広島県世羅郡世羅町大字甲山、今高野山(いまこうやさん)龍華寺(りゅうげじ)は、鎌倉時代に紀州
高野山領大田荘の政所寺院として栄えた。その開基は弘法大師によると伝えられ、真言密教の霊場
らしい荘厳な佇まいである。国の重要文化財の木造十一面観音像をはじめ、大師堂・安樂院・結界石
など、この寺ゆかりの文化財が保存されている。春の桜、秋には紅葉が咲き誇り、多くの観光客で賑
わう。また、近くの古城山には山城風の古城山展望台があり、眼下に大田庄として栄えた世羅町の町
並みを見ることができる。 写真を撮ったのは11月21日くもりであった。
PENTAX K-5 ”雅” + Pentax DA18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。