ ボクが目立つけど、後ろの赤い花がそうだよ。ちょっと、ズムアウトして全体を見てみよう。
◇ ここは、美咲が丘3丁目のとあるお宅。ここは、沢山の植物があるんだ。この構図、覚えているかな? そう、秋に、フウセントウワタ(風船唐綿)を紹介した構図だよ。(緑の葉がしげっている)風船唐綿の木もあるけどわかる?
フウセントウワタはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花ーフウセントウワタ(風船唐綿)-
◇ 赤い花が目立つね。
◇ 茎や葉は、白っぽい。白い綿毛が葉や茎を覆っているのが特徴。葉や茎の手触りが、“フランネル” という「起毛した布」に似ているので「フランネル草」の別名がある。確かにネルのシャツ、とかいうよね。ネルはフランネルの略称という。
◇ こんな花だよ。「赤い花をほろ酔いの仙人に見立てた」って言うけど………。ボク、分かんない! だって、仙人って知らないモン!
※ 仙人:山にはいって不老不死の術を得、神通力(じんずうりき)を持つとされる人。道教における理想の人間。
ちょっと勉強をしておこう。
【スイセンノウ(水仙翁)】
◇ ナデシコ科センノウ属の多年草。長雨や高温多湿で枯れるので短命な多年草と言える。なお、こぼれ種が発芽して親株に近い場所に新たな株を作るので、庭などでは完全に耐えることは少ない。
別名に「フランネル草」がある。
◇ 原産地:南ヨーロッパ。日本へは江戸末期に渡来。
◇ 草丈は50~70㎝
◇ 開花時期:夏(5~7月)
◇ 花は、枝の先端に5弁花が咲く。色は赤が多く、白いのもある。
【名前の由来】
◇ 水仙翁:漢字では“酔仙翁”とも。これは、「赤い花をほろ酔いの仙人に見立てた」とも言われる。なお、「仙翁」はこの植物の属名の和名
◇フランネル草:葉や茎の手触りが“フランネル”という織物に似ていることに由来。
この手触りがフランネルに似ている?
【フランネル】
◇ 柔らかく軽い毛織物のこと。略してネルともいう。
◇ 衣類、シーツと寝巻きに一般的に用いられる。
◇ フランネルは、現在ではウールと綿、ウールと合成繊維から作られる。
◇ イギリスのフランネルは平織りで毛羽が軽く、ドイツは綾織りで毛羽が多い。
◇ 実際に手触りの感触を確かめてみたいね
◇ 赤色の花が多いけど、白いのもある。
◇ 赤が「ほろ酔いの仙人」なら、白は? うーん、例えが出てこないなあ?
お終い
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