宮島管弦祭、御座船 2016。
御座船は、和船を三艘並べて一艘に船組をするが、昔は大きな船を一艘使った。この船には櫓が六丁あり自力で航行
していた。ところが、元禄十四年(1701)に御座船が地御前神社から宮島の長浜神社に帰る途中暴風雨に遭遇し、ま
さに転覆寸前。その時、風雨を避けて錨を降ろしていた阿賀村の「岡野喜右衛門」の鯛網船と九州からの帰路、嚴島
神社に参拝する江波村の「古川屋伝蔵」は勇気ある行動で御座船を救助した。それ以来、阿賀と江波の両村が御座船を
曳航して祭りが行われるようになった。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。