瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

幾千の海と幾万の薔薇21

2011年09月17日 20時23分20秒 | ハウステンボス初夏の旅行記
「農水省実験でヒマワリ除線効果無」――土壌汚染の除去実験を行っていた農林水産省は14日、放射性セシウムを吸収するとされていたヒマワリには「ほとんど効果がない」との実験結果を発表した。(今週木曜読売新聞朝刊より)
…記事から「ちっ、使えねぇなぁ!誰だよ!?ヒマワリが効くなんてデマ流しやがったのは!?」なんて本音が透けてるようで苦笑してしまった。
生き物だから、人間にとって都合良く、さながら強力掃除機の様に、あっという間にぐんぐん吸込んだりなんて、そりゃしないだろよと。
実験の結果、最も効果有だったのは「表土の削り取り」だそうで、そりゃごもっともと納得、しかし削った土は何処へ運ぶ積りか?
2000分の1の吸収率…一度汚染された土を元に戻すには、途方も無い時間が必要なのだなと痛切する。
一方、暫定規制値56倍超の放射性セシウムが検出されたってキノコの件を聞き、じゃあキノコの胞子を撒いたらどうか?なんて考えてしまったり。
腐海のイメージが頭に浮かんでしまったんだが(汗)…リアルナウシカワールド、取り込んだ毒を吐き出す黴は実際に有ると、以前NHK辺りの番組で紹介してたように記憶している。
それでも、どんなに汚染されようとも、我々は逃げる事などできない。

「土から離れては生きていけないのよ!!」

「ラピュタ」のヒロイン、シータの叫びが心に重く響く、今日この頃です。

…のっけから欝になる話して御免(汗)、こっからは明るく前回の続きで御座います。



ビワのフランベも食べて心残りはもう無く…いや有るけど、次回に回すって事でそろそろ帰国へと気持ちを持ってく。
が、まだ1時間以上の余裕が有るし、空は清々しいブルー。
帰る日が1番天気に恵まれるというのも何だか悔しい、雨に降られなかったのは幸運だったが。

とまぁそんなわけで最後に、もう1度サニー号に乗る事にした。

    

金曜16時の便は今迄乗った中で最も混んでいた。
家族、カップル、学生、まんべんない客層、やはり金土日と旅行で来る人が多いのだなと。
出港する迄は船内を見学し、クルーズ中は甲板に上って、景色を堪能する人が多かったです。
既に2度乗船し撮影済ましてたんで、3度目は殆どアクアリウムバーで避暑してました。
船内は冷房効いてて涼しいんだ~、カフェでも有ったら尚良いのにと思た。

                   

                   ↑やはりサニー号には青空が似合う。
                    最後の日でも晴れてくれて良かった!

このサウザンド・サニー号クルーズ(キャラが2年後バージョンに変ってる!)、2011年秋現在の公式発表によると、2012年3/31迄延長だそうな。(2/1~2/14はメンテナンスの為運休予定)
――やっぱりな!(笑)
それ以降も多分延長すると読んでる、造ったからには飽きられる迄運航させるだろう。
観光丸が3年レンタル予定なら、その間はサニー号頼みの積りじゃね?
つうかちゃんと帰って来てくれよ観光丸(汗)、長い目で見てあれはハウステンボスの貴重な財産なのだから。

    

コースは観光丸と一緒、大村湾を1周して帰る。

    

360度陸地を望める波静かな大村湾は、クルーズするのに格好の海。
海上から観るハウステンボスの街が浪漫をかき立てます。

                   

                   ↑通称くじら島に近付いた所で船はUターン、港への帰路につきます。
                    ワンピースファンなら「ラブーン」を思い出すに違いない。

    

約20分のクルーズを終え、港に降りた客を出迎える、可愛くも謎の大道芸人(?)さん。
吹流しみたいな物を両手に持って回してたけど、一体何なのでしょうねあれは??
写真撮影良いですか?と訊いたら、喜んで応じて下さった。(その時に持ってるのは何か訊けば良かった)
殆どのお客さん達は園内を廻る事に夢中だったのか素通りしてっていかれてな…。(港に残ったお客さんはサニー号の撮影に夢中だったし)
出迎えてくれた際には笑顔で記念撮影を頼もう!

                   

                   ↑が3度のクルーズ等で貰った乗船券、シール、カード。
                    ブルックさんのカードは2枚貰った。
                    3度も乗船してナミさんに1枚も当らないというのは…
                    ナミ運持ってないらしい。(涙)

    

帰りの高速船が近付いたのでマリンターミナルへ。
予約時間を告げて乗船券を購入(後払いなので)、かつての入場ゲートの方へ行ったら、トイレが利用できるようになってて驚いた。
ターミナル内に入場ゲートが有った頃は、入国客を乗せる高速船が時間終了した所で扉封鎖、仕切りも立ててゲート側に入れなくしてたんですよ。
だから入場ゲート側に有るトイレは昼過ぎると利用できず、出国時は面倒ながら外のトイレに寄ってたという。
最初から出国側にも入国側にもトイレ造っとけば良かったのに~と散々ここで文句言ってたっけ。(笑)
港町がフリーゾーンになった事で、マリンターミナルもフリーゾーン化、思わぬ便利が生じましたな。(笑)

    

↑乗船約5分前になると、出国桟橋への扉が開いて、船まで案内される。
桟橋脇にはワンピースキャラの海賊旗が点々と貼ってあった。
高速船を利用する客はサニー号に出迎えられ、サニー号に見送られる。
すっかりワンピ村してるスパーケンブルグ、数年後には英語村?

    

↑デッキから高速船に乗込む瞬間が何時も切ない。
こんなに離れ難いと思える場所は、自分にとってハウステンボス以上に無いなぁ。
何度も行ってるから第二の故郷化してるのですよ。
海が綺麗で建物も綺麗で御飯は美味しくて適度に田舎で癒されるからね。
ここ数年の間にどんどん変化してってるけど、運河が流れる煉瓦の街並みが保たれてる内は、好きで通い続ける事だろう。

遠ざかる灯台に募る寂しさ、くじら島を過ぎると船は加速する。
その名の通り高速船、結構な振動だが、酔う事はあまり無い…と思うよ、乗り物酔いする自分が平気な位だから。
夏至近い頃だった為、17時を過ぎても陽が眩しく、左側の席に座った。
冬なら右側の席に座ってる、夕焼け空が綺麗だから。
約45分間波に揺られてると眠くなる、単調な振動だからマジでうとうとするんよ。
起きたら窓の外から飛立つ飛行機が見えた。

                   

                   ↑海に伸びた赤い鉄橋…ではないんだけど(何だろね?)、
                    これが見えたら長崎空港は近いです。
                    高速船はノンストップで空港まで行ってくれて楽。
                    波が高い時は運休してしまうのが困りものだけど。

    

長崎空港2階土産売場で「ひよ子のピィナンシェ」を買ってった。
福岡名菓ひよ子饅頭で知られる、ひよ子本舗吉野堂作、ひよこ型の焼き菓子。

                   

                   ↑個人的に平面ひよこって呼んでます。

ミルク風味で美味しいと思うんだけど、母からは割と不評だった。
「ひよこは立体的だからこそ可愛く美味しい」んだそうな…そっすか。(笑)
東京でも盛んに販売してるもんで、東京土産と勘違いされがちだけど、正しくは福岡土産のひよ子饅頭。
地元九州ではひよこ型したサブレーも売ってる。
てか福岡って何気に美味い菓子多いよ。
長崎の菓子も美味しいと思うけど、70%はカステラで占められており、種類の数では福岡に負けてる気がする。
好きだけどね、カステラ。

    

↑で、こちらは長崎名菓の「茂木ビワゼリー」、ゼリーの中にはビワが丸ごと入ってる。
こちらも全国的に有名なんで知ってる人は多いだろう。
亡くなった父が好きだったからと、母に頼まれて買って来たのです。
以前はハウステンボスでも売ってたんだが…何時の間にか見なくなっちゃった。

長崎空港2階土産売場にはハウステンボスコーナーも有。
タンテ・アニーのチーズケーキ等、有名どころが揃っているんで買い忘れた時は便利です。
買い忘れてなくても何故か毎回寄る、そういう人は自分以外にも居る筈だ。

帰りの飛行機は満席だったけど(東京行だから)、中央3人席の内通路側だった人が、前列席に座ってくれたおかげで、私は楽々通路側に移動する事ができた。
満席の筈なのに前列席が空いてた理由は、キャンセルか?はたまた乗り遅れか?
19時半に漸く日没、窓から観える茜空が綺麗だった。
途中シートベルトサインが点灯し、急降下感を味わったが(ガクンと来たよ…)、それ以外は難無く快適な空旅でした。
また逢う日まで、ハウステンボス、次回は来年初夏頃(を目指そう)。



【終】

21章目にして終了(汗)…毎度お付き合い下さり有難う御座いました!
次の3日連休には目次に纏めようと考えてます。

初夏は過ぎ、真夏も過ぎて、季節は秋。(汗)
ハウステンボスでは芸術の秋が始まってます。
公式ブログで紹介されてたパレスのフラワーバイキングに地味注目。
期間過ぎてもキューケンホフ辺りで行えば、呼び物になりそうに思わなくもない。
コメント (2)
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