瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋那須美味街道8

2008年10月17日 21時29分01秒 | 旅の覚書
終りたい♪ 終れない♪ 気持ち裏腹♪
そういや明菜ちゃん、今どうしてるんでしょう?
ふと浮かんだ疑問はさて置き、前回の続きです。




・9/29、いよいよ最終日。

体が疲れてた割に、普段と同じ6時半に目覚める。
実はあまりの寒さに喘息の発作が出てしまったという…。
急に気候が変化すると起こし易いんですよ。
幸い軽い発作で、喉がヒューヒュー鳴る位だった為、上手い事宥められたけど。
季節の変り目になると咳が出る人は、喘息の気が有るかもしれない。
普段住んでる地域より気温が低い場所に出掛ける時は、予め咳止めを用意しておいた方が良いでしょう。

起きちゃうと暇なんで、昨日同様朝風呂に入りに行く。
したら丁度朝風呂の支度を終えた宿の人と鉢合わせ。
寝起きで髪ボサボサ、ヨレヨレの浴衣姿だったもんで、かなり恥ずかしかった…。

風呂から出た後、残ってた牛乳を出して、1杯飲む。
昨日部屋に用意されてたリンゴチョコをおつまみに。(↑)
ドライ加工したリンゴをチョコで包んだお菓子。
これも牧場の売店で販売してます。
早朝売店では朝摘みの野菜、産み立ての卵等も売ってる。
近所の別荘族御用達に違いない。
自分も家が近ければ買いたかったけど…今日もこれから遊ぶ予定入れてたし、卵抱えて帰るのは流石に無理。(汗)

片付けを終えてホッと一息、立派な二重梁の天井を呆けっと見上げてた所、友人がのっそりと起上がって来た。
こいつにしては珍しく寝覚めが良い。
私が牛乳を飲んでるのを見て、自分にもくれと言って来る。
注いでやった所で、昨日朝食で出された牛乳は、全て空になったのでした。
無駄にならなくて良かった良かった。


8:15、朝食の時間になった為、揃って食堂へ下りる。



↑席は言うまでもなく暖炉の傍。
何時もにも増してバチバチバチバチ、派手に燃え盛ってて慄いた。


店「済みません、ちょっと薪くべ過ぎたみたいで…(汗)」


一段と寒い朝だったんで、サービスしてくれたらしい。(笑)
脇に積んであった薪が、来た時の半分以下まで、少なくなってました。
きっと私らが去った次の日、新たに薪を割って、こさえたんではないかと。


さて朝食です。
昨日の朝食と同じ様で、少し変えてあった点に、好感が持てました。

美味しい料理は何度でも食べたい。
かと言って全く同じじゃつまんない。

そんな客の我侭に応える、ナイスな朝ご飯だったと思う。


先ずは昨日と同じく900ml瓶の牛乳が登場。
2人目覚めの乾杯と行きました。



↑続いて朝摘み新鮮野菜で作ったシーザーサラダ。
カリカリの生ハム・クルトン・カッテージチーズを散らし、酸っぱいホワイトドレッシングをかけてあります。



↑スープは南瓜とコーンのクリームポタージュ。
昨日の朝のスープと比べて、微妙に緑がかっているのは、南瓜の皮の色のせいかも。
仄かな甘味が美味しかったです。



↑そしてパンは昨日と同じくミルクパン、デニッシュパン、ロシア黒パンが、籠に盛って出されたけれど、ビーツパンは無く、代わって胡桃パンが登場。
大粒の胡桃が沢山入った、とても香ばしいパンです。
本日のジャムはイチゴ味、新登場同士って事で、塗って食べました。
尚、ミルクジャム&バターは、引き続き食卓に用意されており、友人が喜んどったです。

「メインの卵料理はオムレツにしますか?目玉焼きにしますか?」と訊かれ、友人は昨日と同じくオムレツを。



↑私は目玉焼きを選びました。
器に入れて焼いた卵は熱々。
2つの目玉の上にはベーコン、それからコショウが振ってある。
更にケチャップソースをかけて食べました。
付け合せのミートソース和えは、ビッグなサヤエンドウに変っていた。



↑デザートも昨日と同じヨーグルトだったけど、上にかけてあるジャムはブルーベリーに変えられてた。



↑今朝のお客は私らだけって事で、食後の珈琲はテーブルサービス。



↑流石に今日帰るとなると、牛乳は残すしかなく…せめて珈琲に入れて飲もうと注ぐ。
此処の珈琲は味が濃いんで、丁度良く感じられました。


ところで食堂の一角にはワインコーナーが有り、ミニグラス1杯百円で自由に飲める。
代金は昔からコーナーに置かれた樽の中に入れるシステム。
美味しいワインなんで、見かけた際には呑んでみよう。
…けどお金入れるの忘れないでね。(私は1度忘れそうになった事が有る)(笑)


食べ終わって部屋に戻る際、レジに寄ってって宿泊費の精算を済ませた。
此処の宿は未だにニコニコ現金払いなのですよ。

それから荷物を売店で送って、チェックアウトの10時少し前に出発。
名残惜しくも宿に別れを告げました。


初日同様一軒茶屋まで徒歩の旅。
荷物を送らなかった友人は、見ていてかなり辛そうだった。
何せミルクジャムにバターに蜂蜜大瓶に甘酒2缶と、買った土産が全て瓶缶だもん。(笑)
特に蜂蜜大瓶が致命的に重いと喘いどった。
意地を張らずに送りゃー良かったのに…。

一軒茶屋迄は徒歩約15分の山道。
上ったり下りたり…15分と言えどもかなりハード。
多分1kmは有ると見た。
けど仕方ないの、だって那須塩原方面へ行くバスが無いんだもの。


・一軒茶屋~南ヶ丘牧場迄の距離…約1km、往復だと約2km
・一軒茶屋~みちのく別館迄の距離…約1.5km、往復だと約3km
・南ヶ丘牧場~アンティーズ迄の距離…約2km、往復だと約4km

・〆て約9km……よく歩いたな~~~。(汗)

遊ぶのにも体力が必要…或る意味仕事以上に。
旅の終わり間際にそんな事を考えたのでした。


10:30、一軒茶屋~バスに乗り、那須塩原へ向う。
車内は満員、辛うじて座れたほど。
しかしその多くは途中の黒磯で降りて行きました。

黒磯は那須塩原駅に新幹線が通る前迄、那須への玄関口を担ってた主要駅。
新幹線が開通して以来、過疎化する一方なのですが、今も老舗の名店が残る、見逃せない地域です。

その内の1軒が温泉饅頭の『明治屋』。
那須で温泉饅頭を買うなら、此処が絶対オススメ。
饅頭の味だけで比較すると、紹介した扇屋さんのよりも味が上だと、個人的には思ってる。(扇屋さんの饅頭も充分美味しくて好きだけど)
餡といい、皮といい、絶品。
甘党じゃなくても食べ易い甘さでしょう。
問題は賞味期限なのだが…3日位しかもたなかったと記憶している。
店が建ってるのは駅前の大通り右側、店先から立ち昇る湯気で判るかと。
如何にも昔風の和菓子屋なんですが、奥ではびっくりケーキも売ってたり。
店では蒸かし立ての饅頭が食べられ、お茶をサービスして貰えます。
那須塩原駅の売店に卸してもいるんで、どうしても黒磯寄れないっつう方は、そっちで買う手も有る。
んでも蒸かし立てを買う訳にはいきませんが…。
明治屋について、こちらで記事上げてました。(→http://www.nas.ne.jp/nasdb/meiziya/index.shtml)

11:20、那須塩原駅着。
此処から『那須ガーデンアウトレット』への無料送迎バスに乗って行くというのが、本日の予定。
しかしバスが出るまで後30分有るっつう事で、2階に上ってロッカーに荷物預けたり(友人のみ)、売店で土産見たり、トイレに寄ったりして時間を潰しました。
ちなみにトイレは1階に在ります。
2階にも在るんだけど、改札越えて向うなもんで。
売店コーナーでは、件の明治屋の饅頭を売ってただけでなく、扇屋さんも出張販売してました。

11:50、無料バスに乗って『那須ガーデンアウトレット』へ。
バス乗場は駅西口正面、アウトレットのマークが付いてるんで、多分直ぐに判るでしょう。
平日で天気悪かった割には、向う客が多かったです。
バス車内にはアウトレットの案内パンフが置いてありました。
手に取って読んでると、窓にポツポツ当る水滴が…。

どうやら雨が降って来たらしく。
或る意味ナイスタイミングである。




【続】
コメント
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