瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~銀河旋風ブライガー~

2007年05月07日 22時01分46秒 | アニソン
――「『国際映画社』って知ってるかい?昔チープだが粋なアニメ作って暴れ回ってたって言うぜ!」(←バクシンガーOPナレーション風に)





(ブライガー♪)

「夜空の星が輝く陰で!!
悪の笑いがこだまする!!
星から星に泣く人の涙背負って宇宙の始末!!
銀河旋風ブライガー!!
お呼びとあらば、即参上…!!」

(ブライガー♪)――チュイーーン!!!

――ダカダカダカダカ…♪

――キュイン!!キュイン!!――キィーーーン…!!!

チャラッチャ~ン♪チャラッチャ~ン♪チャラッチャ~ンチャチャ♪チャッチャ~ン♪

チャラッチャ~ン♪チャラッチャ~ン♪チャラッチャ~ララ♪チャッチャ~~♪
                                 (ブライガー♪)

J9♪ J9♪ 情けぇ~無用♪

アステ~♪ ロイド~♪ ベルトのぉ~♪――チャッチャッチャッ♪

アウト~♪ ロ~もぉ~♪ 震え~出すぅ♪

コズモレンジャー・J9~♪(フ・フ・フ・フッ♪)

宇宙空間~♪ 突ぅっ走るのさぁ♪

ブライサンダー♪(チャーン♪) ブライサンダー♪(チャーン♪)

十万光年♪ 星の煌き♪

飛び交う~♪ ブライスターーー♪

広がるプラズマ♪

ウ♪(パァ♪) ウ♪(パァ♪) ウルフのぉマーク♪

あ♪(パァ♪) あ♪(パァ♪) あいつはぁ~~~♪(パパパパァ~♪)

ぎ・ん・が・旋風~~♪
(フ~~~~ウ~~~~♪)

ぎ・ん・が・旋~風~~~♪
(フ~~~ウ~~~ワワ~~~♪)

ブ~~ラ~~イ~~ガ~~~~~~♪

――キシィーン!!――キシィーン!!――キシィーン!!

ペレレレレレェ~~♪

ペェ~レレレレレペェレレレペェレ~~~~♪

ペェ~レレペレレレペェ~~~~ペレレレ♪

ブライガー♪――ドゥッドゥッドゥッ♪

ブライガー♪――ピキーーーーン…!!!




1981年10/6~1982年6/25迄、TV東京他一部放送局で放映されてたTVアニメ。
制作は国際映画社…今は業績不振により、アニメ制作から撤退した会社です。

OPタイトルは『銀河旋風ブライガー』、作詞&作曲はタイムボカンシリーズ主題歌で有名な山本正之氏、編曲は高田弘氏、歌ってるのはたいらいさお氏。
このOPもアニメファンの間で伝説として語り継がれてる程素晴しい出来。
金田伊功氏のアクション激しい映像、山本節の効いた粋な歌詞&曲…はっきり言って今の時代に流しても全く見劣りしないと思う。(てゆーかアクション面で比較するなら勝ってる)
何より冒頭の必殺仕事人風ナレーションが絶妙。


西暦2111年――人類は華やかな宇宙開拓時代を迎えていた。

しかしその陰で惑星開発利権や腐敗した権力と結びついた巨大な犯罪組織が台頭。

『コネクション』と総称されるこれら犯罪組織を前に、力弱き人々はただ蹂躙されるままで居るしかなかった。

そんな退廃した時代の真っ只中、隕石群『アステロイドベルト』の歓楽街、ウエストJ区9番地に、『かみそりアイザック』、『ブラスターキッド』、『飛ばし屋ボゥイー』、『エンジェルお町』等若者4人が集結――宇宙の始末屋『コズモレンジャーJ9』を結成する。

J9は巨大ロボット『ブライガー』を駆り、多額の報酬と引き換えに、のさばる悪を闇から闇へと葬り去って行くのだった――


…以上、ほぼウィキペディアに載ってた粗筋通りに。(汗)
時間が合わなくて、2~3話位しか観た覚え無いんですよ…観たかったんですけどね。

解り易い例えするなら、「ロボットアニメ版必殺仕事人」じゃねーかなと。
切れ者だけど曲者共が寄り集まって、報酬貰う代わりに悪の始末を引受ける。
ストレートに正義の味方してない点が当時の若者に受けまして、あまし放映時間と局に恵まれてなかった割には現在でもアニメファンからの知名度が高い。
主人公はブラスター・キッドこと『木戸丈太郎』、かつて軍隊でエーススナイパーだった程の射撃技を持つ青年。
他、ナイフ投げの名手でチームの紅一点『マチコ・ヴァレンシア』に、凄腕レーサーの『スティーブン・ボゥイー』に、クールな切れ者リーダー『アイザック・ゴドノフ』…主人公以外も非常に魅力的なキャラばかりで、むしろロボットよりキャラ人気のが際立ってましたね~。

キャラの絵が見事に『ルパン』してるんですよ!(笑)
キッドはルパン顔だし、お町なんてモロ不二子ちゃん。
これはキャラデザ担当した(故)小松原一男氏(←ハーロック等で有名な方)によると、わざと意識しての事だったそうな。
「最も粋と称されていたアニメ『ルパン』の様に、お洒落で若者受けする作品にしたい」とのスタッフの意気込みが伺えるエピソードじゃないかと。
或る意味『カウボーイビバップ(1998年放映)』の御先祖様に当るような気がする。


ロボット設定自体は、何と言うかゲッターロボ並に無茶苦茶な理論で巨大化したりして、良くも悪くも「面白けりゃ良いのよ」的ノリなB級娯楽作に感じられた。(笑)
この後タイムボカン宜しくシリーズ化して、ロボット版新撰組『銀河烈風バクシンガー』、80日間世界一周をモチーフにして制作したらしい『銀河疾風サスライガー』と続いてった。
ただ会社の経営が次第に悪化してった煽りを食らって、後のシリーズになればなる程作画の出来が悪くなってくのが哀しい。
どれも設定悪くない…設定だけ貰って今の時代にリメイクしても受けそうな気がするんですが。


この作品だけでなく国際映画社のアニメは、どれも「設定は面白いんだけどね…」と感じられるモノが実に多い。
それ故か、正直どれも傑作とは言い難い作品ばかりな割に、今でもファンが多く付いてるんですよ。
『アクロバンチ』も話はアレだけど、「伝説の秘宝求め、巨大ロボット内に居住し、古代遺跡を尋ねて彷徨う一家の話」っつうアイディアは、非常に面白く感じられるもんな~。


個人的に『亜空大作戦スラングル(1983年放映…ロボット版スパイ大作戦って感じの作品だった)』の前半が好きでファンでした。
てゆーかチームの紅一点『セクシィ』が好きでした。
度胸の良い脱ぎっぷりが最高だった。
ムサイ男ばかりの中で、スケスケネグリジェ姿を披露したりと、兎に角無邪気によく脱いだ。(声はラムちゃん役の平野文氏が担当していた…計算づくだな、スタッフめ!)
負傷してチーム離脱した際は悲しかった…つか同じ声優さん使うなら、キャラまんまでも良いじゃねーかと思った。(交替して入ったキャラの声も、同じ平野文氏だったんよ)
何なんだ!?あんまり脱いでばかり居るから、PTAから抗議でも来たのか!?
…と怒って観るのを止めた訳だ……まぁそれだけでなく、後半はかなり作画が乱れて、正直観るの辛かったからねぇ。(前半も偶にしか作画の良い回無かったけどさ)
しかし自分…昔から「度胸の良い脱ぎっぷりを魅せる娘」に弱いなぁ。(苦笑)


後『ずっこけナイト ドンデラマンチャ(1980年、葦プロとの共同制作品)』が好きでした。
名作『ドン・キホーテ』を元にしたギャグアニメなんすが…

――主人公「ドンキホーテ・デ・ラマンチャ」は、最愛の姫「ドルシネア」を生涯守り抜こうと誓いを立てる騎士。

しかしその「ドルシネア」は、日々悪事を企む腹黒王様の娘だったのだ。

美しい容貌(ナイスバディ)に似合わず、口八丁で主人公をこき使い、父親の為に悪事を働かせようとするドルシネア。

とは言え根っから「ずっこけな性分」が災いっつか幸いし、結果として姫の悪巧みをしくじらせ、毎度の如く人助けしてしまう主人公であった――


……この最高に「ままならない」展開が好きでした。(笑)

再放送マジお願いしたい。
「ドンデラマンチャ♪ ドンデラマンチャ♪ ドンデラマンチャ♪ ドン♪ ドン♪」という、たわけたOPも忘れ難いです。
(サンプルとしてちょびっとだけ此処で聴けます→http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1985000)


国際映画社がアニメを制作してたのは1979年~1985年迄の約6年間のみ…非常に短命な会社だったと言えましょう。


「傑作や名作は作ってなかったけど、味の有る作品を残してる」っつう、今は無きアニメ制作会社さんは他にも有ります。(『ナック』とか…いや制作から撤退しただけで、会社自体は未だ在りますが)
残された作品は殆ど再放送される事も無く、ビデオも販売されずに、ただ忘れられるままに任せてる。

……つくづく勿体無い話だよなぁと思うのだが。

本当は自分もそういう作品こそ紹介したいんだけどね…マイナー作品だと資料少な過ぎて書けないんですよ…。(哀)




参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&月刊『OUT』。




…以前話したように、今回でアニソン話は一旦お休み。
再開は9/2~で…『うる星やつら』から始める事になる。

9/2~10/10は『うる星祭』と題して、『うる星』ばっか採り上げる予定ですんで。(笑)




【私信】

かるらさん…ええ、まんま『にゃんこの目』のアダルトバージョンかと。
       自分の書く物は調子を少し変えてるだけで、中味は皆同じのワンパターンな気がしますです。(苦笑)
       こちらこそお言葉有難う御座いましたv
コメント (2)
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