山口県長門市油谷(ゆや)津黄(つおう)「元乃隅(もとのすみ)稲成神社」は、昭和30年に、地域の綱元
であった岡村斉氏の枕元に白狐が現れ、「これまで漁をしてこられたのは誰のおかげか」と過去からの関わ
りを詳細に述べた後、「吾をこの地に鎮祭せよ」というお告げがあった。そこで島根県津和野町「太鼓谷稲
成神社」から分霊されたものを現地に鎮祭した。
稲荷神社は全国で四万社ほどあるが、「稲成」と書く神社は「太鼓谷稲成神社と元乃隅稲成神社」の二社の
みだそうだ。
昭和62年から10年間かけて奉納された123基の鳥居が、龍宮の潮吹側から100m以上にわたって並ぶ風景は
圧巻。参道出口に建つ大鳥居をよく見ると・・・なんと賽銭箱が頭上に!。見事、賽銭を投げあげると願い
が叶うと言われている。
PENTAX K-3 ”雅” + Pentax DA18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。